高級シャツの洗いと仕上げ
  • 2014年03月20日

《魅力を高めるファッション指南「男の変身術」PHP研究所 著:落合正勝》より転載

上質なコットンのシャツをルーズフィットするシャツの最大の条件は柔らかさだ。スコット・フィッツジェラルドの著した「華麗なるキャッビー」の中にこんな話がある。

「それ(シャツ)が落ちてくるたびに折り目が崩れ、ごちゃごちゃと多彩な操りひろげて、テーブルをおおった」(大貫三郎訳/角川文庫)

放り投げれば、折り目がわからなくなるような柔らかなシャツは、地合いが蜜で光沢のあるコットンだ。ブロード・クロスと呼ばれ、高級シャツ素材に用いられる。素材が上等になるにつれ、細かい糸が打ち込まれ、しなやかさを増す。購入の目安は2万円が下限だ。

高級なコットンのシャツには、襟と袖部分だけに、ほんの少量の糊をつけ、残りはハンドアイロンに頼る。お洒落な男が着るシャツのあるべき姿だ。
シャツの本質は素材いかんだ。素材の悪いシャツは、着る人を貧相に見せる。男を変えるために、
シャツを見直すことは大切である。《転載終了》
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日々の高級シャツ入荷状況
バルバ・ルイジ ボレッリ・フライ・フィナモレ・フィノッロ・サルトリア アットリーニ・シャルベ ・ターンブル&アッサー・オリアン・エリコ フォルミコラ・ゼニア・ダンヒル・ヴァルディターロ・ルチアーノ・ブルックス ブラザース・エルメス・・・。

 生地はブロード・オックスフォード・ドビー・ツイル・ネル・シャンプレー・鹿の子・・。
 日々、様々な高級シャツが君津ブランド工房に全国から入荷されてきますが、これらの高級シャツはおよそ次のような洗いと仕上げを行っていきます。

適切な高級シャツの洗い
1、襟や袖口などの皮脂汚れ等がある部分を事前に染み抜きで処理します。
2.浸け置きによる中性洗剤での洗い、弱回転で中性洗剤+中世漂白剤を入れ、40℃のお湯で約10分ぐらい洗います。なお、白いシャツで黄ばみが落ち切れない場合、50℃のお湯にハイドロ(還元系漂白剤)を入れて10分~30分程度漬け込みます。
3.よく濯いで薄糊をつけて軽く脱水して乾燥します。
4.その後、熟練者がハンドアイロンによる手仕上げをして完了です。
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このように高級シャツは、手洗いでやさしくキレイに洗う洗い方が一番です。
一般的なクリーニング店で高級シャツなどを出すと、ほとんどのお店のフロントの方は普通のワイシャツで受け取り、自動的に高温でグルグル機械力を加えて回転させて洗うランドリークリーニングを行い、襟袖が縮んだり風合いが変化してシャツの寿命はあきらかに短くなります。また機械プレスで貝ボタンが割れるなど・・・。そうならないように「高級なシャツなので手洗いと手仕上げで・・」とフロントに必ず一声かけるように心がけて下さい。
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ハンドアイロンの手仕上げ
一言にハンドアイロンによる手仕上げと言っても、実はピンキリでハンドアイロンはとても難しいのです。何が難しいかというと、蒸気の使い方です。蒸気がシャツに残ってしまうと、生地にシワが戻ったりします。またデリケートな素材の高級シャツのラペルやカウスの生地にシワが入ったりします。

そうならないように、手仕上げは十分技術を磨いた熟練者でないとなかなか任せることができません。ナチュラルクリーンのドレスシャツの手仕上げはハンドアイロン歴50年のベテラン職人中川プロが自信をもって担当しています。(つづく)

※ドレスシャツ 2.430円(4月からは2.490円)
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ハンドプレス仕上げ歴50年、中川守