「シルクのトップス」のウォータークリーニングの工程とケア方法
  • 2018年01月06日

新しい年が明け、厳しい寒さの中にも すがすがしさが感じられるこの頃です。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、昨年12月12日(火)夜の10時30分からの「有吉 弘行のダレトク?」~クリーニングのピンキリ比較調査~ で「クリーニングのピン」として弊社の技術が紹介されました。今回は、テレビ放映された松本伊代さんの「シルクのトップス」のウォータークリーニングの作業工程とケア方法をご紹介します。

◆ウォータークリーニングの工程◆
シルクはとてもデリケートな素材です。汗などが残った ままだと、生地が変色し、劣化します。ですから水で洗って汗を取ることで、長くきれいに着ることができます。



時間が経って変色したような茶色いシミが点々と数多くありましたので、部分シミ抜きでシミを取ってから、全 体をクラスタルウォーターに入れ、手で静かに押し洗いを行ない、シワにならないように脱水は短時間で行います。


背中の左右下部分が着用時や何かで擦れ、かなり毛玉や毛羽立ちがありましたので、細部に渡ってカットし、目立たなくします。

毛羽だっていた部分は、毛玉や毛羽立ちは取ることが出 来ましたが、生地が擦れて小さな傷が残っています。この小さな傷は織り込みによるカケツギ補修で対処できます。ご希望の場合は別途10.000円程度、期間は10日くらいです。ご参考まで。ただ、ここまでキレイになれば、個人的には、このぐらい 残っていても「まっ、そこまではいいか・・」と思います。

さて、仕上げです。仕上げはアイロンを内側から熱風とスチームを当てながら乾燥してシルエットを作り、最終仕上げは、 フリルの一枚一枚の細かいところまで、ハンドアイロンでプレ スしています。こういった細かいディテール作業はプレス歴 64年の中川名人が行います。


仕上げが完成するとハンガーに 立体厚紙をセットし、そこにトップスを着用させ型崩れしない ように最終検品が終了すると出荷していきます。

◆ケア方法について◆
汗ジミが出来やすい素材ですが、着用後、水にぬらしたタオルを絞って、汗をかいた部分に当て、汗を吸い取っておくと、効 果があります。また、傷つきやすい素材ですので保管中はカバー をかけておくのもいいですが、ビニールカバーだと、湿気がこもるため、不織布のカバーの方がおすすめです。

ウォータークリーニングは一点一点の衣類をこのように最適の 状態でシミ抜き・補色修正・手洗い・手仕上げで仕上げていき ます。また、ケア情報がご希望の方はこのように具体的なケア 方法をお知らせしています。

◆料金◆

次は、レディススーツ「CHANEL」のウォータークリーニング 工程とケア方法をご紹介します。