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2017年 5月6日

「弱点を克服しよう」5/6(土)
「ナンバー」4/27 925
≪金メダル量産への指導哲学≫
女子レスリングコーチ 栄 和人
~嫌われる勇気~より転載

伊調だろうが、吉田だろうが
ダメなものはダメと言います。

「僕は選手たちに『己を知ることが大事だ』と言います。
己を知らなければ、調子に乗ったり、すぐ有頂天にな
ってしまう。

相手がこちらの弱点を研究しているのに、自分が弱
点を知っていなければ、戦えませんよね。

『短所を直す必要はない。長所を伸ばせば、弱点な
んて隠れるんだ』と言う指導者もいるけど、それでは
絶対にダメなんです。

スタミナやパワーという基本が出来ていないのに、
技ばかり覚えても、パワーもスタミナも技もある選手
には勝てない。

短所や弱点とも、癖です。長年、染みついたもの
だから、なかなか直らない。それをそのままにしてお
くと、大事なところで、必ず悪い癖が出る。逆に、苦労
して癖を直した選手は確実に進歩します。、

もちろん、選手を褒める方が楽ですけどね。でも、短
所を指摘し続けるしつこさがない人に、選手を育てる
のはムリですよ」

(中略)

物事には基本があって、人としての基本からブレちゃ
いけない。きちんと挨拶、連絡、報告、整理整頓がで
きるか。そして自分の考えを述べられるか。

そういう基本が出来ていない人は、優柔不断で時間
や約束も守れずだらしがない。当然レスリングも強く
ならない。も
ちろん育ったきた環境がそれぞれ違うから、最初はで
きない子もいる。だからこそ僕らは粘り強く、レスリング
や共同生活を通して育てなくてはならない。」転載終了



この通りです。
現在NCでやっている経営哲学とまったく一緒です。

よく「褒めて育てる」とか、「プラス思考」とか、「前向き
に」と言いますが、花火みたいに口先で終わります。
根本の改善には自分の癖の強さの認識と行動による
浄化と、感謝の行動の蓄積が必須なのです。

とにかく「己を知った上での改善行動と感謝」が自分自
身にないとまったく意味をなしません。

どんなセミナーや勉強会に行こうが、他の人に刺激を
受けて一時的にやる気になろうが、自分の家に戻れば
同じです。元の木阿弥です。


自分が持つ悪しき癖は、自分自身でしか絶対に認識し
浄化できないのがポイントです。どんなに私たちが厳し
く指導しようが、本人に浄化しようとする勇気ある行動
がないと全くムリなのです。
生きているのは、自分自身だからです。


今日の早朝のミィーテングでは、潤聖の5年間の経過
を通して、心が苦しい時に、彼は何を選択し、どう生き
てきたのか?また、私は彼をどう厳しく指導してきたのか
を、みんなの前で話しました。

その話を聞いていた嶋田くんは、最初から最後まで涙
でボロボロでした。彼自身とても感じるものがあったの
でしょう。


とにかく自分の弱点を克服し、心の芯が強くなって、自
分自身を納得させましょう。本気で生きるってそういうこ
とだし、これが人生の本当の目的なのです。


とにかく理屈はいいから、気合でチャレンジです!

17:58, Saturday, May 06, 2017 ¦