「法衣のケア」vol.5 -白衣の袖にボールペンのシミ-
  • 2013年01月11日

ボールペンのインクは種類が多く、衣類に付いた場合、取れ方に大きく差がでます。
また、付いてからの時間も影響し、3か月以上経つとほとんど取れなくなります。
衣類の素材によっても違いがあり、シルクに付いた場合は、インクを取ろうとすると、生地の色も落ちる場合が多いので、プロにまかせた方がいいです。
ここでは、白衣の袖に付いたインクのシミを取るところをご紹介します。
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この白衣は、ウールとポリエステルの混紡ですから、比較的シミが取れやすい素材です。

家庭で取るなら台所用洗剤を使う方法もありますが、インクが残ることも多いため、それよりも強力な、松井化学㈱の「K-1」注1)を使ってみます。
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この「K-1」は、リモネンが主成分で、油性のシミや樹脂系のシミにとても効果があります。
ボールペンのインクも色素を樹脂で定着させるものですから、「K-1」は効きます。

やりかたは、ペンジミの上に「K-1」を付け、5分ほどそのまま置きます。
インクがだんだんと滲んできました。
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滲んで広がってきたら水で洗い流してみます。
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今回は付いてからの時間が短かったこともあり、きれいに取れました。
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古いシミや、ゲルインクを使ったものは家庭で取るのは難しいですから、プロに任せてください。

注1)K-1
注1)K-1(1kg 6300円(税込))
油性の汚れを落とすしみ抜き剤で、水でも、ベンジンのような油でもどちらでもすすげます。 
酸化した油汚れ、油性のマジックしみ等取れにくい油性のよごれも除去できます。
安全性が非常に高く、ほとんどの繊維に対して使用することができます。ただし、アセテート・アクリル繊維は熱をかけないでください。

注1)の注文やお問い合わせは松井化学㈱
   TEL 06-6438-7305 (9:00~17:00  土・日・祝日除く)

注2)K-1を入れる容器はホームセンターの工具コーナーに置いてある、オイルさし(60円)を使っていますが、調味料入れ等でも代用できます。