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2014年 6月

vol. 4754
「もう…ダメだ」が運を悪くする 「まだ…やれる」が運を開く」  (2014/6/30 [Mon])
「もう三十歳……。もう先が見えてきたなあ」
とクヨクヨしている人もいれば、
「まだ三十歳。さあ、これからだ!」
とワクワクしている人がいます。


自分の人生を元気よく切り開いていけるのは、
「もう」の人より「まだ」の人です。
「もう」の人も、「まだ」の人も年齢に関係ありません。


「もう」の人は、二十代であっても、
「もう二十八歳……。あ〜あ、若い人がうらやましい」
と言っています。「まだ」の人は、六十代になっても
「まだ六十八歳……。人生は後半からがおもしろい!」と言っています。


自分の人生を楽しく切り開いていけるのは、
いくつになっても「まだ」の人です。



「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4753
「言葉には現実を変えるパワーがある 肯定的な言葉が運を開く」  (2014/6/29 [Sun])
言葉には、現実を変えるパワーがあります。
朝の支度の遅い子供に、「グズだね」「ダメな子だね」
と繰り返して言っていると、
子どもは自分が「ダメでグズ」だと思い込み、
その行動を繰り返します。


「早くなったね」「自分でできるようになったね」
と繰り返して言っていると、子どもは自信を持ち、
もっとすばやく、自分でできるようになります。


肯定的な子駑馬を使っていると、
まわりの人を変えることができるのです。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋


vol. 4752
「すぐ近くに喜びは隠れている 小さな平凡なことのなかに喜びがある」  (2014/6/28 [Sat])
喜びはどこか遠くにあるのではありません。
喜びはすぐ近くにあって、隠れんぼをしています。


日常生活の当たり前のなかにひそんでいます。
朝起きたら、当たり前のように日の光がさしてきました。
そして、いつものように当たり前のような一日が始まります。


でも、本当はいつもと違う新しい一日です。
今日も新しい喜びが隠れています。
小さな平凡の中に、ひっそりと隠れています。
自分の一日に喜びを見つける主人公は、あなた自身です。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋


vol. 4751
「だれだって感謝されたらうれしい 天使だって感謝されたい」  (2014/6/27 [Fri])
天使に感謝する人はめったにいません。
天使は感謝されなくてもあなたを助けてくれます。
でも、感謝されると、もっとやる気になって助けてくれます。
寝る前に天使を思い出して感謝しましょう。


今日は何もない平凡な日だった、
ですって?何も悪いことが起こらなかったのは、
天使のおかげでもあるのです。


あなたが今日も無事に寝床につくことができたのは、
たくさんの人のおかげなのです。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4750
「運がいい人は お願いする前に もうすでに 感謝をしている]  (2014/6/26 [Thu])
まわりの人に、「ありがとうございます」と、
いつも感謝している人には、ありがたいことが次々とおこります。


お願いをする前から、不思議といいことが起きます。
「ありがとう」の分だけ、いいことが起きるのです。

「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4749
「あいさつをすると いいことが起こる ニコニコすると ハッピーが始まる」  (2014/6/25 [Wed])
車の長い長い渋滞で待っているときに、
イライラする代わりに、
その人はとなりの車の人にあいさつをしました。


「おはようございます。いいお天気ですね」すると、
となりの人はニコニコしながら言いました。
「おはようございます。あなた、いつも見かける方ですね」


それから、二人の大切な大切なストーリーが始まりました。
長い長い渋滞のおかげで……。

「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4748
「三本の矢は一本より強い 仲間がいればひとりよりずっと強い」  (2014/6/24 [Tue])
ひとりでするより、仲間がいたほうがうまくいきます。
あなたが苦手なことを、仲間が助けてくれます。
あなたが気づかないことを、仲間が教えてくれます。


人に助けてもらったり、教えてもらったりするのは、
恥ずかしいことではありません。
助け合い、教え合うのはお互い様です。
「人」は、互いに支え合っているから「人」なのです。

「あなたはきっとうまくいく」より抜粋


vol. 4747
「ビクビクしているから困難に圧倒される   (2014/6/23 [Mon])
ビクビクしているから困難に圧倒される 
正面から受け入れるなら克服できる


神様は困難という試練を与えることがあります。
その試練を乗り越えることで、人は成長します。
その試練が、あなたをより勇敢で忍耐強い人にします。
そのために神様は、試練というプレゼントをくれるのです。


困難に出会ったら、それは大きな飛躍のチャンスです。
ピンチのあとには、必ずチャンスが待っています。
ビクビクしていれば、最初のピンチで終わってしまいますが、
ピンチを乗り切れば、一発逆転のチャンスがやってきます。

「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4746
「運が強い人は努力をつらいと思っていない  (2014/6/22 [Sun])
「運が強い人は努力をつらいと思っていない
 楽しんで努力している」

あるスポーツの監督がいました。
「二流の選手は、言われてから練習する。
一流の選手は、言われなくても進んで練習する。
超一流の選手は、他の人よりはるかに練習しているのに、
それを練習とも努力だとも思っていない」
伸びる選手は楽しんで努力しているのです。


楽しく努力できれば長続きします。
長続きすれば、習慣になります。
習慣になれば、力がつくのです。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4745
「運が強い人は、みんな努力している。」  (2014/6/21 [Sat])
「運が強い人は、みんな努力している。
努力している人を、神様は助けてくれる」


成功した人、ほとんどみんな、「自分は運がよかった」
と言います。運が強い人には、秘密があります。
運が強い人は、努力しています。


「きっとうまくいく!」とあきらめずに努力しています。
あきらめずに一生懸命努力する人を、神様は助けてくれてます。


神様からあなたを助けるために送られた天使は、
ささやいています。「あきらめないで…、きっとうまくいく!」
「あきらめないで…、きっとうまくいく!」
「あきらめないで…、きっとうまくいく!」
同じことを何度でも言ってくれます。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋


vol. 4744
「雨が降れば、感謝できる。  (2014/6/20 [Fri])
「雨が降れば、感謝できる。
大好きな傘がさせるから」


感謝していると、毎日が楽しくなります。
感謝することはたくさんあります。


まず、今日という真新しい一日をもらったことに感謝できます。
「今日」という時間は、あなたの持ち物ではなく、
神様からのプレゼントです。今日、起きたら晴れでした。


きっと、楽しい一日になります。
今日、起きたら雨でした。きっと、うれしい一日なります。
どんな天気でも、感謝していると、きっといいことがあります。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4743
「与えられるものはすべてあなたの…」  (2014/6/19 [Thu])
「与えられるものはすべてあなたのためになる。
運がいい人は、その小さなことに感謝する」

千円をもらって、「なんだ。一万円の十分の一か、チェッ!」
と不満たらたらの人と、「やった!百円の十倍だ。ありがとう」
と喜ぶ人がいます。感謝する人はいつも喜んでいます。


叱られたときに、「ふん、こんな小さなことまで叱った…」
と怒る人と、「こんな小さなことまで、気にかけてくださって…」
と感謝する人がいます。感謝する人は、いつも運がよくなります。


「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4742
「起こることのすべてにはよいことがある。」  (2014/6/18 [Wed])
「起こることのすべてにはよいことがある。
運がいい人はプラス思考をする」


夏休みが半分過ぎて、
「ああ、もう半分しか休みが残っていない」
とがっかりする人と、「ああ、まだ半分も休みが残っている」
と喜ぶ人がいます。
プラス思考の人は、いつも喜んでいられます。


病気で入院することになって、
「入院したせいで、仕事も勉強もできなくなった」
と悲しむ人と、「入院したおかげで友だちができたし、
本が読めた」と喜ぶ人がいます。
プラス思考の人は、いつも運がよくなります。

「あなたはきっとうまくいく」より抜粋

vol. 4741
「心の持ち方が変われば、運はどんどんよくなっていく」  (2014/6/17 [Tue])
「心の持ち方が変われば、運はどんどんよくなっていく」

同じようなことが怒っているのに、
「よかった!」と喜ぶ人と「最悪!」と悲しむ人がいます。
何が起こったのかの違いではなく、
心の持ち方の違いでこうなるのです。


「よかった」と思える人は、運のいい人です。
起り得ることのすべては、
よいことにつながっていると考えられる人です。
運がいい人にとっては、失敗も成功に近づく
楽しい経験となります。運がいい人は、
いつも自分は守られ助けられていると知っています。


あなたは、「今日は運がよかったな」と
思うことがいくつありましたか。
「自分は運がいい」と実感すればするほど、
運はよくなるのです。

「あなたきっとうまくいく!」より抜粋

vol. 4740
「結論は変えない」  (2014/6/16 [Mon])
物事を決断するためには、もちろん、よく考えることが大切です。
しかし、時間をかければかけるほど、
正しい結論が出せるとは言えません。
では、結論を出すまでに、
どのくらい時間をかけるのがいいのでしょうか。
もちろん物事にもよりますし、個人差はあるでしょうが、
一般的には長くて一週間、短い人であれば三時間程度ではないでしょうか。


自分なりに、悩む時間、考える時間、迷う時間の締切をつくっておき、
締切が来たら結論を出すように心がけるのです。
そして、一度結論を出したら、もう迷わずに、果敢に行動するのです。


締切時間に出した決断を、
「やっぱり、もう少し考えたほうがいいのではないか」と、
さらに時間をかけて考え直したところで、
その決断が変わることはないでしょう。
「最初に下した決断が、やはり一番正しかった」
と気づくだけです。ですから、十分に考えたら、
締切を過ぎてまで、それ以上考えるのは、
時間の無駄になってしまいます。締切まで真剣に考え、
そこで下した決断に全力で取り組めば、効率的に、
多くのことを成し遂げることができるでしょう。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4739
「あきらめるな」  (2014/6/15 [Sun])
イギリス連邦にあるスコットランドに残る昔話です。
スコットランドとイングランドの間で戦争が起こりました。
イングランドは強大で、スコットランドは敗戦に
次ぐ敗戦を重ねました。スコットランド王が六度目の敗戦をして、
陣地へ帰ってきた時のことです。


スコットランド王は、「もうだめだ」とあきらめていました。
すると、木の枝にクモが糸を張って巣をつくろうと
している様子が目に入りました。
クモは何度も糸を張るのに失敗しています。
数えてみると六度、失敗しました。
それでもクモはあきらめずに、七度目の挑戦をしました。
そして七度目に糸を張るのに成功して、巣をつくることができました。


このクモに勇気を得たスコットランド王は、もう一度、
イングランドの軍勢に攻め込みました。
そして七度目の挑戦で一時、勝利をおさめることができたのです。
この話は、「何度失敗しても、あきらめてはいけない。
あきらめずにチャレンジし続けた者は勝利を得ることができる」
という教訓を表しています。
勝利するまでチャレンジし続けられる人が、
最後には勝者になれるのです。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4738
「卑屈にだけはなるまい」  (2014/6/14 [Sat])
成功することに、悪い意味で、執着心が強い人がいます。
このタイプの人は、自分が成功するためには、
平気で人をだましたりします。ルール違反もします。
本当は失敗しているにもかかわらず、実績をごまかして、
「大成功だった」と言い張ります。


しかし、このような手段で成功したとしても、
その人は幸せにはなれないでしょう。
いつかは、後ろめたい気持ちに苦しめられるからです。
また、それが「ごまかしの成功」だったと、
周囲に気づかれた時には、激しい非難を浴びる結果になります。


そういう意味では、「ごまかしの成功」を手にするよりも、
いさぎよく失敗を認めてしまうほうが、ずっといいのです。
失敗することを、恥だと思うことはありません。
失敗しても、堂々としていればいいのです。
次に、失敗を取り返すだけの、大活躍をすればいいだけです。
そのように考えられれば、生きる勇気が湧いてきます。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4737
「自分を信じるんだ」  (2014/6/13 [Fri])
太陽のまわりを地球が回っているという「地動説」を、
初めて発見したのは、イタリアの物理学者で
天文学者のガリレオでした。


それまで一般の人たちは、地球のまわりを
太陽が回っているという「天動説」を信じていました。


一般の人たちが、どうして「天動説」を信じたかと言えば、
当時の学校や教会からそう教えられていたからです。


しかしガリレオは、自分自身の目で観察し、
自分の頭で考えることによって、「
地動説」を発見するに至ったのです。


この「自分自身の目で観察し、自分の頭で考える」
ということが、現代人が幸せに生きるためにも、
とても大切なことではないかと思います。


まわりには、「あんな条件の悪い人と結婚したら、
後で後悔することになる」などと、
色々なことを言う人がいるかもしれません。
しかし、そんなまわりの人の言う言葉よりも、
最終的には自分が感じている感覚を信じるほうが、
幸せをつかめるように思います。


「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4736
「計画は万能じゃない」  (2014/6/12 [Thu])
「計画は万能じゃない」

幕末から明治にかけての活躍した歴史上の人物に、
勝海舟がいます。咸臨丸という船の艦長として太平洋を渡り、
アメリカへ行ったことでも有名です。


江戸時代末期は海外との交流が盛んになり、
欧米や産業や文化を学ぶために海外へ行く必要性を、
だんだん日本人も感じてきた時代でした。


また明治時代になってからは、いよいよ海外で勉強しに行く人たちが、
どんどん増えていきました。そんな中、勝海舟は
「先入観を持たず、まっさらな気持ちで海外へ行くほうが良い」
という意味のことを述べています。現代にも、
海外で勉強したり、生活することを夢見る人が多くいます。
そういう人たちの中にも、
この勝海舟の言葉は参考になるでしょう。


事前準備の段階で誤った先入観を持ち、
そのまま海外へ行ってしまうと、せっかくの海外での暮らしが、
台なしになってしまうケースもあるようです。
ですから勝海舟は「先入観なしで海外へ行くほうが、
自分のためになることが多い」と述べているのだと思います。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4735
「苦労したんだ、次は明るい」  (2014/6/11 [Wed])
戦国時代を制して、天下を統一した徳川家康は、
「人の一生は、重い荷物を背負って、坂道を登っていくようなものだ」
という意味の言葉を残しています。
「人生は苦労の連続なのだ」という意味ですが、
この徳川家康の言葉は、次のようにも解釈できるのではないかと思います。


「たしかに人生は、苦労や心配が多い。しかし、
それを否定的に考えてはいけない。苦労や心配があるから、
失敗しないように物事を慎重に考えていける。
危険におちいるような、軽率な行動をとらなくてすむ」
という解釈です。もし人の人生が、楽しいことばかりだったら、
おそらく人間は、毎日、浮かれて生活するようになるでしょう。


そして、あまりに浮かれっぱなしでいるために、
人生を踏み外し、大きな痛手をこうむる結果になるのではないでしょうか。
人間の人生には、ある程度、苦労や心配があるほうがいいと思います。
苦労や心配があるからこそ、着実に、まじめに生きていけると思います。
また苦労が多い人は、それを乗り越えたら、真の幸福を実感できるのです。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4734
「希望を持とう」  (2014/6/10 [Tue])
「たくさんのお金がない私には、希望など持てるはずがない」
という人がいます。しかし、たくさんのお金がなくても、
希望は持てます。お金がない上に、希望まで失ってしまったら、
人生は台無しになってしまいます。


ですから、たとえお金がなくても、大きな、
立派な希望を持ったほうがいいと思います。
自分自身の人生を本当の意味で切り開き、
人間性を高めていくのは、お金ではありません。


それは大きな、立派な希望だと言えます。
言い換えれば、希望さえ持ち続ければ、必ず道は開けます。


娯楽産業で大きな地位を占めている会社に、
ディズニーがあります。ディズニーの創業者は、
ウォルト・ディズニーという人物ですが、彼は当初、
アニメを使ったCM制作会社を設立しました。


しかし一年後に倒産し、彼は一文無しになってしまいました。
それでも彼は「アニメで成功し、世界中の人を喜ばせたい」
という希望を捨てませんでした。そして今度はハリウッドで
アニメの映画会社をおこし、大成功するのです。
このように、希望さえ持ち続ければ、
チャンスに恵まれることが多くなります。


「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4733
「記憶は上書き保存がいい」  (2014/6/09 [Mon])
シャンソンは、フランスの歌謡曲です。
かなり古い時代から歌われ、現代に受け継がれてきました。
とても歌詞が大切にされていることでも知られ、
またその歌詞には人生の真実を教えてくれるものが多くあります。


その古い時代のシャンソンの歌詞に、
「別れた恋人を忘れるためには、新しい恋をすることだ」
といった意味を歌っているものがあります。
別れた恋人との、イヤな思い出をいつまでも
引きずっている人がいます。


「どうして、あんな人とつきあってしまったのだろう。
私はバカだった」「私を裏切った、あの人のことが許せない。
死ぬまで恨んでやるんだ」しかし、
このように別れた恋人への思いを引きずるのは、
本人にとって不幸なことではないかと思います。


心はいつまでも晴れず、人生を前向きに生きてはいけないでしょう。
過去の恋人のことを忘れるには、新しい恋をすることです。


新しい恋をすれば、その相手との生活が楽しくなって、
昔の恋人のことなど、どうでもよくなってしまうのです。
恋ができなければ、新しい楽しみ、
新しい喜びを見出せばよいのです。
そうすれば、過去のイヤな思い出は消え去ります。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4732
「振り返るな、後ろには明日がない」  (2014/6/08 [Sun])
発明家のエジソンは、白熱電球や蓄音機など、
たくさんの画期的な発明をして、大成功をおさめた人物です。
しかしエジソンの人生は、初めから幸福に恵まれて
いたわけではありませんでした。ろくに学校へも行けず、
若い頃から家のために働かなければなりませんでした。


また若い頃、耳を悪くして、ほとんど聴力がありませんでした。
発明においても、何度も失敗を繰り返しながら、
成し遂げたものであると言われています。


このエジソンは、インタビューに答えて、
「私がたくさんの仕事をやり遂げることができたのは、
過去に生きることなく、今日という日を一生懸命になって生き、
また明日への希望の中に生きてきたからだ」
といった意味のことを述べています。


いつまでも過去のことを悔やんでいるのは、エジソンが言う
「過去に生きる」ことです。過去の出来事は忘れ、
「今日と明日に生きる」ようにすれば、
エジソンの言うように、幸福な人生が送れます。


「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4731
「泣きたい時は泣くもんだ」  (2014/6/07 [Sat])
今、日本のマンガは世界中で読まれていますが、
そんな日本のマンガ文化を育て上げた人の一人に、
手塚治虫がいます。手塚治虫は『鉄腕アトム』や
『ブラック・ジャック』といった、ヒューマニズムにあふれた、
たくさんのマンガを描き、多くの人たちから支持を得ました。


手塚治虫は、「どうして、このようにヒューマニズムにあふれた、
心温まるような作品を描けるのですか」と聞かれて、
「若い頃に、ないない尽くしの生活をし、
たくさんの辛い思いをしてきたからだ」と答えたそうです。


手塚治虫が若い頃は、日本が戦争をしていた時代でした。
読みたい本も自由に手に入りませんでした。
見たい映画も見られませんでした。もちろんマンガもありません。
食べ物もお腹一杯になるまで食べられません。


そのような「ないない尽くしの生活」の中で苦しい思いをし、
たくさん涙を流してきた経験から、
ヒューマニズムやロマンにあふれた作品を描きたい
という思いが強くなっていった、と言うのです。


あらゆる人にとって、涙を流す経験は、
人間性を育てる栄養分になってくれると思います。
涙の数だけ人は成長をしていくのです。
涙は決してムダにはなりません。


「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4730
「やさしい言葉で話そう」  (2014/6/06 [Fri])
ブッダは、民衆に仏教を布教する際、誰にでもわかるような、
優しい言葉で説教したと言われています。
農民には、農民にわかりやすいようなたとえ話を多く使って、
また商人には、商人にわかりやすい言葉を多く使って、
やさしい言葉で説教しました。


これを仏教では「対機説法」と言います。
「相手に合わせて、わかりやすく、臨機応変に解説する」という意味です。


「私は、すごい人間だ」ということをアピールするために、
むずかしい言葉を使っても、相手は理解できず「すごい人だ」
とは思ってくれないでしょう。
本当の意味で、「すごい人」は、誰にでもわかるような、
やさしい言葉でものを話します。


ただし、やさしい言葉を使っているからと言って、
その人が話している内容も平凡だというのではありません。
本当の意味で「すごい人」は、やさしい言葉を使いながら、
ものすごい内容のことを言っているのです。
ですから相手は、「すごい人だ」と、その人を尊敬します。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4729
「別の人にはどう見える?」  (2014/6/05 [Thu])
人生には、「あんな人、好きではない。嫌いだ」
と思っている人が将来的にとても「大切な人」
になる場合があります。


友人や、大切な仕事のパートナーになる人も同じです。
最初に出会った時の印象が、必ずしもよいとは限りません。
「性格が合わない」「共通点がない」「なんとなく気に入らない」
と言って理由で、悪い印象を感じてしまうこともあります。


しかし、つきあっていくうちに、最初のうちは気づかなかった
相手の良い性格がわかってきて、相手の持つ、長所や才能が、
自分の人生にとっても非常に有益であることが
理解できるようになることもあります。


ですから、はじめて会った人を、「あの人は私とうまくいかない」
「あの人とつき合っても、何の利益も得られない」と、
急いで決めつけてしまうのはよくありません。
じっくりつきあってから、相手を判断するようにすれば、
本当の意味で、相手が自分にとって大切な人かどうか見きわめられます。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4728
「正直であればいい」  (2014/6/04 [Wed])
ブッダは、弟子たちに、
「お世辞を言ったり、逆に文句を言ったりする人とつき合うな。
自分のためになることを教えてくれる人とつき合いなさい」
と教えました。現代社会でも、お世辞を言う人はたくさんいます。
文句を言う人もたくさんいます。
しかし、相手を「なるほど、そうだったのか」と
感心させるようなことを言える人は、めったにいません。


だからこそ、相手にとって参考になること、
勉強になることを言ってくれる人は、多くの人から尊敬され、
また愛されると思います。


そして、そういう人の言葉を熱心に聞き入れた人は、
納得してその人の教えてくれることを
実践するようになることもあります。


お世辞を言って、相手の機嫌を取ったとしても、
相手から尊敬されることはありません。
逆に、いくら文句を言ったとしても、相手は、
こちらの言う通りは動いてくれないでしょう。
相手を「なるほど」と感心させるには、
どう言えばいいか考えることです。
そうすれば相手から尊敬され、
こちらの言う通りに動いてくれるでしょう。


「『ひと言』セラピー」より抜粋

「賢く黙ろう」  (2014/6/03 [Tue])
 感情的になって怒っている人を相手にして、
自分自身まで怒って言い返すのは、あまり得策ではありません。
激しい言い争いがエスカレートしていって、
収拾がつかなくなるからです。その結果、お互いに、
心が傷つきます。その後何日間かは、
嫌な思いをしながら暮らさなければならなくなります。
いいことは何一つありません。


 怒っている人を相手にしてはいけません。
相手が怒りだしたら、こちらは黙っていましょう。
「沈黙は金なり」という、ことわざもあります。黙っていれば、
少なくともそれ以上は、イヤな思いをしなくて済みます。


 一方、相手は感情的になってしまったことを、
後々悔やむことになります。ですから、
黙っているほうが、勝ちです。怒る人は負けです。
沈黙によって、怒る相手に勝てるようになれば、
その人は人生の達人です。
沈黙する方法を心得ることによって、
賢く生きていけるようになります。


「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4726
「上から目線はダメだよ」  (2014/6/02 [Mon])
「三省」という言葉があります。
これを店名にした有名書店もありますが、
語源は古代中国にあります。孔子の弟子に曽子という人物がいました。
曽子は、一日に三回、「自分は人に対して誠意を尽くしたか」
「自分の誠意は、相手に喜ばれていたか」と
いう二点について反省することを習慣にしていたというのです。
これが「三省」の語源です。


「せっかく、いい忠告をしてやったのに、
あの人はまったく感謝しない」と怒っている人がいます。
「忠告をする」のは、曽子の「三省」にある
「人に対して誠意を尽くす」ことの実践でしょう。
しかし「誠意が相手に喜ばれていたか」
という点では不合格だったのです。
と言うのも、「忠告」は、相手に感謝されるどころか、
「なんだか偉そうなことを言って」と、
かえって相手から反感を持たれてしまう場合も多いからです。


誠意は、言葉だけではなく、行動でも示してあげるのがよいでしょう。
忠告するだけでなく、相手と一緒になって行動し、
問題を解決してあげるのです。
そうすれば相手は、心から喜んでくれるでしょう。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

vol. 4725
「反対意見に宝がある」  (2014/6/01 [Sun])
経営の神様と言われた実業家、松下幸之助は、
「部下たちは、みんな私よりも偉く見える。
どの部下も、私よりも学があり、すばらしい才能があり、
立派に見えてくる」と語っていたそうです。


彼は、たとえ部下が、自分の考えと真っ向から反対する
意見を述べてきても、決して怒らなかったそうです。
最後まで相手の話を聞いていました。
自分に反対する意見の中に、経営に生かせる、
すばらしいアイディアがあると知っていたのでしょう。


とはいえ、一般には多くの人が、自分に反対する意見を言う人を単純に
「あの人は、私の敵対者だ」と決めつけて、
「あの人の言う意見など、聞く必要はない」と、
相手の言う言葉に耳をふさいでしまいがちです。
しかし、そういう場合、冷静になるのが賢い生き方ではないかと思います。
相手の意見には、参考になる部分や、
成功を導くためのたくさんのヒントが隠されているのかもしれないのです。


反対意見を言う人を敵と決めつけるのではなく、
自分の利益をもたらしてくれる味方なのだと考え、
謙虚に耳を傾ければ、よき指導者となれるでしょう。

「『ひと言』セラピー」より抜粋

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