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2013年 4月

「確実に幸福な死を迎えられる」  (2013/4/30 [Tue])
 末期の人を見舞うとき、意識がちゃんとある人であったら、
次のように念じることを教えてあげるといいのです。

 「すべての生命ははかないものである。
生まれるものは死ぬべき定めである。生は苦しみで終わる」と。

 それが無常の瞑想になるのです。

 さらに、「生きとし生けるものが幸福でありますように」
と念じるように、教えてあげてください。

 そのことで、確実の幸福になります。

 幸福な死を迎えられ、死後の幸福も保証されます。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3752
「感謝の気持ちを伝えるように言う」  (2013/4/29 [Mon])
 末期の人を見舞うとき、
その人が喋ったり考えたりすることのできる場合は、
今の自分の体の状態や調子を語ってもらいます。

それを聞きながら、
「あなたにはもうやることはないのですから、
看護婦さんにもひとこと感謝を伝えましょう。

お医者さんにも感謝しましょう。
お世話になってきたたくさんの人たちに、
感謝の気持ちを抱きましょう。

 怒りや憎しみがあったら、
そんなものはもう意味がないのだから、
なくして心をきれいさっぱりしましょう」と語りかけるのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3751
「問題を解決するためには」  (2013/4/28 [Sun])
 問題解決するためには、
まず自分のエゴに気づくところが出発点です。

「あなたのためにやっている」と思っているところに、
問題があるのです。

「人のため」と言いながら、
「自分のため」にやっていることが多いでしょう。

「やらせてもらって、ありがたいです。

充実感が得られて幸せです」という気持ちがあれば、
うまくいきます。

結局、すべては自分のためにやっていることなのです。


「ブッダの教え一日一語」より


「原因は変えることができる」  (2013/4/27 [Sat])
 結果はもはや変えられません。

 しかし、原因は変えることができます。

 原因が変われば、結果は変わります。

 結果に足を引っ張られて悩むことはやめましょう。

 よい結果になるように原因をしっかりと調整することが、
理性的な生き方なのです。

 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3749
「債務を返すチャンスはいつでもある」  (2013/4/26 [Fri])
 私たちは、大自然の中で他のいのちと一緒に生きています。

 ですから、生きている間、どんな瞬間にも、
自分には何かをやってあげるべきことがあるはずなのです。

 借りた恩を返すチャンスは、そんな瞬間にもあります。
それはどんな小さなことでもいいのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3748
「多重債務を減らすために」  (2013/4/25 [Thu])
 私たちは、大自然と他の生命から受けている
多大な恵みに感謝する気持ちを持つことです。

 すべてのいのちに対して、慈しみの心を持つことです。

 「生きとし生けるものが幸福でありますように」と常に念ずるのです。

 感謝するたびに、慈しみを念ずるたびに、
自分の多重債務は、ものすごく速いスピードでどんどんと減っていきます。


 「ブッダの教え一日一語」より

「いのちに対して何ができるか」  (2013/4/24 [Wed])
 能力というものは、人間との関係が大切なのです。
そうでないと能力は開発されないのです。

生命に対して何ができるのか、
どのように役に立つのかということを常に考えていけば、
能力はどんどん開発されるのです。

 例えばマザー・テレサさんは、もともと、
それほど能力のある人間というわけではなかったのです。

 しかし、「インドの道端で亡くなっていく人々を救うのだ」と
決めたことで、彼女の隠れた能力がどんどん花開いていったのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

「なぜ殺してはいけないか」  (2013/4/23 [Tue])
 いかなる理由であろうとも、他の権利を奪うことはいけないことです。
ましてや、他のいのちを奪ってはなりません。

 自分が「生きていたい、殺されたくない」のと同じように、
他のいのちも「生きていたい、殺されたくない」のです。

 「おれを殺すなよ。おまえを殺すぞ」という論理は成り立たない。
「おれをけなすなよ。でもおまえをけなす」
という論理も成り立ちません。

 「殺されたくない」「いじめられたくない」
「けなされたくない」のであれば、
他に対して、そのようなことはしないのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3745
「自分の尊厳を守るには」  (2013/4/22 [Mon])
 一切の生命に対して、その尊厳を大事に守る人が、
自分の尊厳を守ることになるのです。

 他の生命の尊厳を踏みにじる人は、
自分の尊厳を守れません。

 他を生かすことが、
生きるということなのです。

 幸福になりたい人は、すべての生命に対して
幸福を与えなければいけないのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3744
「ものすごい借金人生」  (2013/4/21 [Sun])
 人間というのは、大自然や他のいのちから布施されるばかりで、
ものすごい借金人生なのです。

 私たちはなぜ苦しいかというと、借金があるからです。
もらうものがあまりの大きくて、
返すのはいつでも少ないからです。

 借金をチャラにして生きていられたら、
すごく幸せなのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3743
「赤字だらけの人生」  (2013/4/20 [Sat])
 何も仕事をしないのは、布施をしないということです。
布施をしない存在は、生きる権利を失うことになります。
法則として不幸になるのです。

 奪うだけでお返しのない生き方は、
やがて赤字だらけの不幸な人生になります。

 そういう人は、体の健康が衰退していくだけで元に戻らない。
薬を飲んでも効かない。病を治そうとすると、
治っても別のところが悪くなる。
そのように、どんどんと苦しくなっていくのです。

 けれども、「布施される」「布施する」という人生はうまくいくのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3742
「不完全だからこそ仕事がある」  (2013/4/19 [Fri])
 仕事はどんな時でも、どんなところにでもあるものです。

 今ここで何をすべきかは、
その時空関係で成り立っているのです。

 それが仕事になります。

 そもそも人間は、不完全です。
自分にいろんなものが必要なのに、
自分では獲得できません。

だから、できる人にやってもらって自分がお返しをする。
能力のやり取りをする。そこに仕事がたくさんあるのです。


 「ブッダの教え一日一語」


vol. 3741
「ほかの生命の役に立つ」  (2013/4/18 [Thu])
 いのちは他から支えられないと、維持できません。

 生きているということは、
あらゆる施しを受けているということです。

 助けてもらっているのだから、
他の生命に役に立つようなことをするのです。

 他の生命の役に立ったら、それが仕事になります。
そして、自分も支えられることになります。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3740
「生命としてのお返しが仕事」  (2013/4/17 [Wed])
 仕事というのは、ビジネスだけのことではありません。

 それは、生命が必ずやらなくてはいけないことなのです。
生まれてきたものには、やるべきこと。
やらなくてはいけないことが、ついてまわります。

 生命は自分だけでは生きていけません。
必ず他の支えがあって生きていけるわけです。

 だから、お返しをしなくてはいけない。
それこそが、仕事なのです。

 仕事をしないということは、
生命の法則に違反することになるのです。


 
「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3739
「死ぬ瞬間まで仕事はある」  (2013/4/16 [Tue])
 成長していく過程で、いろいろな仕事が成り立つのです。

 成人になって就職して、
定年までやるだけが仕事なのではありません。

 死ぬ瞬間まで、ずっと仕事はあるのです。

 仕事のない人は、いません。

 仕事とは、
自分以外の何物かの役に立っているということなのです。

 それは、
自分が必ずやらなくてはならないことで、
選択の余地はないのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3738
「ニワトリも猫も仕事している」  (2013/4/15 [Mon])
 ニワトリがまんべんなく卵をあたためるのも仕事。
ヒナが殻を破って出てくるのも、そ仕事です。

 猫だって仕事しています。

人に飼われているのは、
ちゃんと仕事をしているということです。

 猫はカッコよく美しく寝ていて、
背伸びするのも美しい、そしてまた寝る。

人間にとってはそれがおもしろい。

 それも布施です。与えているのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3737
「赤ちゃんだって仕事している」  (2013/4/14 [Sun])
 赤ちゃんも仕事しています。

 ニコニコと笑って手足を動かし、
お母さんの髪の毛を引っ張ったりして、
お母さんの苦労に恩返しするのです。

 お母さんはそれをみて、嬉しくなって疲れがふっとぶ。
そして、気楽に元気に赤ちゃんの面倒をみるようになるのです。

 お母さんはおっぱいをあげたり、
抱いたり、おしめをとりかえたりします。

 お母さんと赤ちゃんは、
お互いに布施をしているのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3736
「儲けようという思考に走ると」  (2013/4/13 [Sat])
 儲かることは決して悪いことではありません。
ただ、「儲けよう」という気持ちが入ると、よくないのです。
儲けようと思うと、ぜんぶ壊れていきます。

 「儲けよう」というのは、
何とかして高く売って利幅をとろうということで、
れは奪うことなのです。
奪い尽くせば、やがて奪うものはなくなってしまいます。

 「儲けよう」という思考だけでいくと、
そこには貢献がなく、いつか倒産します。

 「儲けよう」ではなく「人の役に立とう」という仕事は、
倒産はしないのです。

「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3735
「正当な儲け」  (2013/4/12 [Fri])
 儲けるという行為に、何か人をダマしてとったような
うしろめたさを感じる人がいます。
しかし、儲かることはけっして悪いことではありません。

 人の役に立つと、おのずと相手がそれに対して、
恩を返します。

 それは、「布施の法則」ということです。

 助けてもらった人が、
その相手を助けないということはありえないのです。

 儲かるのは、自分がやったことの見返りとして、
権利があってもらっていることなのです。

「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3734
「安定した仕事とは」  (2013/4/11 [Thu])
 仕事とは、「たった一人に対してでも、
役に立つ」ということなのです。

 一人の役に立って、
一人から報酬をもらうことも立派な仕事なのです。

 安定した仕事というのは、
何人かの役に立っていることなのです。

 自分の仕事で役に立っている人の数が増えれば増えるほど、
自分の仕事は安定しているのです。
そうなると倒産はしないのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3733
「役に立つことの見返り」  (2013/4/10 [Wed])
 単におもしろいとか、やりたくてやっているものは、
仕事とは言えません。

 自分のやったことが「社会の役に立つ」こと、
「他に貢献する」ことが、仕事といえるのです。

 役に立つことをすれば、社会が見返りをするのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3732
「社会に貢献できるかどうか」  (2013/4/09 [Tue])
 仕事をするうえで大切なことは、「儲かるかどうか」ではなく、
「社会に貢献できるかどうか」を考えて行動することです。

 社会に貢献できる人、社会に役に立つ人は、
必ず社会に助けられ、守られることになります。

 これは、いわば「布施の法則」です。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3731
「まわりの調和を壊し自分が苦しむ」  (2013/4/08 [Mon])
 うまくいかなくて充実感を得られない人生は、
自分に対してもまわりに対しても、嫌な気分をつくります。

 そういう人は、自分の失敗を他人や社会のせいにします。
そうしてまわりの調和を壊し、反作用で自分が苦しむことになるのです。

 個人が充実感を感じるか不満を感じるかによって、
社会の平和は左右されるのです。


 「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3730
「幸福は安全な生き方」  (2013/4/07 [Sun])
 何事もうまくいっていて幸せな人は、
他人に危害を与えたり、迷惑をかけたりしません。

そういう人は、喜びを感じながら、いいことをします。

 だから、まわりからいい反応が返ってきます。
すると、さらにいいことをしたくなります。

 このように、充実感のある人は、
まわりにも幸福の影響を与えて、
安全に生きていられるのです。

 喜びと充実感を感じることが、
社会の安全につながるのです。


「ブッダの教え一日一語」より


vol. 3729
「他人の世話になり人の役に立つ」  (2013/4/06 [Sat])
 生きるとは、互いに協力し合うことで成り立っているのです。
「お互いさま」なのです。

 生きることは他人の世話になることであり、
自分も人の役に立っていることです。

 そこがはっきりわかっていれば、
成功をおさめることができます。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3728
「あなたは布施で生きている」  (2013/4/05 [Fri])
 私たちは、大自然から、他の生命から、
多大なお布施(恵み)をいただいて生きているのです。

 一方的にいただくばかりで、返そうという気持ちはなさそうです。

 それでは、人生は借金ばかりです。
多重債務をかかえて、不幸になるに決まっています。

 たとえ小さくてよいから、
大自然とすべての生命に何かお返しをしましょう。

 できる範囲で少しでも債務を減らそうではありませんか。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3727
「一人の行動は全体に影響を与える」  (2013/4/04 [Thu])
 一人の行動ということが、全体に影響を与えるのです。
それは、地球全体にも通じるのです。

 一人が勉強すること、挨拶すること、ほほえむこと、
それが社会全体の調和を守っていくのです。

 自分という一人の行動がとても大切な価値を
持つのだとわかれば、やる気が出てくるでしょう。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3727
「布施とは何か」  (2013/4/03 [Wed])
「役に立つ」というのは、生命を支えること、喜ばれることです。

生命は他から支えられないと成り立ちません。

生きるとは、あらゆるものに支えられているということです。
それは、「布施されている」ということなのです。

だから、多量の布施を受けて生きている私たちは、
「他の役に立つ」という布施を行わなければならないのです。

 例えば、公園の空き缶を拾うとか、マナーを守るとか、
そういうささいなことでも役に立つのです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3726
「役に立つ」とは  (2013/4/02 [Tue])
 人は何かしら他と関係をもって生きています。
生きているということは、関係性です。

 その関係性の中で、何か「役に立つ」ことが大切です。

 「役に立つ」といっても、決して大それたことではありません。

 お茶を入れてあげたり、ほほえんだり、
ちゃんと挨拶するとか、そういった小さなことなのです。

 それによって、人の気持ちを穏やかにさせたり、
気分よくさせることが、「役に立つ」ということです。


「ブッダの教え一日一語」より

vol. 3725
「ゴキブリにも堂々と生きる権利が」  (2013/4/01 [Mon])
 ゴキブリにもアリにも、堂々と生きる権利があります。
私たちは、その権利を奪うことはできません。

 他の権利を奪えば、自分にも権利がなくなってしまいます。

 しかし、私たちは、石や土は食べられません。
他の生命を奪わなければ、生きていられないのです。

 生きるということは、他のいのちを奪っているということです。
生きるということは、それほど立派なものだと思わないほうがいい。
むしろ、恐ろしい行為だと気づくことです。


「ブッダの教え一日一語」より

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