シルクのブラウスの黄ばみ
  • 2014年02月27日

今回は男性物のシルクのブラウスの黄ばみ取りをご紹介します。
というのも、ここのところ何度か黄ばみの漂白がテーマになっていますが、こういった男女のブラウスの黄ばみが春夏秋冬を問わず、とても増えているからです。

とにかく、脇などに黄ばみがあるものは、季節を問わず一年中入ってきますが、最近特にエミリオプッチのワンピースなどレディスのアイテムに黄ばみが目立ちます。

日本の女性の体質が変わったために黄ばみが増えてきたという話もありますが、やはり食生活などの変化によるものなのでしょうか?

今回の男性物のブラウスは素材がシルクで、生地には細かい縦ジワがあり、ボタンは薄いガーゼのようなものでくるんであります。

また、背中にはアクセントでパイソンレザーが使われていて、漂白の漬け込みをためらう材料が揃っていますが、黄ばみを取って全体にすっきりさせるには漂白が一番です。
漂白して生地の細かい縦ジワが取れてしまうといけないので、一部に水を付けて様子を見ます。
シルクのシワ加工は水に入れるとほとんど取れてしまいますが、このブラウスはシワ加工ではなく、織りで生地に凹凸をつけてあるため、水に入れても大丈夫でした。
次に背中のパイソンは、とてもデリケートな素材ですから、漂白剤には漬けたくありません。そこで、ビニール袋でカバーをしてガードしておきます。
それでは漂白ですが、使うのは中性の漂白剤。素材がデリケートなだけに、温度はこの漂白剤が効果を発揮する最低温度の40度。漬け込み時間も短く10分間にします。

しっかりと漂白剤に漬け込みます。

漂白から出したら水で濯いで乾燥ですが、レザーが使われているため常温で乾燥します。また、レザーが濡れてしまった場合は、そのまま乾かすと硬くなる場合があるため、濡れている内にデリケートクリームを塗っておいて、乾いてから軽く揉むと柔らかさが戻ります。

今回は漂白剤への漬け込みで脇などの黄ばみはほぼわからなくなりました。
黄ばみが残った場合は、過酸化水素の水溶液を何度もスプレーして、徐々に黄ばみを消していく方法もあります。

脇の黄ばみも全体のくすみも見事に取り除かれてきれいになりました。
これで気持ちよく着用することができます。やはり、白いものは真っ白でなくちゃあ。ということで。めでたし、めでたし。(つづく)