「レディース・スーツ(シャネル)」のウォータークリーニングの工程とケア方法
  • 2018年01月18日

昨年12月12日(火)夜の10時30分からの「有吉弘行のダレトク⁉」~クリーニングのピンキリ比較調査~で「クリーニングのピン」として弊社の技術が紹介されましたが、前回に引き続き、テレビ放映された松本伊代さんのレディススーツ「CHANEL」のウォータークリーニング工程とケア方法をご紹介します。

◆ウォータークリーニングの工程◆
レディススーツ「CHANEL」
(ジャケット)ウール100%・裏地シルク90%、ポリウレタン10%
(スカート)シルク100%


15年前のシャネルのスーツということですが、汚れは首回りと袖口の皮脂汚れと、スカートには小さな白カビがありました。



首回りと袖口の皮脂汚れはシミ抜きで落とし、その後は、オリジナルな中性洗剤とクラスタルウォーターによる手洗いで繊維の中の汚れやカビを落とします。そして、消臭・抗菌・除菌剤に漬け込んでカビの胞子を取り去ります。一度濯ぎ、スーツに潤いを与えるコンデョナーに漬けて短時間で脱水します。


ジャケットやスカートのシルエットを復元させるために人体整形乾燥機で乾かしながら整形していきます。その時に、ジャケットやスカートのサイジング加工(糊をきかせた加工)と艶加工で少し張りと艶を持たせる作業を行います。

最後はハンドアイロンでプレス歴64年の中川名人がディテールの仕上げを行っていきます。仕上げが完成するとハンガーに立体厚紙をセットし、そこにジャケットを着用させ型崩れしないようにセットします。また、スカートはピンチハンガーに吊るし、最終検品が終了すると出荷していきます。

◆ケア方法について◆
こちらのスーツもケアの基本はブラッシングです。艶感のある生地ですので、ブラッシングすることで艶が出ます。

着用中にできたシワは、霧吹きなどで軽く水気を与え、一晩置くと、取れてきます。連続して何日も着用されると、同じ部位にシワがきつく入り、取れなくなりやすい素材のため、一度着たら休ませます。色やけしやすい色ですから、太陽光や蛍光灯の光などがあたらないようにして保管しましょう。

ウォータークリーニングは一点一点の衣類をこのように最適の状態でシミ抜き・補色修正・手洗い・手仕上げで仕上げていきます。また、ケア情報がご希望の方はこのように具体的なケア方法をお知らせしています。

◆料金◆

次回は「ルイ ヴィトンのダウンジャケット」のウォータークリーニング工程とケア方法をご紹介します。


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