「法衣のケア」vol.7 -法衣のアイロンかけ ②-
  • 2013年02月08日

次に、白衣ですが、ウールの場合は温度は中温(140度~160度)に設定します。
こちらも、霧を吹きながらシワを伸ばしていきますし、スチームを使った方がシワは伸びやすいですが、湿気が残ると後からシワが戻るのは綿の場合と同じですから、生地が乾いたことを確かめながらアイロンをかけていきます。
また、生地が熱いうちに動かすとシワになりやすいですから、一つの面をかけたら、時間を置いて生地が冷めるのを待って次の面に移るようにします。
掛ける手順は襦袢と同じです。
袖→衿と同時に右前身頃→左前身頃→袖→背中→前身頃を合わせながら最後の直し
この順番でかけていきます。
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衿はまっすぐ伸ばして裏からかけます
衿と同時に前身頃もかけていきます。
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袖付けの縫い代を整えながら袖をかけます。
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背中をかけてから前を合わせ、最後にシワの残ったところを整えて出来上がり。
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畳んで完成です。
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布袍の場合は自宅で洗われることはないと思いますが、座りジワなどシワになったところを直すときは、アイロンを直接あてると、生地が重なった部分の当たりが出たり、生地がてかったりするため、当て布を使います。
当て布を浮かせて、生地を確かめながらアイロンをかけていきます。
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温度は、シルクは中温(140度~160度)、化繊の場合は低温(120度~140度)で、当て布に霧を吹いて湿らせてから生地の上に置きアイロンをかけるとシワがよく伸びます。
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また、小さな範囲のシワだけを直したい場合は、着物ハンガーに裏向きに吊るして、アイロン用のミトンを使ってアイロンを当てるのがやりやすいです。
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