トップページ
2014年10月

vol. 4867
「プラスの方向から解釈するクセをつければ、縁が深まります」  (2014/10/31 [Fri])
マインドをクリーンな状態に保つために、
最初に肝に銘じなければこと。
それは何事もプラスの方向から解釈する
クセをつけるということです。
たったそれだけのことでも、人の縁を深め、
飛躍や発展のチャンスを招きよせることが
できるようになるのです。


実際、こんな話があります。あるデザイン事務所の社長が、
AさんとBさんという二人のフリーデザイナーニ簡単な
チラシの作成をお願いしたことがありました。
このとき、Aさんが、「なんだ、デザイン料はたったこれだけか。
ほかの会社ならもっと多く支払ってくれるのに」と考えたのに対し、
Bさんはこう考えました。「私の手がけたモノが印刷され、
大勢の人に見ていただけるなんて、幸せだ。
何事も実績だし、こんな謝礼を頂けるなんて申し訳ないくらいだ」


以来Bさんは安いデザイン料でも、
その会社の仕事を快く引き受けました。
すると、あるとき、そこの社長がBさんにこういってきたのです。
「うちの仕事はいつも安く手申し訳なく思っています。
そのお礼として、同業のデザイン事務所を紹介しますから、
そこの仕事を手伝ってもらえないでしょうか。
ウチよりもデザイン料はいいはずです」
Bさんは、デザイン事務所の社長との縁を深めたおかげで、
さらなるチャンスをモノに知ることができたのです。


ですから、あなたもBさんのように、何事もプラスに
解釈する習慣を日頃から身につけてはいかがでしょうか。
そうです。「もう三十歳だ。若くはない」ではなく、
「まだ三十歳。人生はこれからだ」と
あくまで前向きに考えるようにするのです。
たとえば、夏の暑いときに汗がダラダラ出て不快に
なった時も同じで、そういうときこそ、
「サウナに入っていると思えばいい。
汗をたっぷりかけば新陳代謝も良くなる」
と考えるようにするのです。これを習慣化させれば、
表情も言動も性格も明るくなり、人に好かれやすくなります。
人に好かれやすくなるということは、とりもなおさず、
縁が生じやすくなる証拠なのです。


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

「心の体質を変えると、驚くほど縁が生じやすくなります」  (2014/10/30 [Thu])
運命の人と出会うためには縁が欠かせません。
その縁を作りだしていくためには、みずからの
マインドレベルを向上させていかなくてはなりません。
「願望を実現するために運命の人の協力を仰ぎたい」
「ビジネスで成功をおさめるために、運命の人に
バックアップしてもらいたい」と願っていても、あなたの
マインドレベルが低ければ、それに見合った人しか現れず、
最悪、運命の人に永久に出会えない可能性だってあるのです。


これを、池の中に落ちたコインにたとえてみると
わかりやすいと思います。たとえば、あなたが池の中に
コインを落としたとしましょう。しかし、池の水がよどんでいたら、
すぐにコインを見つけることはできません。
手探りで池の底にあるコインを探しつづけても
見つからない可能性だってあります。しかし、
その池の水を少しずつでも濾過していけば、
水はだんだんときれいになり、しまいには透明になります。
そうすれば、コインの在り処だってすぐにわかり、拾い出せます。
これと同じことが運命の人との出会いにおいても言えることと思うのです。


たとえ、縁のある人、魂の結ばれた人であっても、
あなたのマインドが汚れていたら、現実の世界では
なかなか巡りあうことはできません。仮に巡り会うことができても、
運命の人であることに気づかないで、
見過ごしてしまう可能性だってあります。


しかし、マインドをクリーンな状態に保つことができれば、
潜在意識を経由して、あなたの相手との間に、
「赤い糸」のようなパイプラインを引くことが可能になります。
つまり、双方の間にインターネット回線のようなものが
引かれるため、出会うチャンスもそれだけ早まるわけです。
では、池の水を浄化するのと同じように、マインドをクリーンな
状態に保つためには、どういったことを心がけたらいいのでしょう。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4865
「マインドレベルを高めれば、運命好転を担う縁が生まれます」  (2014/10/29 [Wed])
「マインドレベルを高めれば、運命好転を担う縁が生まれます」

「小才は縁に出会って縁に気づかず、中才は縁に気づいて
縁を生かさず、大才は祖ですりあった縁も生かす」これは
江戸時代、徳川歴代将軍の剣術指南役を務めた柳生家の
家訓として伝え垂れている言葉ですが、名言といえるでしょう。
成功や願望のチャンスといったものは、その形がどうあれ、
人の縁によってもたらされることが多々あるからです。


実際、成功者と呼ばれる人は、お金を儲けることより、
縁を作ることに敏感になり、心血を注いできたといっても
過言ではありません。そのいい例が、あの豊臣秀吉です。
山賊や夜盗といえども、よいアイデアを提供してくれたり、
協力してくれる人間がいたら、ブレーンとして引き入れる(蜂須賀小六)。
茶坊主といえども、頭の良い人間がいたら家来として
召し抱える(石田光成)。主君・織田信長が追放した
人間といえども、朝廷に顔がきく人がいたら、
京都に招きよせて手厚くもてなす(足利義昭)。
こうした縁作りに勤しんだからこそ、秀吉は一介の
貧しい農民出であるにもかかわらず、
天下人になることができたのです。


ただし、運命を好転させるためには、ただ縁を作ることに
敏感になり心血を注ぐだけでは不十分です。それは縁を
作るための必要最低条件であって、十分条件ではありません。
では、次に何が重要になってくるのでしょう。それは、
あなた自身のマインドレベルを高めることです。
人格に磨きをかけ、運命の人と出会えるだけの器を
自分の手で作り出していかなければなりません。
いくらあなたが、「縁を作りたい。運命の人と出会いたい」と
願っても、自分のマインドレベルに見合った人しか現れません。
考えてもみてください。「自分さえ良ければそれでいい
」というエゴの塊のような人を見て、あなたはその人のために
応援や協力をしようという気になれますか?
そんな気にはなれないに決まっています。
ですから、あなた自身が人格を高め、
「この人のために何々をしてやろう」と思わせるような
人間になるよう努めてほしいのです。
そういう人間になってこそ、初めて縁を引き寄せることが可能になります。

「運と人を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4864
「人に不快感を与えないように心がけましょう」  (2014/10/28 [Tue])
「この人に好かれたい」「あの人に好感をもたれたい」
と思って人に接したつもりでも、
無意識のうちに相手の気分を害してしまうことは、
人間関係においてつきものです。


「何気なく口にしたひと言で、相手の心を傷つけてしまった」
「励ましたつもりだったのに、かえって相手に負担を
かけてしまった」あなたの場合はいかがでしょう。
似たような経験はありませんか?


しかし、そうはいっても必要以上に自分の言動に
注意を払いすぎると、相手に対してどこか不自然な
対応になってしまい、会話もぎこちなくなります。
本音で意思疎通を図ることができなくなってしまいます。


では、どうすればいいのでしょう。まずは、
「すべての人に好かれよう」「皆からよく思われよう」
と考えないようにすることが大切です。こういうと、あなたは、
「それでは縁をつくることなどできないのではないか」と、
思うかもしれません。要するに、人に好かれようと考える前に、
人に不快感を与えないように心がけてもらいたいのです。
それに注意すれば、相手はあなたに対してマイナスの印象を
抱きようがなく、あとは自然とプラスの印象を
抱くことになります。

ただ、そのためには以下のポイントを
最低限のルールとして守ることが重要です。

*モラル、マナーを磨く
(お構いなしにタバコを吸うなどの行為はつつしむ。
*約束を守る(待ち合わせに時間は厳守する。
いったん口にしたことは必ず履行する)
*言い訳をしない
(自分の非は素直に認め、責任転嫁しない)
*自慢話をつつしむ
(相手を立てることを優先的に考え、劣等感を抱かせない)
*相手の気にしていることを口にしない
(相手に劣等感を抱かせない)
*マイナスの言葉をつつしむ
(グチや悪口などを口にしない)
これさえ守れば、相手に不快感を与える頻度はだいぶ減っていきます。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4863
「打算で動くと、縁が消滅してしまいます」  (2014/10/27 [Mon])
「用ある時の地蔵顔、用なきときの閻魔顔」と
いうことわざをご存知ですか?
「人は、頼みごとや用事があるときはお地蔵様のように
柔和な顔で接してくるが、用事がないときは、
地獄の閻魔様のように無愛想な顔をすることが多い。
とかく人は身勝手なものだ」
といったことを解き明かしていることわざです。
それを表す好例として、AさんとBさんという
二人の旅行作家の話をしましょう。


Aさんは、出版社に勤務するTさんという編集者のおかげで、
その出版社から何冊かの本をだしていました。
Aさんは、次の本も出してもらいたい一心で、
いつもTさんにゴマをすったり、食事をごちそうしたりもしていました。
しかし、Tさんがその出版社を退職し、フリーの編集者になった途端、
Aさんの態度は一変しました。
「あの出版社から本を出したいために、これまでTさんには
よくしてきたが、フリーになってしまってはもう利用価値はない。
相手にするのは時間の無駄だ」と考え、Tさんが電話をかけて
きても冷たくあしらうようになり、年賀状すら出さなくなってしまったのです。


これと対照的なのが、同じ旅行作家のBさんです。
やはりTさんのおかげでその出版社から何冊か
本を出すことができたので、Tさんはいつも感謝していました。
Tさんが退職してフリーの編集者になった後も、
コンスタントに連絡を取り合い、時々食事をごちそうしたり、
Tさんの持病の腰痛が悪化したときなどは腕利きの
整骨院を紹介したあげたほどでした。


そんなあるとき、ある出版社からTさんのところに、
インド旅行をテーマにした企画の話が持ちかけられました。
このとき、TさんはAさんとBさんの二人のことを思い出しました。
二人ともインドに何度か旅行に行っていたからです。
とくにAさんは、Bさんよりもインドに行った回数が多く、
知識も豊富でした。しかし、Tさんが著者候補として
出版社に推薦したのはBさんでした。
その理由は、くどくど述べるまでもないでしょう。


この話からも分かるように、打算的な気持ちだけで人に接しないことや、
相手がどういう状況になろうと付き合い方を変えないことが、
縁をキープしていくうえで重要になってくるのです。
このことに注意して行動すれば、双方の縁はますます深まり、
相手はあなあの思いがけないチャンスを提供してくれるかもしれません。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4862
「人を妬んだりうらやむと、縁が寄り付かなくなります」  (2014/10/26 [Sun])

これまでの人生を振り返ってみて、
こういう体験をしたことはないでしょうか?
「仲の良い友達に恋人ができ、妬みつづけている間は、
なかなか自分の彼氏ができなかった」
「同僚が営業ノルマを達成し、自分よりも先に主任に昇格した。
そんな同僚に対して、『彼は上司に取り入るのがうまい』
とうらやんでいる間は、自分の営業成績はいっこうに
向上しなかった」実は、これにはキチンとした理由があります。
他人を妬んだり、うらやんだりする気持ちは、
自分への敗北感や不快感につながります。
その気持ちがマイナスの想念となって潜在意識に
インプットされると、不幸な現象が起きるようになるのです。


ですから、友人に嫉妬したり、同僚をうらやむなどの
感情を抱きつづけると、そのネガティブな想念を受け
取った潜在意識の働きによって、
人生がうまくいかなくなってしまします。
運勢が停滞してしまうのです。また、これがもっとも
重要なことですが、他人の幸福や成功を妬んだり、
うらやんだりすると、その感情が言葉や態度にも
現れるようになります。
すると、「あの人はとげとげしいところがある」
「あの人は卑屈な感じがする」という印象を他人に与えてしまうため、
人が寄り付かなくなってしまうというデメリットまで生じてしまうのです。


あなたも、他人の幸福や成功を妬んだり、
うらやんだりするのをやめ、その逆の行為を行おうではありませんか。
「他人の幸せを豊かな気持ちで祝福しなさい。
それは同時に、あなたが自分を祝福をしていることを意味します」とは、
潜在意識研究の第一人者として知られるジョセフ・マーフィーの言葉です。
他人の幸せを祝福すれば、自分の心の豊かさが生まれます。
その結果、潜在意識の『おうむ返しの作用』によって、
あなたもまた祝福されるようになるのです。

「人も運も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4861
「コンプレックスを抱くと、『人の縁』が遠ざかっていきます」  (2014/10/25 [Sat])
「コンプレックスを抱くと、『人の縁』が遠ざかっていきます」

「英語が苦手で全然しゃべれない」「運動が苦手だ」このように、
人は誰だってコンプレックス(劣等感)というものがあります。
しかし、必要以上にそのことに気をとられると、
対人関係に支障をきたし、人の縁まで遠のいてしまうで、
注意が必要です。


なぜ人の縁まで遠のいてしまうのでしょうか。
第一に、コンプレックスを隠そう隠そうとすると、
そちらのほうに意識が傾いてしまう点が挙げられます。
すると、物事に対する集中力がなくなり、仕事の効率が悪くなります。
決断力や判断力だって鈍くなります。そればかりではありません。
ほころびが出ないように取り繕うことばかり考えるようになるため、
神経がすり減り、ストレスまでたまります。
そのため、他人との良好な関係を築こうとする余裕がなくなってしますのです。


第二に、コンプレックスを抱きつづけると、
「どうせ私なんか……」という被害意識が強くなり、
考え方や行動が消極的になってしまう点が挙げられます。
そうなると、人前に出るのが億劫になり、人としゃべっていても、
どこか不自然な対応になり、会話もぎこちなくなります。
それは相手も同じで、その人に対して、
どこか不自然さを感じるため話も弾みません。
そのため、お互い思うようにコミュニケーションがとれなくなってしまうわけなのです。


では、コンプレックスを克服するためには、どうすればいいのでしょう。
まず、あなたならではの、得意なモノや特技を持つことを勧めします。
「パソコンの操作が得意中の得意だ」「テニスだけは自信がある」
「英検一級の資格がある」といったものが一つでもあれば、
自分のコンプレックスがさほど気にならなくなります。


また、「中学生のとき、書道展に入賞した」
「高校生のとき、弁論大会で優勝した」といった、
過去の成功体験を思い出してみるのも一つの手です。
そうすれば、自信が強化され、
コンプレックスが次第に消滅していくはずです。
さあ、今述べた方法をヒントに、コンプレックスを捨て去り、
どんどん人の中に入っていってください。
縁のほうがあなたを心待ちにしています。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4860
「相手の長所だけを見るようにすれば、良縁の芽がうまれます」  (2014/10/24 [Fri])
他人の批判ばかりを口にするのはつつしんだほうがいいと
述べましたが、その対策として、相手の長所に目を向けるように
してはいかがでしょう。長所に目を向けると、
先に述べた『ハロー効果』がプラスに働くようになります。
その人に対するイメージが良い方へと膨らみ、
それに伴って好意や尊敬の念、親近感などが湧くようになるのです。


「この人は、字が上手だ」→
「こういう字を書く人は、頭が悪いわけではない」→
「それなりの強要や知性を備えているはずだ」→
「文字には心が現れるというから、きっと人間性もよいのだろう」→
しつけのキチンとした家庭で育ち、家族も皆いい人に違いない」→
「そんな素敵な子の人とももっと親しくなりたい」
しかし、なかには「それでも相手の長所が全然見えてこない」
という人だっているかもしれません。そういう場合は、
心理療法でいうところの『内観法』を実践してみることをお勧めします。


『内観法』とは、浄土真宗の一派に伝わる修行法をもとに、
一般の人にもできるセラピーの方法として確立された、
日本独自の心理療法のことをいいます。
といっても、そんなに難しいことではありません。
相手の「これまでしてもらって嬉しかったこと」
「助かったこと」などを具体的に思い出せばいいのです。


もちろん、最初のうちは抵抗をかんじるかもしれません。
しかし、冷静になって振り返ってみれば、
「あのとき、お弁当を買ってきてもらった」
「忙しいときに、コピー取りを手伝ってくれたことがあった」
というようなことが、思い出せるようになります。
そうすれば、「あの人にも優しいところがあるんだ」
「けっこういい人かもしれない」と思えるようになり、
親しみや愛情がわいてくるようになるわけです。


欠点のない人など、この世には一人もいないのです。
唯一問題があるとしたら、それは、そのことを気にするあなたの心です。
人の縁を多く作り出している人は、相手の欠点など度外視して、
相手の長所しか見つめていないのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4859
「批判は、「人の縁」を遠ざける呪文のようなものです」  (2014/10/23 [Thu])
あなたは友達や同僚と、いつもどんな会話をしていますか?
「A君に本を貸したのに、いつになっても返さない。
どういう神経をしているんだ」「B子ってひどいのよ。
私を誘って断って、さっさと合コンに行っちゃうんだから」
このように、人の批判ばかり口にしていませんか?
もしそうなら、良好な人間関係を築くことはできません。
従って、人の縁も生じにくく、
運命の人となかなか出会えないといっていいでしょう。


なぜでしょう。理由は二つあります。
一つは、批判ばかり口にしていると、それが習慣となって
マイナスのことばかり考えるようになってしまうからです。
すると、言動が暗くなり、それが人との対話にも現れます。
そのため、相手は不快感を抱くようになり、その人のことを
敬遠するようになります。その結果、縁がどんどん遠のいてしまうわけです。


もう一つの理由は、心理学でいうところの『ハロー効果』によって、
相手のすべてが悪く思えてしまう点が挙げられます。
『ハロー効果』とは、人物や物事を評価するとき、
プラス(もしくはマイナス)の特徴があると、
そのほかの評価要因に対してもプラス(マイナス)の
印象を抱き、それがどんどん拡大していく
心理作用のことをいいます。特定の人を批判し続けると、
こんな具合にその人に対するイメージが悪いほうへ悪い方へ
と膨らんでいく可能性があるのです。


「Aは貸した本は返さない」→
「Aは借りたモノを返さない、だらしのないヤツだ」→
「Aにお金を貸しても、戻ってこないにちがいない」→
「アイツには、モノもお金も貸すのはやめておこう」→
「Aはすでに方々に借金をしているかもしれない」→
「ギャンブルにでものめり込んで、
だらしない生活をしているに違いない」→
「とばっちりでひどい目に遭うと損だから、深く付き合うのはよそう」


本当はいい人であっても、また、運命の人の可能性があっても、
こんなふうにあなたのほうが毛嫌いしてしまうため、
縁など生まれるはずがありません。もし、批判を口にしたくなったら
「批判は遠ざける」と自分自身に言い聞かせ、
極力つつしむようにしましょう。それだけでも運命の
人と出会う確率が大幅にアップするようになるのです。

「運と人を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4858
「『人の縁』を育みたければ、人を見下さないことです」  (2014/10/22 [Wed])
タイに古くから伝わる民話を紹介しましょう。
昔、ある島に暮らしている動物たちが、カメのことを
「のろま、のろま」と言ってバカにしていたことがありました。
そんなあるとき、一匹のネズミが他の動物たちに向かって、
こんな提案をしました。


「カメを誘って、みんなで川へ泳ぎに行かないか。
カメはのろまだし、水の中に入っても泳げないに決まっている。
カメをバカにしてやろう」こうして動物たちは川の中に
入っていったのですが、その途端、彼らめがけて大蛇が襲ってきました。
彼らは一匹残らず、大蛇に飲み込まれてしまったのですが、
カメだけは泳ぎが速かったため、難を逃れることができました。
そして、大蛇に飲み込まれる瞬間、ネズミはこう思ったのです。
「陸地ではあんなのろまなカメが、
水の中であんなに速く泳げるとは知らなかった」さて、
こんな話をしたのはほかでもありません。
人を見下すような態度をとると、
大いに後悔するということを言いたかったからです。


あなたの場合はいかがでしょう?
「あの人は高校しか出ていないから、大した仕事もできないだろう」とか、
「あの人は所詮下請け業者だから、大した力がないに決まっている」
といって、相手をさげすんだり、バカにしたりしていませんか?


もし、思い当たるフシがあるなら、今すぐ、そういう態度を改めることです。
自分の固定概念だけで人を判断するのはやめましょう。
高校しか出ていないといっても、実はかなりやり手で、
あなたよりもはるかにスキルを積んでいるかもしれません。
英語だってペラペラで、何か国家資格をもっているかもしれません。
下請け業者にしても同じです。たいした力がないと思っていても、
実際は、あなたが大口の取引を望んでいる会社に
顔がきく人かもしれないのです。ですから、相手が誰であれ、
感覚、性格、価値観といったメンタルな部分を重視して、
人に接していくようにしようではありませんか。その気持ちを
大切にしていけば、あるとき、意外な人が運命の人であることを、
あなたは肌で痛感するようになるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4857
「『人の縁』を育むには、人を見た目で判断しないことです」  (2014/10/21 [Tue])


35年以上も続いている長寿番組、テレビドラマ「水戸黄門」。
その人気の秘密は、勧善懲悪(善を勧め、悪を懲らしめること)を
コンセプトにしている点にあるのでしょう。
視聴者の多くは、悪代官也悪家老が印籠を見た瞬間に
黄門様にひれ伏す場面を観ると、スカッとするといいます。


なぜでしょう。このことについて、ある心理学者が次のように分析しています。
「人は相手を往々にして、見た目で判断する傾向がある。
高価な背広を着た人に対しては敬意を表すが、
ボロボロの衣服をまとった人に対してはさげすむ傾向がある。
そういう心の色メガネをかけた悪人が、ふつうの老人に
見える黄門様にこらしめる点に、快感を覚えるからではないか」


この話はけっして他人事ではありません。
あなたも、「あの人は高価なものを身につけているからお金持ちのはずだ」
「あの人高級マンションに住んでいるから資産家だろう」というように、
人を見た目で判断していませんか?もしそうなら運命の人とは
出会えないかもしれません。なぜなら、感覚、性格、
価値観といった波長の一致をなおざりにしているからです。


そこでこれからは、身勝手な妄想など抱かないように努め、
「感覚が合う」「性格や価値観が似ている」「一緒にいると愉快な気分になる」と
いった点を重視するように心がけてはいかがでしょう。
たとえ見た目がパッとしない人でも、あなたの願望達成に欠かせない
情報を提供してくれたり、あなたが長年抱えていた問題を
解決してくれることだってあるのです。


人を見た目で判断すると、あなた自身が後悔や失望をする
ことになりかねません。たとえば、「あの人は高級マンションに
住んでいるから資産家に違いない」と思っていても、
実際は毎月のローンの支払いで四苦八苦しているかもしれません。
それを知ったあなたの理性が拒否反応を起こし、
とたんに相手のことが嫌いになってしまう可能性だってあります。


その点、運命の人というのは、あなたの潜在意識が「いいな」と
判断した人を指し、見た目とは一切関係のないところで
好感を抱くという特徴があります。あなたの抱いていた
イメージと相手の実情が違っていたとしても、
それが原因で相手のことが嫌いになるということはないのです。
それでも、あなたは人を見た目で判断しますか?


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4856
「運命の好転を望むなら、「人の縁」を大切にしましょう」  (2014/10/20 [Mon])
人、モノ、お金。この三つの中で、あなたは何を重視していますか?
「なんだかんだ言っても、お金だ。
お金があれば、たいていの問題は解決する」
「私の場合、モノだ。たくさんのモノに囲まれると幸せな気分になれる」
もし、このように考えているなら、運命の好転が難しくなるので、
注意が必要です。お金やものでは、
恒久的な幸せを得ることが難しいからです。


株などがいい例です。株をやってお金をもうけることができると、
たいていの人はそのお金をさらに増やすことを考えます。
しかし、それだと「やれ儲かった」「やれ大損した」と、
一喜一憂を繰り返すだけで、気の休まる暇がありません。
そのため、神経がどんどんすり減ってしまい、
心の安らぎが得られなくなってしまいます。
そんな人生がはたして幸せといえるでしょうか。


モノにしたって同じです。車にせよ、マンションにせよ、
それを手にした瞬間は確かにうれしいかもしれません。
しかし新しいモノが登場すれば、
今度はそちらに目移りするようになります。
そのため、「今度はあれが欲しくなった」「次はあれが買いたい」と
いう物欲に心が支配されるようになります。
結局、いつまでたっても満足感が得られなくなってしまい、
これまた幸福とは縁遠い人生を歩まざるを得なくなってしまいます。


その点、人の縁は増えても困ることはありません。
困った時に助けてくれる人、応援してくれる人、
協力してくれる人、救ってくれる人などが身近に一人でも多くいれば、
孤独に悩むことはありません。勇気と自信だってわいてきます。
ましてや、その中にあなたの成功や願望達成を担ってくれる
運命の人がいたら、とても幸せな気持ちになります。
「ありがたい」という感謝の念に満たされ、
毎日が楽しく充実してきます。

あなたもそういう人を一人でも多く作ろうではありませんか。
そのためには、単なる人脈のレベルではなくて、
魂のレベルでつながっている運命の人がこの世に
必ず存在することを信じ、日頃から他人と良好な
人間関係を築いておく必要があります。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4855
「プラスの感情を潜在意識に刷り込めば、運命は好転します」  (2014/10/19 [Sun])
「運命は“因果の法則”で成り立っている」という認識のもと、
心構え、考え方しだいで、運命はいくらでも変えられると
いう自覚を持つことが重要だと述べました。
こういうと、「それは一部の人にだけ与えられた特権だ」
「世の中、そう甘くはない」と反論する人がいるかもしれません。
しかし、そう思うこと自体、すでにその人は、
運命の好転を放棄したことになるのです。


なぜ、こう断言するかというと、私たちがいつも思って
いることや考えていることは、想念として絶え間なく潜在意識に
インプットされたものは、その内容の良し悪しを問わず、
現象としてなって現れるようになっているのです。
もう少し詳しく述べると、潜在意識には私たちの思考や
感情を現実化する働きがあり、それは恐怖、不安、
心配といったマイナスの感情、そして安心、希望、
期待といったプラスの感情の両方に反応する仕組みになっています。
そのため、よいことを思えば良い現象が、
悪いことを思えば悪い現象が人生に還元されるようになるのです。


さあ、今からでも遅くはありません。潜在意識の
「思考を現実化させる力」を有効に活用して、
運命はいくらでも変えられるという考えを人生の
指針としようではありませんか。マイナスの感情を
できるだけ抱かないように努め、代わりにプラスの感情で
心を満たすようにしようではありませんか。
そうすれば、日頃の考え方もおのずと明るくポジティブになります。
行動にも変化が生じるようになり、生き方も変わり、ひいては未来、
すなわち運命までもが確実に良い方向に変わっていきます。
そして、その過程で、運命好転のヘルパーとしてあなたの
前に現れるのが、ほかならぬ運命の人なのです。
「成功者と呼ばれる人は、他者との出会い・つながり(縁)というものを、
とても大事にしている。それによって、人生の内容が180度変わることを
知っているからである」ナポレオン・ヒル

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋


vol. 4854
「運命の人と出会いたければ、「運命の図」を作成しましょう」  (2014/10/18 [Sat])
「運命の人と出会いたければ、「運命の図」を作成しましょう」

運命の人との出会いは『シンクロニシティ』によって起こると言いました。
しかし、そのためには、相手との出会いを一方的に望む前に、
あなた自身が縁を引き寄せられるような
人間に生まれ変わらなくてはなりません。

運命の人がAという環境にいて、あなたとの出会いを
心待ちにしているのに、あなた自身がBという環境に
いつづけ、そこから抜け出そうとしなければ、出会いは
永久に訪れないのです。


つまり、縁を引き寄せることができなくなります。
この悪循環を抜け出すためには、あなた自身がまず
「運命の図」をキチンと作成する必要があります。
つまり、「運命は“因果の法則”で成り立っている」
という認識のもと、心構え、考え方しだいで運命は
いくらでも変えられるという自覚を持ってもらいたいのです。
縁というもの、すなわち運命の人との出会いは、
あなたが望む方向へ進んでいく過程で生じるからです。


たとえば、あなたに文才があるとします。
そして、あなたの書いた小説をベストセラーにしてくれるXさん
という編集者が、あなたの運命の人であるとしましょう。
しかし、あなたは小説を書く気などまったくなく、
他の仕事をしていたら、Xさんとの出会いは期待できなくなります。
つまり、縁が生まれにくくなるのです。
あるいは、文才があることすら気づかず、
まったく別の生活を送りつづけていたら、Xさんとの出会いは
永遠に期待できなくなります。
縁が生じる可能性は限りなくゼロに近くなるわけです。


こうした過ちを犯さないためには、『因果の法則』の“因”を
キチンと見つめ直す必要があります。
そのためには、なりたい自分を明確にし、
「将来、こうなりたい」「いつか、こうしたい」といった
目標を掲げてもらいたいのです。そうすれば、
「運命の図」がすごろくゲームのように明確になります。
「こちらの道に進んだら、なりたい自分にはなれない。
人生が停滞してしまう」「あちらの方へ行けば、
なりたい自分に一歩近づける」といったことが、
はっきりとしてくるのです。そして、「運命の図」のスタート地点から
最終着地点に至る過程で、手助けをしてくれたり、
道しるべの役割をはたしてくれる人が、ほかならぬ運命の人なのです。


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4853
「人との出会いには、すべて意味があります」  (2014/10/17 [Fri])
『シンクロニシティ』という言葉をご存知ですか?
『シンクロニシティ』というのは、スイスの心理学者の
ユングが提唱した言葉で、「意味ある偶然の一致」の
ことを言います。恋愛・結婚に限らず、人との出会い、
縁というものは、一種の『シンクロニシティ』の
よって成り立っていると言っていいでしょう。


どういうことかを理解するために、あなたが職場で仲よくしている
同僚のAさんのことを思い出してみてください。
Aさんと出会うために、あなたはどれだけの偶然を
体験してきたことでしょう。生まれた年、生まれ育った環境、
通った学校、今の会社に入社した経緯、入社後の研修、配属先……。
こうしたプロセスを経て、ようやくAさんと出会えたわけですから、
これはもう天文学的確率といっていいでしょう。


これらのプロセスの中で、あなたが一つでも違った選択をしたなら、
Aさんとは永久に出会うことはなかったでしょう。
それはAさんにとっても同じことがいえます。
二人は、まさに意味ある偶然の一致によって出会っているのです。


では、二人はどうして意味ある偶然の一致によって出会ったのでしょう。
人間の意識には、「建材意識」「潜在意識」「宇宙意識」の三つがあり、
お互いの心は「宇宙意識」においてしっかりと結ばれているのです。
そのため二人は、「宇宙意識」の誘導によって、
出会うべくして出会っているのです。そして、
これがとくに重要なことですが、運命の人に対しては初対面といえども、
「懐かしい感じがする」「どこかで会ったような気がする」という
感情がよぎる場合があります。どうしてかというと、
「この人とは時空を超越した深層部分において深く結ばれていますよ」
「前世から縁のある証拠ですよ」という「宇宙意識」からのメッセージが、
あなたの意識に伝達されるからなのです。
それゆえ、『シンクロニシティ』としか言いようがない出会いが、
この現実の世界に起きるわけなのです。


あなたも、「運命の人との出会いは偶然ではない。
必然的なことなのである」という認識のもと、
この地球上にいる何千万、何億という人たち中から
一人でも多くの運命の人を見つけ出していこうではありません。
あなたの運命の相手も、あなたとの出会いを心待ちにしているのです。


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4852
「あなたの魂は、運命の人との出会いで高められます」  (2014/10/16 [Thu])
ここで、ちょっと話題を変え、幕末の志士・坂本竜馬にまつわる
エピソードを紹介しましょう。あるとき龍馬は、幕府の海軍奉行、
勝海舟に面会を求めたことがありました。
尊王攘夷(天皇を尊び、外国人を追い払おうとする思想)に
傾倒していた龍馬は、話によっては、開国主義を重んじる
海舟をその場で切り捨てようと考えていたのです。


しかし、事態は意外な方向に展開していきました。
「新しい日本を作るためには、外国の良いところを見習い、
とり入れなければならない。そのためには、相手が外国人であれ、
わけへだてなく付き合う必要がある」という、
海舟の新しい考えにほれ込んだ龍馬は、
その場で海舟の弟子になってしまったのです。
以来、龍馬が「新しい国家作り」に向けて奔走したのは有名な話です。
なぜ、こんな話をしたかというと、運命の人には、
その人の魂や人格を高めてくれる特徴があることを
強調したかったからです。つまり、龍馬にとって
勝海舟こそ、運命の人であったのです。


もし、あなたの身近に、「この人と会話をしていると、
人生に大切なことがいろいろ学べる」
「この人と付き合いだしてから、人生観や価値観が良い方向に
変わっていった」という人がいたら、その人との縁を深める
ようにしてはいかがでしょう。実際、ある人との出会いがきっかけで、
人生哲学や心の法則に目覚め、
そのおかげで大成功したという人がたくさんいます。


また、職場の上司や同僚の中で苦言やイヤミばかり
言ってくる人がいたら、その人たちとの縁も大切にしましょう。
職場は、ある意味、自分の精神や人格を磨く場所です。
そういう人たちとのかかわりを通して、
人間関係の仕組みや人の心の痛みといったものが学べるのです。
私の身近にも、上司のアドバイスに従い、言葉使いを直した結果、
トップセールスマンになることができ、今ではセールストークの
達人になった人がいます。その人は、「今の私があるのは、
口うるさい上司のおかげだ。あの人と出会わなかったら、
自分はここまで成長できなかった」といっています。


イヤミや苦言ばかり言ってくる人が、実は運命の人だったということが、
人生には往々にしてあります。縁とはそういうところにも転がっているのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4851
「運命の人は、楽しみと生きがいをもたらしてくれます」  (2014/10/15 [Wed])
「趣味は何ですか?」「余暇の楽しみは何ですか?」
と尋ねられたら、あなたなら何と答えられますか?
「趣味はカラオケで、仕事帰りによくカラオケボックスに行く」
「余暇は、自宅でもっぱらテレビを観ている」
「ストレス解消を兼ねて、テニスをやる」このように
いろいろと挙げられると思いますが、
「心底楽しんでやっているか」「生きがいといえるか」といわれたら、
戸惑ってしまう人も多いでしょう。


「カラオケが趣味」という人だって、上司や取引先の付き合いで
イヤイヤ歌っているかもしれませんし、自宅でテレビを観ている
という人だって、他にやることがないから暇つぶしに観ている
だけかもしれません。しかし、人の縁に目覚めれば、
そんなあなたの悩みだって瞬時に解決します。
なぜなら、運命の人の特徴の一つとして、
あなたの人生に楽しみと生きがいを
もたらしてくれることがあげられるからです。

OLもN子さんなどは、その好例といえるでしょう。
それは数年前の夏休みに、彼女が家族とハワイ旅行に
行ったときのことでした。ツアースタッフのサーファーの
日系人女性、S子さんの勧めで、初めてサーフィンに
チャレンジしたところ、N子さんはその楽しさのとりこに
なってしまったのです。以来、N子さんは年に二回ほど
ハワイへ行き、S子さんに教わりながらサーフィンを楽しむようになりました。


そればかりではありません。かけがえのない友人となったS子さんと
英語でメールのやり取りをするうちに、いつの間にか英語力がアップする
という副産物まで得ることができたのです。つまり、S子さんと
出会ったことがきっかけで、一石二鳥の効果が得られたわけです。

ですから、あなたも人から「〜をやりませんか」といわれたら素直に
従ってみてはいかがでしょう。ましてや誘ってくれた相手が
その道のエキスパートだとしたら、チャンスは逃がす手はありません。
その人との縁を深めるように努めてみましょう。もし、
相手が運命の人なら、楽しみや生きがいが倍増するだけでなく、
種々の恩恵を授けてくれるはずです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4850
「あなたのピンチを救ってくれる運命の人が、きっと現れます」  (2014/10/14 [Tue])
人生もビジネスも順風満帆にいくとは限りません。
山あり谷ありで、時には吹雪や嵐に見舞われることだってあります。
実際、成功者と呼ばれる人は、そういう場面に何度も遭遇し、
それを乗り越えていきます。


彼らの自叙伝や回顧録などをめくってみると、
よくこんな一文が記されています。
「あの時、もし、あの人との出会いがなければ、
あのピンチを乗り越えられなかったかもしれない」
「あの人との縁がなければ、あの時点で、
自分は挫折していたかもしれない」
つまり再三いうように、成功者は自力以外に
他人の援助や協力によって、
ピンチや逆境を乗り越えているということです。
そして、そういう救いの手を差し伸べてくれる人は、
運命の人である可能性が高いのです。


実際、「資金調達がままならず、いよいよ倒産かと思われた矢先、
急にお金を貸してくれる人が現れた。
おかげで、倒産をまぬがれることができた」
「経営不振に追い込まれ、工場を閉鎖する直前になって、
ある人が大口の取引先を紹介してくれ、
ピンチから脱出することができた」というような話はよく耳にするものです。


もちろん、あなただって例外ではありません。
運命の人の存在に気づき、その人と縁を深めれば、
逆境やピンチに陥ったとき、思いがけない形で、
思いがけない人が、あなたを窮地から救ってくれるようになるのです。
「次の就職先が見つからずに困っているときに、
意外な人が就職先をあっせんしてくれた」
「閉店寸前に追い込まれていたお店が、
ある人が雑誌に紹介してくれたおかげで繁盛するようになった」など、
奇跡の逆転劇が起きるようになるのです。
そして、あなたをピンチから救ってくれる人との出会いは、
単なる偶然ではありません。意味ある偶然の一致、
すなわち「シンクロニシティ」によって必然的に出会う運命にあるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4849
「運命の人は、あなたの悩みを解消してくれます」  (2014/10/13 [Mon])


運命の人は、成功のチャンスを提供してくれたり、
ツキを呼び込んでくれると言いました。
しかし、運命の人の特徴はそれだけではありません。
ゼロ地点に位置しているあなたの人生を、
プラスの方向へ誘導してくれるばかりではなく、
マイナス地点にいるあなたをゼロ地点に
戻す働きもしてくれるのです。
つまり、あなたが悩みや問題を抱えているとしたら、
それを解消してくれるのです。


Mさんの話を紹介しましょう。
Mさんは、仕事の都合アメリカ暮らしが長かったため、
肉料理中心の偏った食生活を送っていました。
そのせいか、体調が悪く、頭痛、めまい、腹痛などに、
いつも悩まされていました。いくつもの病院を転々とし、
さまざまな薬を試してみても、いっこうに体調が改善されないのです。


そんなあるとき、Mさんが体の悩みを知人のFさんに話したところ、
名医と評判の漢方医を紹介してくれたのです。
Mさんは、早速、漢方医のアドバイスに従い、
食生活を肉食から菜食中心に切り替えて体質改善を行いました。
すると、少しずつ体調が良くなり、三年後には、
別人のように元気になったのです。
そして驚いたことに、九十歳を過ぎた今でも病気知らずで、
若々しく、元気に人生を謳歌しています。


Mさんはこう言います。「あの時、Fさんに漢方の先生を
紹介してもらわなかったら、
私は五〇歳まで生きられなかったかもしれません。
仮に長生きできたとしても、
体は辛くて苦しんでいたにちがいありません。
寝たきりにもならず長寿でいられるのは、
Fさんと漢方の先生のおかげです」


もし、あなたが今、腰痛で悩んでいたとしても、
“ゴットハンド”と呼ばれるすご腕の鍼灸師のおかげで
腰痛が完治する可能性だってあります。
遺産相続の問題で頭を痛めていても、
偶然に知り合った名うての弁護士が、
問題を一気に解決してくれる可能性だってあるのです。
悩みや問題を抱えていたとしても
「いつか、きっと運命の人が助けてくれる」と、
期待しようではありませんか。そうすれば、
マインドがポジティブになり、生きる張り合いが湧いてくるでしょう。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4848
「運命の人は、あなたの成功のチャンスを運んでくれます」  (2014/10/12 [Sun])
あなたの身近にこんな人はいないでしょうか?
「いつも仕事に役立つ情報を提供してくれる人がいる」
「上司の○○さんは、いつも何かと目をかけてくれる」
「脱サラをして開業するなら、資金を提供してもいいと
申し出てくれる人がいる」もし、思い当たるフシがあるなら、
その人との縁はなるべく大切にしましょう。
というのも、そういう人はあなたの人生の成功をお手伝いしてくれる、
運命の人である可能性が高いからです。


その好例が京セラの創業者・稲森和夫さんです。
京セラを興す前、稲森さんは京都にある碍子
(陶磁器や合成樹脂製の器具)をつくる会社で働いていました。
そのとき、上司の青山政次さんという人が何かと目をかけてくれ、
仕事に行き詰まったり、困ったことがあると、
いつも相談に乗ってくれました。


そして、稲森さんがセラミック製品の開発方針をめぐって、
会社の重役たちと対立したときも、
「私が応援するから、会社を作りなさい」と言って、
独立を勧めてくれたのです。つまり、今日の京セラがあるのは、
稲森さん一人の力だけではなく、彼のエールを送りつづけた
青山さんのおかげでもあるのです。


あなたの周りには、青山さんのような人間が存在するでしょうか?
もし、いないというなら、今からでも遅くはありません。
日頃から、他人と良好な人間関係を築くように心がけ、
あなたのよき理解者を一人でも多く確保しておくことです。
そのためには、上司の言うことにむやみに反発せず、
聞き耳を立てて、「なるほど、そうか」と思ったら素直に従ったり、
部下や後輩といった目下の人間たちの面倒をなるべく見てあげることが重要です。

そうすれば、お互いの縁が強まるだけでなく、ある日、
「ああ、あの人が運命の人だったのだ」と
いうことが実感できるはずです。そして、
そのときあなたは成功するための大きなチャンスをつかんだことになるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4847
「良縁の象徴『運命の人』の存在に気づけば、運命は一変します」  (2014/10/11 [Sat])
具体的にどうすれば、良縁の芽を作り出すことができるのかを
お話しする前に、ここであなたに質問させていただきます。
これまでの人生を振り返ってみて、ある人がきっかけで、
こんなに変化を体験したことはないでしょうか?


「担任の先生が変わった途端、勉強に身が入るようになり、
成績が上がった」「新しい上司の下で働くようになった途端、
営業成績がみるみるアップした」「数年前に入社した後輩の勧めで、
ヨガを始めるようになってから、体調がすこぶる良くなった。
ダイエットにも成功した」


もし、似たような経験をしたことがあるなら、
それは良縁と考えていいでしょう。と言うのも、その人たちは、
あなたの運命を好転させたり、人生にツキをもたらしてくれる
ラッキーパーソンである可能性が高いからです。
そういう人の言うことを私は「運命の人」と呼んでいます。


実際、運の良い人、成功者と呼ばれる人は、大なり小なり、
こうした運命の人との出会いをきっかけに、
人生を開花させることができたといってもいいのです。
「無名の新人歌手が、ある音楽プロデューサーに見出されて、
大ヒットを飛ばした」「無名の作家が、ある編集者のおかげで、
ベストセラー小説を書き上げることができた」と
いった話はよく耳にするものです。


ここで重要なことは、運命の人は遠いどこかではなく、
身近に存在するということです。肩を並べて仕事をしている
同僚がそうかもしれません。あなたのゲキを飛ばした
上司がそうかもしれません。出入り業者や取引先の
担当者の可能性だって考えられます。
ひょっとしたら、久しくご無沙汰している学生時代の
恩師や同級生がそうかもしれません。


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4846
「縁には『良縁』と『悪縁』の二つがあります」  (2014/10/10 [Fri])
成功するためのもっとも重要な要素とは「人の縁」であり、
成功者と呼ばれる人の大半は努力や才能といった自力以外に、
縁と言う他力によって飛躍や発展のチャンスをつかんでいる。
しかし、一口に「人の縁」といっても、
縁には良縁と悪縁の二つがあることを忘れてはなりません。


良縁とは何かというと、あなたの気分をポジティブにしてくれたり、
成功や願望実現のチャンスやツキといった
ラッキーな現象をもたらしてくれる人、すなわち、
運命好転の担い手のことを言います。
これに対し、悪縁とは、あなたの気分をネガティブにしたり、
あなたの人生に失敗や停滞を招き寄せる人、
つまり、あなたの運命好転の足かせになる人のことをいいます。


ここで注意していただきたいのは、
良縁をないがしろにして悪縁に縛られ続けると、
運命は好転するどころか、ますます悪化してしまうということです。
そうならないためには、悪縁をなるべく断ち切り、
良縁をはぐくむことが重要です。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4845
「運のいい人、成功者と呼ばれる人は……」  (2014/10/09 [Thu])
「運のいい人、成功者と呼ばれる人は、「人の縁」を大事にします」

成功するため要素とは何かと尋ねられたら、
あなたなら何を真っ先に挙げるでしょうか?
「目標達成に向けての明確なビジョンを定めることである」
「先見の明を養うことである」
「パイオニア精神を持って積極的に行動することである」このように、
いろいろ挙げられると思いますが、これらをプラスして、
もう一つ大変重要な要素があると言ったら、
あなたなら何を連想するでしょう?


それがなんであるかを述べる前に、
ある実業家の話をしてみたいと思います。
だいぶ前のことですが、東北の寒村から上京し、
ゼロの状態からスタートして一代で巨万の富を
築きあげることに成功した男性がいました。
ところがある時、不況のあおりを受けて、
彼の会社は倒産し、一文無しになってしまったのです。
男性のことを哀れに思ったのでしょう。
知人が、「このたびは大変なことになりましたが、
どうか失望なさらないでください」と慰めの言葉をかけると、
男性はこう答えたのです。


「会社が倒産したからと言って、
私は別に落ち込んでなんかはいません。
それに私が失ったのはお金であって人ではありません。
私が作ったのはお金ではなくて、人の縁です。
人の縁さえあれば、お金なんか、
またいつでもつくることができます」そして、この言葉どおり、
男性は会社を再建させることに成功し、
再び、巨万の富を築き上げることができたのです。


この話を通して何が言いたいかと言うと、
成功するためのもっとも重要な要素とは「人の縁」であり、
成功者と呼ばれる人の大半は努力や才能といった実力以外に、
縁によって飛躍や発展のチャンスをつかんでいるということです。
ひと言でいえば、いくらポジティブに考えて行動しても、
「人の縁」なくして人生の成功はありえないということです。


逆に、環境や条件が悪く、ハンディがあったとしても、
「人の縁」に目覚め、それを大事にする人は、
いつか必ず成功への道が開け、
人生はその人が望んだ方向に展開していくようになるのです。
「人の縁」なくして成功は望めない。
まずは、このことをキチンと理解してください。


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4844
「幸せになる人が、絶対やらない三つの悪業」  (2014/10/08 [Wed])
人間として恥ずかしいことを、
恥ずかしいと思わずに行う人は、地獄へ落ちます。


だます。盗む。人を傷つける。
この三つは、信頼を地に落とす悪業です。
悪い行いをすれば、必ずその報いを受けることになります。
逆に、幸運を得るには、先の三つとは、逆の好意をすればいいのです。


真実を話す。人に与える。人を守る。
「真実を語る」人は信頼されます。
ある社長が言うには、「信頼できる部下」とは、悪い情報も含め、
起こっていることを正直に報告する部下だそうです。


何かを「与える」という行為は、相手に好意があるということを、
わかりやすく伝えます。大切な人にはプレゼントを、
仕事で力になりたい相手には有益な情報を、
親切にしてくれた人には、心からの感謝の言葉を惜しみなく伝えます。


「人を守る」ことも、信頼感を得る方法です。
たとえば、仕事で問題が起こっても、
上司がフォローしてくれるという安心感があれば、
部下の働きぶりは俄然よくなります。
そういう職場は業績も順調です。
人を守るということは、それくらい強い心の結びつきを生むのです。


「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

vol. 4843
「この『沈黙』が、あの人の心を開く」  (2014/10/07 [Tue])
何も語らないからと言って、
無知で愚かなわけではありません。
深い考えゆえに、
その点については沈黙を守っている人もいるのです。


「あえて言わない」という選択肢を持てる人は、
賢い人です。たとえば、新しい掃除機を
買って喜んでいる人に、
「もう買っちゃったの?それ、
新しいモデルが一週間後に出るらしいよ」
などと言ってしまったら、
せっかくうれしい気持ちに水を差すだけです。


その情報を知ったところで、
新しいものに取り換えられないのであれば、
知らせない方がよかったのでしょう。


相手は、いずれその情報を知るかもしれませんが、
今このタイミングで知らせる必要はないと思います。


「よかったね。使い勝手はいい?」と、
笑顔で聞いてあげた方が、
きっとお互いに楽しい時間を過ごせます。


恋人が仕事で悩んでいるとき、
「相談に乗るよ」と根掘り葉掘り話を聞き出すより、
ただそばにいて世間話をしながらゆったり時間を過ごしたり、
おいしい手料理を振る舞ったり、
公園に散歩に誘ったり、何気なくくづかってあげる方が、
ずっと相手の心を癒してあげられる場合もあります。


相手が聞かれたくことには、
触れないようにすると、人間関係は円滑になります。
もちろん、今注意しておかないと、
相手にとって将来的によくないと思うことなら
厳しいことを伝える勇気も大切です。
その取捨選択が的確にできることが賢者の証なのです。


「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋





vol. 4842
「『できない』ことを認めると、さらに成長できます」  (2014/10/06 [Mon])
「『できない』ことを認めると、さらに成長できます」

実力もないのに、高い地位を求め、権力をえようとし、
人から尊敬を得ることばかり考えるのは、愚かなことです。


高い山から見る景色は最高です。
でもいくら高い山に登りたいからと言って、
実力もないのに登ろうとすれば、命を落とす危険があります。
十分な体力、技術、経験がなければ、
山に負けてしまうのです。人生も、登山のようなものです。
実力が高まるにつれて、地位や権力も高まっていく
という形でなければいけません。
分不相応な地位や権力を求めれば、道を踏み外し、
逆に谷底に転がり落ちてしまうこともあるでしょう。


ところで「実力」とは、どうすれば測れるのでしょうか?
他人が下す評価が、正しいのでしょうか?
実は、実力を測る方法はありません。
人は日々学び、進化していて、一日も同じ自分でありません。
できることも刻一刻と変わっています。
今日できないことが、明日には簡単に
こなせるようになることだってあるのです。


まだ学ぶことは、たくさんある。
もっと努力したほうがいい――そんな謙虚さを持ち続けていれば、
「自分なら何でもできる」と過信することはないでしょう。
愚かな人は自分を過信し、状況を甘く判断します。
そして大ケガをするのです。
「ちょっと頑張れば何とかなるレベル」から
、少しずつレベルをあげていくことで、
高い山も、確実に制覇できるようになるでしょう。


「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

vol. 4841
「外出前に、鏡パワーで好感度アップ」  (2014/10/05 [Sun])
賢者は、だらしないことをしたときには、反省します。
愚かな人は、自分がだらしないことをしていることにすら、気づきません。


「人は見た目よりも、内面が大事」と、ことさら強調する人ほど、
自分の身だしなみに無頓着なようです。
ときにはそれが、自分がだらしない恰好をしていることへの、
言い訳のように聞こえます。人の品性は、
身だしなみそのままに、あらわれます。
ですから人は、それとなく相手の身だしなみを
チェックしているものです。


身だしなみとは、流行のオシャレな服や高級ブランド服を
着るといった、装いの華やかさのことではありません。
きちんと整っていること、清潔感があるかどうかです。
ワイシャツに汚れがついていないか、
服のボタンがとれていないか。服にしわがないか。
靴がほこりをかぶっていないか。
髪を定期的にカットしているか。臭っていないか。


シワくちゃのスーツを平気で着る人は、
細かいところまで気をつかえないズボラさを感じさせ、
一緒に仕事をして大丈夫なのかという不安感を与えます。
そして一度与えた悪印象を挽回するのは、難しいのです。


ところが愚かな人は、相手が自分に不信感を
持ったことにさえ気づきません。人の感情にも、
視線にも鈍感なので、反省すらしません。
でかける前に、全身を鏡に映してみましょう。
誰に見られても恥ずかしくないと思えたら、
胸を張ってでかけましょう。

「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

vol. 4840
「“我慢しないで”いい結果を手に入れる賢者のルール」  (2014/10/04 [Sat])
遠ざけねばならないことを、遠ざけない人は、
悪い道へと進んでいきます。


ある企業で、「会議にパソコンを持ち込んではいけない」
というルールがつくられました。実はその会社、
それ以前はパソコンの持ち込みを推奨していたのです。
すぐの必要なデータを引っ張りだせますし、
時間や紙の節約になるし、メモも取れ、計算もでき、
その場でデータ整理もできますから、
会議がより効率化すると考えたのです。


ところが実際には、真逆の結果になったのです。
社員たちはパソコン操作に夢中になって集中力がなくなってしまい、
意見を求めても、「はっ!すみません、
聞いてませんでした」という始末。
そこで、パソコンの持ち込みは禁止となり、
会議の場から遠ざけられました。
これは、いい決断でした。「遠ざけなければならないことは、
きっぱり遠ざける」のが、賢者のモットーだからです。


人の心は弱いもので、会議に集中しようと決意したところで、
外部から刺激を受ければ、すぐにフラフラしてしまいます。
ですから、物理的な距離をとったほうがいいのです。
仕事に集中したいなら、読みたい本や、ゲーム、
テレビなど一切合切、手が届かないところに置いては、
どうでしょう。誘惑するものを遠ざければ、苦労せずに、
いい結果を手にすることができるのです。

「『いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

vol. 4839
「どうしたら禁煙できるのか?やめられない人の性格とは?」  (2014/10/03 [Fri])
自分の弱さを知っている人は、賢者です。
弱いのに自分は強いと信じている人は、救いようがありません。


「自分の弱さを知る」ことも、自分を上手に
コントロールするためには大切です。
たばこの値上げや、公共施設などで禁煙ゾーンが
増えている社会情勢から、最近、禁煙を始める人が
増えています。「タバコをやめられない人」には、
ある性格的な特徴があると言われています。
それは「強がりな性格」だそうです。
このタイプの人は、「自分は意志が強いから、
やめようと思えばいつでもやめられる」と言います。


しかし「やめようと思えば、やめられる」という強がりが、
落とし穴なのです。そう言うばかりで、いつまでも、
禁煙をはじめません。結局は「やめたくても、やめられない」
ことの言い訳なのです。勉強のできない子どもが、
「成績をあげようと思えば、いつだってあげられるんだ。
ただ自分はしないだけなんだ」といって、
最後まで勉強しないのと同じです。


自分の弱さに、謙虚に向き合ってください。
そこが出発点です。名人と呼ばれる人ほどの職人さんは、
「自分の技術などまだまだです。
自分はまだ修行が足りません」といった言い方をよくします。
そして今日できる努力を精一杯します。
自分の弱さを認められるのは、賢者の証です。


「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

vol. 4838
「こんな『余計なプライド』は、捨てたほうがラク」  (2014/10/02 [Thu])
正しいことを「正しい」と見なし、
間違っていることを「間違っている」と認められれば、
その人の「正しい人生」を生きていけます。


戦国武将の英雄といえば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三者が、
時代を動かすキーパーソンであったことは間違いありません。
この中で、最後に天下をとったのは、徳川家康でした。
なぜ家康は、天下取りに成功し、信長、秀吉は、挫折したのでしょうか。
理由の一つとして、三人の「人間性」の違いがいわれています。


家康には、有能な家臣が多くいました。
つまり家康は、有能な家臣を大切にしたのです。
有能な家臣は、何が正しく何が間違っているか、
ズバズバ指摘するものです。
ときには、家康の考えに反対する意見も述べました。
しかし家康は、腹を立てずに、
正しい意見は積極的にとり入れたと言います。


一方、信長や秀吉は違いました。自分に意見するものは、
たとえどんなに有能であろうと、その意見が正しかろうと、退けていました。
その結果、信長は家臣である明智光秀に謀反を起こされ、
秀吉のまわりには無能なイエスマンしかいなくなり、運勢が衰退していきました。


自分が間違っていることを認め、
自分より目下の人の反対意見を正しいと認めることは、
実は、とてもむずかしいことです。
そのために、恥をかくこともあります。
目下の者の言葉に従わざるをえないときもあります。
しかし、それができるのが、リーダーとしての、
度量の大きさです。
最後に勝つのは、恥をかける人なのです。

「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

vol. 4837
「劇的に学習スピードが速くなる、一番簡単な方法」  (2014/10/01 [Wed])
賢者から多くを学びとることができるのは、その人が賢い証です。
愚かな人は、賢者とどれだけ長い間、一緒にいても、
何も学びとることがありません。


賢者は、人の話をよく聞きます。
「学ばせてもらいたい」という意欲が旺盛なのです。
ですから賢者は、よくメモを取りながら、人の話を聞いています。
メモを取ると、相手の話がより深く理解できます。
手を動かせば、しっかりと記憶もされます。


また、メモを取る姿は相手に
「あなたの話をちゃんときいている」とアピールするので、
好印象を与えます。好印象を与えて、
いい情報も入手できるのですから、一挙両得です。


人から学ぶための賢者の心得を、四つあげておきます。
(1)質問上手、聞き上手になる。
(2)人が成功していることは、自分でも試してみる。
(3)えり好みをしないで、人に会う。
(4)自分の専門外の人に、積極的に会う。
「会う人が皆わが師」ということばがありますが、まさにその通りなのです。


生まれつきの特別な才能がある人よりも、
学ぶことが上手な人のほうが、将来的には、
大きく成功するものです。その道のプロに教われば、
圧倒的に学習時間を短縮でき、収穫も増えます。


しかし、愚かな人は、自分は優れていると自惚れて、
真剣に学ぼうとしません。賢者とは、
生まれつき才能のある人のことを言うのではありません。
学ぶ力の強い人を言うのです。

「『いいこと』がいっぱい起こる!ブッダの言葉」より抜粋

ログイン 保存