ジャケットとベストの裏地の黄ばみ
  • 2014年02月20日

このところ黄ばみシリーズが続いていますが、今回はbatakのジャケットとベストの裏地の黄ばみ除去です。

表から見たらなんともありません。

これもとても多い事例ですが、冬でも部屋の中は暖かく、一年中汗をかく環境ですから、ちょっと油断してそのままにしておくと、いつの間にか黄ばんでいたということになります。

う~~~ん、写真では分かりにくいのですが、ジャケットの袖裏とベストの背裏はかなり全体的に黄ばんでいます。

ジャケットは特に脇の裏地の黄ばみが目立ちます。
この黄ばみを取るには漂白ですが、その前に、漂白の効きをよくする意味もあって、全体の油汚れをドライクリーニングで落としておきます。

その時に過酸化水素を裏地全体に噴霧してドライクリーニング用の黄ばみ取り方法も併用します。

その後は中性の漂白剤に漬け込みますが、綿のシャツなどと違い、ウールのスーツですから水の中ではげしく動かすと縮みや型崩れがおきます。
ですから手でやさしく押し洗いする感じで時々動かしながら20分ほど漬け込みます。

漂白が終わると水で濯いでから人体整形乾燥しますが、これで大まかなシルエットも決まります。

完全に乾いてから黄ばみの様子を見てみると、ジャケットの脇の裏地はかなり強かった黄ばみが取れて白さがもどっています。

また、ベストも裏地全部が黄ばんでいましたがわからなくなりました。漂白の漬け込みだけでは、なかなかここまできれいになりませんから、それまでの過酸化水素を裏地に全体噴霧したドライクリーニングなどの工程が効を奏しているのでしょうね。
とにかくジャケットの袖裏とベストの背裏の黄ばみは除去されました。めでたし、めでたし。