2009年6月の日記

6月30日「お金の使い方」 (2009.06.30[Tue])

お金の使い方というのは、
「自分にとって安ければいい」ということではありません。
お金は喜ばれるように感謝で使ったらね
お金が自身が喜んでやってきます。

お金は便利なものですが、
お金自体に善も悪もありません。
そのお金を使う人の気持ちがどうなのか?
が問題になってきます。
よく宗教家や道徳主義者の人が、
「お金なんて・・・」と言ってるのを聞きますが、
お金に対するコンプレックスがある人ほどそういう言い方をするし、
お金に対する罪悪感の裏腹に「お金が欲しい」という思いが心の奥底には潜んでいます。
僕はお金は必要なものだと心底思っています。
だから、お金に執着することなく、
向うからやってくるお金は「ありがたい」と感謝でいただきます。

仏教は常に自利利他円満を言います。
ですから、お金は自分も喜び相手がいかに喜ぶように使うかということです。
お金を自他共に喜んで使えるかということは、
お金の問題も含めて、
いかに喜ばれる存在になるかということなのです。
だから、
自分の喜びのためにも使うし、
同時に回りの人たちの喜びのためにも使う。
自分だけ、家族だけのためでもだめ。
他人や、組織だけのためでもだめ。
この両方が喜べることに使うということを心がけておけば、
とても気持ちよいお金の使い方ができます。
金額の多い少ないの問題ではありまぜん。
お金を使うときは、
「自利利他円満」を心掛けて下さい。
不思議とお金が喜んでやってくるようになります。

6月29日「すべて起こることは自分に原因がある」 (2009.06.29[Mon])

自分があの人なんとなく嫌いだな、
と思っていたら、やっぱりその人にはなんとなく嫌われてしまうし、
なんとなく仕事が面白くない、と感じていたら、
余計に面白くない仕事しかやってこなくなるし、
すべては縁のネットワークで繋がっていて、
結局は自分のやったことは自分に返ってくるようて゛す。

だから、
ひょっとすると同僚が仕事で辛そうにしているのも、
自分がその原因をつくっているのかもしれない。
ひょとすると、
家族の体調がすぐれないのも、
いつも自分のことを心配してくれているから病気になってしまったのかもしれない。

それから、
今にも死にそうなほどに貧困で悩んでいる人たちが、
同じ地球にいることや、
一部の人のために地球の自然がどんどん破壊されているなど、
そんなに自分の身近には感じない人のことも、
やっぱり自分の中に何らかの行動をおこさないことに、
原因があるのかもしれない。

政治家が悪い、国が悪いというのは簡単です。
何事も自分は悪くないと逃げるのは楽なものです。
簡単だし、楽だけど、
本当は楽しくないと思います。

自分の身近に悪い態度をとる人がいる場合は、
その人が悪いのではなく、
自分がよいお手本を見せられないことに原因があるのかもしれないのです。

そんな風に、
より多くの人たちが、
すべての原因は自分にあった!
という考えを持って、
良いと思ったことはどんどん行動に移していけば、
どんどん良い世の中になっていくはずです。
できることからコツコツと、
毎日笑って、一生懸命働いて、
なにより自分の幸せが回りに自然と伝わっていけるように、
とにかく問題の責任を相手やまわりのせいにしない。
「すべての原因は自分にあった」と考えて、
自分を変化させていく。
そこから初めてみたらいいですね。

6月27日「人間にはその人その人の役割がある」 (2009.06.27[Sat])

自分の役割をはやく知る方法は、
短所に気づき、
逆に長所を伸ばし、
仏様に後押しされながら、
ワクワクしながら、
一生懸命に命がけで働くこと。

ものごとをマクロに見るクセをつけて、
ミクロな目の前のことを一生懸命やる。
嫌なことは逃げても必ず追いかけてくるから、
目の前のことから、
逃げたり、
弱虫になっては駄目です。

そうやって生きていけば、
自分の役割というものは自然と分かるようになっています。
だから「自分探し」をする必要はありません。
自分の人生は、探すものではなく、自分で創り上げていくものです。
とにかく、
「自分の役割はこれ!」 と自信を持っていえるよう、
素敵な人生を創り上げていきましょう。

6月26日「その人の匂い」 (2009.06.26[Fri])

人にはそれぞれ独特の臭いがります。
演歌ばかり聴いてる人からは、
演歌の匂いがするし、
アニメばかり見ているオタク的な人からは、
アニメの匂いがプンプンします。
仕事ばかりしている人は、
仕事の匂いがします。

仏典には、
「魚を縛ったなわには魚の匂いが移り、  
香を包んだ紙には香の匂いが移る」
お釈迦様は何を言いたかったのかというと、
「人間には、はじめから匂いがついているわけではない。  
あなたが付き合う人によって、いろいろな匂いがつくのだ」
ということです。

人間は、
よい友人と師を持つと、自然といい匂いがついてきます。
また、
なるべくいい匂いがするもの、
爽やかで、明るく、潤いがあって、イキイキワクワクした、
美しくて、いい匂いを発するためにも、
一生検挙に学び続ける精神を忘れないで下さい。
そういう意欲が、よい友人と師とのご縁を与えてくれます。

6月25日「笑いのパワー」 (2009.06.25[Thu])

笑いには人を幸せにするパワーがあります。
周りの人が気持ちよくなるような、
笑顔、そして微笑みっていいですよね。

仏教では、
顔施(がんせ) と言って、
笑顔を施すこともれっきとした布施であると言います。

最近イライラするな、笑ってないな、と思ったら、
ムリにでも何か面白いことを見つけて笑ってみる。

とても悲しいこと、辛いことがあったとき、
ムリにでも鏡の前で笑顔になってみる。

そんなちょっとした習慣を持つことで、
どんなことが起ころうとも、
自分の人生のストーリーは、
ハッピーエンドで描けるように思います。

6月24日「大いなる自己暗示の力」 (2009.06.24[Wed])

自己暗示には驚くほどの効果があるそうです。
自己暗示の気をつけなくてはならないことは、
プラスのことでも、
マイナスのことでも、
どちらも素直に効果が現れるということです。

「私はやれる」
と思っている人は、そうでなくても、
本当に仕事ができるようになっていきます。

反対に、
「私はできないかも・・」
などなど、マイナスなことを考えると、
本当に仕事ができなくなったり、
病気になったりします。

結果は思い込みの差なのですが、
これはとてももったいないことだと思います。

中国の古い物語に、
「虎を見て岩をも通す桑の弓」というのがあります。
これは、虎と信じて必死で放った矢は、岩を射抜いたけれども、
それが岩だとわかってからは、
矢は二度と岩に突き刺さらなくなった・・という話です。

このように、
人間の思い込みには、すごいパワーがあるのです。

そのため、
成功したり、
自分の能力を最大限発揮するためには、
プラスの「自己暗示」をかけるほうが絶対良いのです。
そしてこの「自己暗示」をうまくいかせるコツは、
「暗示」と「行動」を一致させること。

とにかく、
自分の短所は気づくだけでいいですから、
そこにあまりとらわれず、
「自己暗示」と「行動」を一致させて、
どんどん能動的に動いていきましょう。

6月23日「知っているのと、分かっているということ」 (2009.06.23[Tue])

「それこの間、聞いたよ」
「そのことだったら知ってるよ」
こんな言葉をよく使いませんか?

しかし、本当に「知っていた」のか、
「分かっていた」のかは、
かなり疑問が残ります。

たぶん「分かっている」といっても、
身についてなくて、
「知らない」方に近いことが多いんじゃないかな。

どんなことも、
人は自分の経験した事柄からしか、
物事について考えることはできません。

自分では知っている、と思っていても、
実は、知らない 、わからないことが多いのです。

分からないことを、
分かろうとすることが、
人生を前向きに歩むための原動力なのかもしれません。

たとえば、
どれだけ美味しいかは、
食べてみないとわからないし、
人が語った話は、
自分も同じ経験をしてみないと、
本当の意味はわかりません。

それならなるべく、
「知ってるよ」
その一言で終わらせないようにしましょうよ。
また知識も大切ですが、
かけがえのない経験を、
より大切にしていってもらいたいですね。

6月22日「明日の計画を立ててますか」 (2009.06.22[Mon])

計画を立てると、
どんどん縛られるようで嫌いだという人がいますが、
縛られるどころか、
頭の中が整理されているので、
途中でイレギュラーなことがあっても、
逆に効率的に対応できるのです。

また、
計画や目標は立てていても、
良いと思ったことはすぐに取り入れ、
変更可能な場合はすぐに変更し、
なによりそのことによって、
自分も人も活きていきます。

綿密な計画と、
柔軟な思考、
これらをうまく融合させると、
ムダやムリのない、
効率的な生活ができます。

ムリ、ムダ、ムラのない生活を目指していきましょう。
なにせ人生二度なしですから、
日々の時間を大切に生きることこそ、
仏さんのお心に沿ってます。

6月20日「勇気ということ」 (2009.06.20[Sat])

勇気とは、
「良いと思うことをやり、
悪いと思うことはやろめること」です。

ちなみに、
良いと思うことはどんなことかというと、
自然の法則、つまり仏さんのお心に沿っていて、
自分の良心に沿っていることです。

良いと思うことをやり、
悪いと思うことはやめる。
気づいたら、
即、
決意して行動をすることを繰り返していたら、
物凄く楽に生きていけるようになります。

そうすると、
人生がよりシンプルに、
スムーズに過ごせていけるようになっていきますから、
勇気って絶対に必要ですし、
仏さんの声を聴くってそういうことなんです。

6月19日「 出船の精神」 (2009.06.19[Fri])

出船の精神とは、
旧日本海軍の三つのクセづけのひとつで、
船を入港させる際にすぐに出られるように、
バックで入港しなさいということ。

言い換えると、
少し先の未来を想定して、
現在の行動を段取り良くしなさい、ということです。

自宅でもそうですが、
人の家にお邪魔した際には、
きちんと靴をそろえておくことや、
明日着る服を前日の晩に決めて、
布団の近くに置いておくことなど。

これは当てはまります。

出船の精神は日常生活の中でクセづけるのがポイントで、
この精神を身につけていくと、
自然と段取り上手が身についていき、
より自分の「いのち」が輝いていきます。

6月18日「自己成長のコツは小さな習慣を積み重ねること」 (2009.06.18[Thu])

決めたことは、
途中であきらめないことが自己成長のコツです。

夜は早く寝て早起きすること。
明日やることは翌日の夜にイメージして寝ること。
今日の仕事は今日中に終わらせること。
部屋や近辺の整理整頓は必ずすること。

小さな習慣を、
あきらめずに、
根気良く毎日続けることで、
人間は良いクセづけができるようになってきます。

過去僕は尊敬する仏教者の先生に、
こう言われたことがあります。
「人に大切なものは、  
知識よりも才能よりも、
何よりも日々の良いクセづけであり、
純粋な情熱である。
求道的な継続される努力なくして、
他力の真髄は分かるはずもなく、
法が伝わるわけでもない。」
「う~~~ん、その通り・・・」
この言葉には、
性根が入りました。

それ以来というもの、
とにかく小さな習慣を積み重ねること、
「決めたこと」は、
日々コツコツ続けていくことを繰り返しています。
この「すなお」だってそうですね。
毎日三百六十五日、
一日の例外もなくやることは、
結構根気がいるように思えますが、
毎日の歯磨きのようにクセづけをすると、
逆にやらないほうが気持ち悪くなってきますよ。

6月17日「うまくいかない時は原点に戻る!」 (2009.06.17[Wed])

世の中はどんどん変わっていくから、
あらゆる組織も会社もそれにあわせて変化、
成長していかないと、
継続することはできません。
しかし、変化、成長を続けているつもりでも、
なぜだかうまくいかない時が必ずやって来ます。
そういう時は、
その仕事をはじめた頃の思いや、
仕事の原点に戻る事で不思議と解決策が見付かります。

人間は宇宙の愛を忘れ、
傲慢になって生きていくようになると、
必ずや「ありがとう」という感謝から遠のき、
何をやってもうまくいかなくなっていきます。
これは自分の原点を忘れてしまっているからなのです。
そういう時は花を見ても「美しい」という情緒を見失っています。
自分のことばかりで、心が曇ってきています。
そういう時こそ、
ちょっと日常を離れて自然の中に身を置いて内観する事。

そうすると次第に正気に戻って、
自分は今までなんと多くの人に迷惑をかけ、
なんと多くの人や物にお世話になって、
なんと宇宙(仏さんの大きな愛)に居直って、
傲慢な生活を続けてきたのか、
そう心の底から思えてきます。
そしてこの感謝と懺悔の気持ちが、
自分の中の原点だと分かってきます。

うまくいかない時は原点に戻る。
するりと、
不思議なほどに、
明るい道が開けてくるものなのです。

6月16日「成長する人の思考」 (2009.06.16[Tue])

成長好きな人は、いつも面白いことを探しています。
面白い事とは、
娯楽を伴うしょうもない話や、
細々した日常の繰り返される情報なんかではなく、
何かを通して気づいた事、
深く目覚めた事のことをいいます。
正直言って、
僕自身も、
そんなこと以外にあまり興味が無いので、
うちのスタッフが日常的な話をしていても、
「あっ、そうかあ〜」で終わりです。

それより、
本を読んで感じた事、
仕事をしていて気づいた事、
家族との拘わりで教えられた事、
人と会って何か自分が目覚めた事などの、
本質的な話は、
「なるほどねえ〜〜」と興味を持って聞くことができます。

人と話をするとき、
日々気づきと実践によって成長を続けている人と話をするほど、
楽しいことはありません。
人は誰しも、成長している魅力的な人と、
できれば一緒にいたいと思うものです。

6月15日「空気の読める人になろう」 (2009.06.15[Mon])

「空気を読めよ。相手の気持ちを察しろよ」
何度もうちのスタッフにはこの言葉を繰り返します。
さて、空気の読める人、読めない人、
これは、「相手のことを思いやる気持ち」が、
どれだけ多いかが、空気を読めるか読めないかの違いになります。
それと、
日常の整理整頓や、
細々したことを、きちんとやる人ほど、
空気は読めるようになります。

何かの意思決定のとき、
必ず空気を呼んで決めるクセづけを、
つけていくことをおすすめします。
これを外応と言います。

たとえば、
この会社と取引しようかなと考えているときに、
外の道路から笑い声が聞こえたり、
子供たちの明るく楽しい姿が見えたり、
こういう場合は取引は必ずうまくいきます。
つまりポジティブな何かを感じた場合は、
必ずスムーズにいくのです。
逆に、
外の道路から暴走族の爆音が聞こえてきたり、
怒鳴り声が聞こえてきたりするような、
ネガティブな何かを感じると、
何か取引はうまくいきません。
過去の事例を振り返ってみると、
必ずそうなっていくのです。

不思議な事ですが、
多分、
仏さんが、
何らかのサインを外からの情報によって与えてくれているのだ、
最近はそう感じ取れるようになりました。
空気の読めない人は、
これらのサインにまったく気づけないし、
気づこうともしません。
そういう人は、
外側から口論が聞こえてこようが、
笑い声が聞こえてこようが、
何があろうと、
まったくおかまいなし。
まったく外から来るサインを読み取れません。
そういう人を見ていると、
何かがあると、
必ずどつぼにはまっていってるから、
失礼ですがこれまた見事というしかありません。
つまり、
外から来るサインを読み取れないということは、
いつも自分のことで頭がいっぱいということなのです。

自然の現象、
周りから来る外応を敏感に感じ取り、
全体的な空気を呼んで、
いろんな変化やサインに気づく感性を育てていったらいいですね。

6月13日「力を入れない時に最大のパワーが出る」 (2009.06.13[Sat])

僕は空手をやってきましたが、
相手に効く突きや蹴りというのは、
力が抜けて瞬間的に集中できたときに放った突き蹴りです。
肩に力が入ったり、
相手を倒そうとしている時は、
どんなに効くような突きや蹴りを放っても、
逆に相手にはダメージがあまりありません。

たとえば空手の投げ技で、
「なんとしてでも押さえつけて投げてやる」という思いで、
相手を力ずくでコントロールして投げてやろうと思っている間は、
相手はびくとも動きません。
「力を入れない」「相手に危害を加えない」と思うことで、
相手の懐にスルっと入っていき、
結局は力を使わずに相手をコントロールして投げることができます。

このことは人間関係も一緒です。
相手を変えてやろう!
と考えているうちは、
相手は頑なに変わることを拒みますが、
「そのまんまのあなたでいいよ」
「私はあなたに危害を加えませんよ」と、
その人を認めてあげることで、
結局その人の良い部分をのばしてあげることができるのです。

夫婦関係でも、
結局は相手の手のひらの上で転がされている・・・
というような場合は、
この方法の応用編・・・のような気がしますね。

まずは今日から、
「力を抜く」
「相手に危害を加えない」
「相手を認める」
と心に決めて、
人とのコミニュケーションをとっていきましょう。
とても気持ちいい体験をすると思いますよ。

6月12日「今、ここ、私を生きる」 (2009.06.12[Fri])

過去を煩うことなかれ、
未来を憂うことなかれ、
今今今、ここここここ、私私私、
今、ここ、私を生きよ!これが仏法です。
車でも人でも同じですが、
今、ここを生きてないっことは、
エネルギー漏れがあるってことです。
エネルギー漏れは、
集中力の乏しいから起こってきます。

成功者の共通点は、
エネルギー漏れが極めて少ないということですね。
いろんな思考が頭の中をグルグル回っていると、
今、ここ、私を生きることはできません。
思考なんて、
おおよそ煩悩ばかりですから、本当の自分ではないのです。
思考に振り回されず、「今、ここ、私」に集中することができれば、
悩みは自然と消えていくものです。

時間は不思議なもので、
ある時刻に「今」と考えたとしても、
それは、頭で考えたら次の瞬間に
「今」と思った時間はすでに「過去」になります。
何かのストレスでくよくよ悩んだり、
怒りや悲しみが思考を占領するということは、
過去に起こった何らかの出来事にフォーカスさせているか、
未来に起こるかもしれない未知の出来事を心配しているだけのこと。
どんなに悩んでいることがあったとしても、
本当に「今」に集中することができると、
怒りや心配、悩みも自然と少なくなり、
仏さんの大きな愛に包まれてるというか、
守られていることを感じるように、
安心して集中していくようになります。

まだまだ、
「今」「ここ」「私」に集中できたり、
できなかったり・・。
そんな時は「ナンマンダブツ」って念仏を称えて、
「心配するな。安心せよ。私がいるんだから」と、
仏さんの声を聞く事にしています。
すると「よしっ!今、ここに集中しよう!」
とくるくる思考から離れて、
集中に突入していきます。

それと、
ちなみにNCのスタッフ、特に男性スタッフには、
とにかく沢山の仕事を与え、多能工をさせることによって、
嫌でも「今もここ」に集中せざるをえなくしています。
悩んでいる暇もないほど働いて、
集中力や効率や問い聞く謙虚さや、
その上で培われる即時判断能力を身につけさせていけるからです。

あなたも自分の思考状態を観察してみて下さい。
呼吸の音、心臓の鼓動、パソコンのキーを叩く指の動き、
風の音、車の音、まわりの空気の匂い、
今、目の前にいる人と自分とが作り出している雰囲気、
今、自分がすべきこと・・・。
それら「今、ここ」にあるものに、
パッと集中することをクセづけることで、
きっと何かが変わってきますよ。

6月11日「白黒、善悪の判断をしない」 (2009.06.11[Thu])

日々現場を通して仏教を学ぶ中で、
僕が一番心かげているのが、
「これは良い、これは悪い、などの善悪の決め付けや、
正しいか間違いか、などと  
自分なりの経験で分析、判断をあまりせず、
ありのままを素直に受け入れ、
ポジティブな即時問題解決や意思決定をしていく」
ということです。
これは言葉では簡単に言えますが、
いざ実践となると、
すぐに白黒、善悪の判断をしたくなって、
ウダウダ言ったりやったり、
過剰な反応をしていったりするものです。

とにかく人や物などに対していろんな事柄を判断せずに、
そのまま、ありのままを素直に受け入れていく。
こういったトレーニングを繰り返していくと、
自分の思い込みの強さ、
後々、自分の考えが間違っていたり、
自分の世界がただ狭かっただけなのだと、
気づく事が沢山あります。

安易に判断してしまうのは、
自分に経験や智慧が足りない証拠なのだなと、
反省することもいっぱい出てきます。

判断すること、しないこと、
意思決定についていろいろ考えを巡らせると、
こんな事に気づかされます。
それは、
世の中の多くの事柄は善悪、白黒のように、
相対的であるように見えてくるけども、
それは結局、
自分が勝手に自分の見方やとらえ方で、
二極に枠を作り判断してしまっているだけで、
本来は白も黒も、善も悪もなく、
すべては目の前に起こってる事実だけであって、
勝手にそれに色をつけているのは自分の思い込み。
そんなものは何ら、真実ではない・・・と。

判断すること、決め付けることの反対は、
判断しないで「そうなんだ」って素直受け入れること。
クレームにしても、褒められたことにしても、
過剰反応して一喜一憂せず、
このことによって自分は何を感じ、何を学ぼうとしているのか、
相手は何を求めているのか、
何を解決してほしいと願っているのか、
と、その事実をありのまま受け入れていき、
その事実に対して即時行動を起こしていくということ。

何に対しても判断せず、
自由に、
その物事にとらわれず、
なるべく多くのことを素直に受け入れるニュートラルな心の状態が、
結局は、
的確な判断と意思決定力の向上につながっていく、
そう実感しています。

6月10日「情緒の中心が人の心の中心」 (2009.06.10[Wed])

数学者である岡潔さんは、
「情緒の中心が人の中心だと思う」
と言ってますね。
その通りだと僕は思います。
情緒とは、
スミレの花を見たときに、
スミレの花はいいなあと思う心です。

岡さんは続いて、
「情緒の中心がそこなわれていると人の心は腐敗する。  
社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう。  
そう考えれば、四季の変化の豊かだったこの日本で、  
もう春にチョウが舞わなくなり、夏にホタルが飛ばなくなったことが、  
どんなに大変な事かわかるはずだ。  
これは農業のせいに違いないが、農薬をどんどん撒いてはしごをかけて  
登らなければならないような大きなキャベツをつくっても、  
一体何になるのだろう。  
キャベツを作るのは、勝手口で、  
スミレ咲きチョウの舞う野原、こちらの方が表玄関なのだ。  
情緒の中心が人間の表玄関であるということ、  
そしてそれを荒らすのは許せないということ、  
これをみんなもっともっと知ってほしい。  
これが私の第一の願いなのである。」

岡さんによると、
いくら現実的に仕事をバリバリやっていたとしても、
物質主義に走ったり、心に余裕がなくなったり、
喜怒哀楽、とりわけ人を憎んだり恨んだり嫉妬する心、
すぐに批評や批判する心などを持つと、
情緒がにごってくるそうです。

確かにそうなのです。
工房内でもの凄いスピードで、
洗いやプレスをどんなにこなしても、
忙しさに流されているときは、
花を美しいと思う余裕というか、
花に目がいく意識すらも失われていきます。
そういう時は、
作品は表面的に綺麗に見えても、
潤いがなくて実にパサパサしている感じがします。

僕がいろんなクリーニング屋さんに行って、
感じたのはまさにこの情緒の無さでした。
生産性を重視するからこそ、
洗ってもまったく変わらないドライを優先し、
スピードばかりを要求される仕事内容からは、
情緒というよりは、
無機質さしか感じえませんでした。
そして内心、
人間がこんなことの繰り返しばかりをやっていけば、
人の心は腐敗していき、
花を見ても美しいとすら感じなくなっていく、
鳥肌の立つような危機感すら抱きました。
花を美しいと思う心、
情緒が豊かなときは、
人は、人の心の喜びや悲しみをも、
感じ取れる余裕がありますが、
それを失ったとき、
人はと自分や人の心すら感じ取れなくなっていくからです。

花や自然を見て、
美しいと言える心、
芸術を見て、素直に感動できる心、
まわりを思いやる心。
そんな心を忘れないように、
真・善・美に触れながら、
ワクワクした仕事をするとき、
そこには、
人の心を打つ、心豊かな情緒ある作品が生まれていくのです。
これは日々の生活だって、どんな仕事だってまったく一緒です。

「情緒の中心が人の中心」
この言葉は決して忘れてはいけませんね。
情緒を失うとき、人は人の心を失っているのですから。

6月9日「悪循環を断ち切る恕」 (2009.06.09[Tue])

恕という言葉があります。
怒りではありません。恕です。
この言葉の意味は、
人や罪を許すということです。
人は、
言葉に出さなくても、
内心は、人の悪口を言いたい、
人の批評批判をしたいという思いを、
グッと我慢していたりします。
もちろん、
自分で自分のことなんて許していません。
過去にやってきたよくない行いや、
当時の自分の欠点や他人の欠点を思い出しては、
こみれができない人間だから自分も人も悪い奴だ、と、
いつまでたっても許さないでいるのです。
いつまでも自分で自分を許さないし、
他の人のことも許してはいない。
そういう執着が残っていると、
他人がしてくれることも、
勝手に悪いように解釈してしまって、
さらなる悪循環が起こります。
悪い自分を嫌うことなく許し、
良い自分も、悪い自分も、両方の自分を好きになっていけば、
良い悪いと別々に感じていた自分は、
一人の人格として認識していけます。
そして、不思議なことに、
今まで許せなかった自分を許すことで、
他人の行動をも許せるようになっていきます。
今でもそうですが、
他人に対して、
「こいつだけは、絶対に許せん!」
と怒ることもあります。
そんなときは、なぜそのことが許せないのか、
自分の中で許せない部分は何なのか、
深く考えてみることにしています。
すると結局は、
自分にも似たような要素があり、
自分の認識不足や、包容力が少ないだけで、
自分の中に許せない、好きになれない原因があることがわかります。
せっかく人間として生まれてきたんだから、
自分のことは自分が一番好きにならなくてはね。
と゛んな自分でも好きでいよう。
そう日々思い、行動することで、自分の事がどんどん好きになります。
また、他人もそれぞれ自分が一番好きであることがわかり、
他人の行動も少し理解できるようになります。
まだまだですが、
すべての人が、
自分のことを許し、
好きになって、
そして自分と同じように、
他人のことを許し、好きになる事ができれば、
きっと良い世の中になるんでしょうね。

6月8日「無意識に発する言葉の怖さ」 (2009.06.08[Mon])

これはちょっと若いときの失敗談ですが、
いろんな仕事を抱え込んでいたとき、
「やらなければならないこと」がたくさんあって、
「もっと早く片付けなきゃあ」と焦るときに限って、
さらに予期していなかった、
「やらなければならないこと」がどんどん増えていきました。
ようやくやり遂げる目安がついた頃に、
突然体調不良で休んだり、
大きなミスもしたりしました。
自分の希望とは反して、
どんどんと、心も体も環境も、
状況は悪くなっていきました。
思考はどんどんマイナス発想になっていき、
あげくのはては、
「自分の人生も、仕事なんてどうだっていい!ああ面倒くさい!」
と、考えるようになりました。
そうすると、なにもかにも面倒くさいのですから、
ごはんを食べることや、
服を着替えること、お風呂に入ること、
部屋を掃除したり、整理整頓すること、
すべてがめんどくさい。
ただ内心はなんとか流を変えたいと強く思っていて、
自分の行動を客観的に見ていて、愕然としました。
それは人にたいして、
「疲れた。しんどい。もっと大変になる。ふ〜〜〜う。」
と、なぜか大変になる前から大変を予測して、
大変だ、大変だ、と自分の状況を悪くするようなことばかり言っていたのです。
まさしく引寄せの法則通りです。
自分が考え 、無意識に発する言葉が、現実に起こるという法則です。
結局、自分から大変な状況を好んで引寄せていました。
プラス発想が大切だと頭では理解していても、
なんでもかんでもマイナスに考えるマイナス発想の落とし穴にはまっていました。
ちなみに「マジックブルー」とはこういうことです。
今はどんな時でも、
「いつもワクワクで、面白くてたまらない」と言ってます。
引寄せの法則、恐るべしです。

6月6日「身の回りの整理整頓と心の整理整頓は同じ」 (2009.06.06[Sat])

人間はありとあらゆるものに囲まれて生きています。
その囲んでいるものが、
その人の個性を作り上げているようですし、
その囲まれている物の分だけ、
なんだか心にも重荷を背負っているようです。
つい最近見たテレビで、
企業では「片付屋」と言われる人たちが大変重宝されているようです。
「身の回りの整理整頓と心の整理整頓は同じです。」
片付屋さんは言い切ります。
最初はイヤイヤ片付けていた従業員さんたちが、
一つ一つ整理整頓していったり、
改善していくことによって、
結局は自分の心の中が整理整頓され、
やる気やチームワークや業績もアップしていったという、
ドキュメンタリーでした。
どんな人も、
自分のまわりの環境や、
物の波動を受け取りながら成長しています。
その環境が自分自身を形作るとするならば、
心や体だけではなく、
身の回りの環境や部屋の整理整頓も、
意識して心がけたいもの、
継続させたいものです。

6月5日「気持ちの良いイメージを」 (2009.06.05[Fri])

50年前に名医と言われたシンドラーというお医者さんが書かれた本に、
「空想と事実を区別すること」という内容が書かれています。
その内容は、
子どものように、
空想と目の前の事実を区別しない人は、
大人になって様々な問題や、
望ましくない感情をもたらすのだそうです。
そういうタイプの人は、
テレビやニュースで気持ちが不安になるような情報ばかりを拾ったり、
日常生活の中の出来事でも、
悪い想像ばかりをして、
そのようにしか見えなくなって、
やがては心身に不調が起きてしまうのだそうです。
どんな出来事も、事実を事実と受け止め、
プラスの考え方をすることでこの世は楽しく興味深い世界だと、
前向きに受け取る事ができれば、
自然と心身は健康になっていくそうです。
程度の差はあれ、
どんな人でもいろんな情報には気分が左右されます。
今の世の中、
ちょっと油断をすると気持ちが不安になったり、
悲しくなったりする、
暗い情報やニュースが、まわりには溢れています。
しかし、意識して探せば、
人生っていいな、素晴しいな、と思えるような、
気持ちのよい情報やニュース、
日々の出来事はいっぱいあります。
健全な精神と肉体を保つために、
事実は、単なる事実として、
イメージと区別するように受け止め、
なるべく気持ちの良いニュースや、
イメージを持つようにしていきましょう。

6月4日「精神レベルの高い人の共通点」 (2009.06.04[Thu])

今までいろんな人にお会いしてきましたが、
「この人って精神レベルが高いよな・・・」 と思える人に、
「普段何を考えてらっしゃるんですか?」
という質問をしたときに、
「自分のことより、周りの人に何を与えられるのか。  
いかに喜ばせるかを考えている。」
という返事が、
必ず返ってくることです。

その人たちは、
自分の目の前にいる人が、
何をすれば喜ぶか、幸せになるかを、
常に考えているそうです。これは無意識に。
逆に相手が自分に何をしてくれるかということは、
気にしてないと言います。
そして帰り際にはねだってるわけではないのに、
必ず沢山のお土産を渡されます。

気にしなくても、
こちらが相手を喜ばせることをやっていれば、
きっと自然と相手も自分を喜ばせてくれるのでしょう。

人はよくよく考えてみると、
いつも自分のことばっかり考えています。
自分が人からどう思われているかを考えても、
たいして人はその人のことなんて考えていません。
また、
人を自分の思い通りにさせようとしても、
人を無理に動かすことはできません。
そんなことを考えるぐらいだったら、
相手が喜ぶことを考えて、
自分でやってみたほうがよっぽどいいです。

ということで、
もう少しもっとまわりの人に興味を持って、
「自分自身」のことを忘れてみましょう。

子育てに一生懸命なお母さんは、病気にならないそうです。
子どもの世話や家事に忙しすぎて、
自分のことを考えてる暇がないからだそうです。
これも、自分自身のことを考えずに、
まわりの人の幸せを一心に考えるからこそ、
なせる技なんでしょうね。

6月3日「 短所と長所」 (2009.06.03[Wed])

短所と長所は、
性格の裏と表のように思えるものですが、
本来は、
短所と長所は同じものです。
たとえば、
「怒りっぽい」という短所があった場合は、
自分の感情をストレートに表現することができる、
と長所に置き換えることができますし、
「おおざっぱ」という短所があれば、
小さなことを気にしない、とも表現できます。
「傷つきやすい」は、やさしい繊細な心がある、
人の気持ちがわかる、とも言えます。
じゃあ、ここでどうやったら長所がググッと前に出てくるかというと、
謙虚さです。
決して謙虚さを忘れないこと。
謙虚でない自分に気づくこと。
謙虚さを持っていれば自分の短所は自ずと理解できるものです。
長所を認め、伸ばしていくということ。
できるだけ謙虚になって、短所にさわらないようにしていくこと。
そうすると長所がどんどん前に出てよくなっていきます。
長所も短所も、かけがえのない自分の素敵な特徴です。
まずは、この長所から伸ばし、
より自分らしさを活かした魅力的な人間になりましょう。
そしていつかは、
長所も短所も、
どちらもこだわらずに気にならなくなるくらいに、
無限の可能性を持った、
人間本来の姿に戻っていきましょう。

6月2日「頭ではなく手で考える」 (2009.06.02[Tue])

作家の宇野千代さんのエッセイに、
こんなことが書かれていました。
「頭で考えるのは、何もしないことと同じことである。
私たちは頭で考えるのではなく、手で考えるのである。
手を動かすことによって、考えるのである。
人間の考えることは、
その人の行動によって引き出されることが多い。」
これを読んで、
「なるほどなあ~~。」と妙に頷くものがありました。
そして自分があまり行動しないときには、
斬新なアイデアが浮かんでこない???ということも納得できました。
ある脳科学者は、
「筋肉運動が、脳をつくる」と言われてます。
また、莫大な富を築いた本田清六さんは、
何かを暗記するときや、記憶するときは、
いつも散歩をしながら考えたそうです。
何事もバランスが大切なのです。
人間の体は、
頭も体も、
右手も左手も、右足も左足も、
全体を上手に使って、
生きていくのが良いようにできているのだろうと思います。
だから、
「即時処理や解決」をしたり、
「メモをとったり」したりすることが大切なんです。
それは、
頭で考えたことを、頭だけで終わらせず、
すぐに手を動かして、行動に移すことによって、
すべてのバランスが取れるからなんです。
感じたら、
即動くということ。
脳と体が一体となって、
考えと行動が一つになって、
はじめて良い結果が生まれてきますよね。

6月1日「自分を褒めよう!」 (2009.06.01[Mon])

うちの会社には変化表なるものがありますが、
今日より、
ちょっとあなたはあなた自身を褒めてほしい。
ささいなことでいいのです。
はじめのうちは、
○ 今日は●●まで仕事ができた。私ってエライ!
○ 今日はすぐに感じて行動したら●●になった。私ってエライ!
○ 今日は●●に挑戦した。私ってエライ!
などと、自分が一生懸命やったことを書いてみましょう。
そうすると、ダラダラ流されることって、できなくなってきます。
こんなことを繰り返していたら、
あなたは必ず気づく事があります。
それはいかに自分を認めていなかったのか、
いかに自分を否定的に扱っていたのか、
いかに自分を褒めてなかったのか、
こんなことがよく分かってきます。

やろうと思っていたのに、
今日はこれができなかった、
あれをやらなかった、
またこんなミスをしてしまった、
なんて自分は駄目な人間なんだろう。
というようなことを、
知らず知らずに考えていたのです。
潜在意識の法則は必ずあなたの望みをかなえてくれます。
あなたがあなたを否定すれば、
否定するような現実を引寄せます。
あなたがあなたを肯定すればするほど、
肯定するような現実を引寄せます。
あなたがあなたを褒めれば褒めるほど、
良いことをする自分も、
悪いことをする自分も、
変わらず大好きな自分になっていきます。
自分を認め、
大好きな自分になればなるほど、
もっと大好きな自分になろう!という気持が湧いてきます。
そして、
自分のことをいかに好きになれるかによって、
他人の欠点なども自然と許せるようになり、
たくさん好きな人ができるかもしれません。
いかに相手のとの壁を取っ払って、
気持ちいいお付き合いができるか、
このことによって世界中は変わるんですけどね。


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