「工房でケアする白いワンピース」
  • 2011年05月17日

週刊ナチュラルクリーンでは、様々なアイテムについて、家庭でケアするにはどうしたらいいかを毎回ご紹介していますが、家庭では、使える薬品などにも限界があって、出来ないことも多いですから、今回は、ナチュラルクリーンの工房ではどのようにケアしているかをご覧に入れたいと思います。

これからの季節、陽射しも強くなって、白いワンピースが映えます。
白いワンピースの素材としては、綿や麻、また、シルクやウールなど色々あります。
                      
綿や麻のものは、デザインがシンプルなら、家庭で洗っている方も多いでしょうが、シルクやウールのものは、洗った後の仕上げまでを考えると、自分でケアするのは、躊躇する人がほとんどではないでしょうか。

シルクの白いワンピースを着ようと、クローゼットから出してみると、「しまった、黄ばんでる!」                  
これを何とかして欲しいと、ナチュラルクリーンにやってきたワンピースを、早速きれいにしていきます。

まず最初に、汗がたくさん付いて、また、皮脂汚れも加わった、首周りや脇の汚れを落としておきます。
このときは、汚れの表面を覆っている油性の汚れを、先に取ります。
 いくつかの成分が混ざった汚れやシミは、内側の水溶性のシミの上に、油性の成分が膜を作った形になっています。

ですから、漂白する場合なども、先に表面の油性の成分を取ってから漂白すると、効果が高まります。

今回のワンピースも、黄ばみを取るために漂白に漬け込む前処理として、首周りや脇などをシミ抜きしました・

そして今回使う漂白剤は、中性の漂白剤です。
漂白剤には、酸性やアルカリ性のものがありますが、シルクに使う時は、中性か酸性にします。

この中性漂白剤はプロ用のもので、40度くらいのお湯でも十分な漂白効果が得られ、温度が低い分、商品の色落ちは低くてすむため、柄物にも使え、使用範囲が広い漂白剤です。

漬け込む時は、お湯の中にこの漂白剤と中性洗剤をよく溶かして、その中にワンピースを入れます。       
しばらくすると、お湯が黄色くなってきて汚れが溶け出しているのがわかります。

30分ほど浸けておくと、黄色くムラになっていたのも取れて艶感も戻りました。
後は、水で濯いでから加工剤に浸して脱水し、整形乾燥します。

そして、シルクの張り感を出すように入念にプレスして完成です。