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2015年10月6日

武道を始める人に 10・6 火
私も学生のころは相手に勝つ事が目的で半端な気持ちで、
空手をやりそのあとに少林寺拳法をやりました。

少林寺拳法をやっていたとき道場の中でドモリで人の前では
話すことも出来ない高校生の男の子がいました。
この年代は思いやりなどなくむしろどもりをからかう段階です。

その男の子はそれが嫌で少林寺拳法をやって強くなりたい
それが動機でした。
最初の入門の動機は中学、高校生はほとんどこれです。

週3回、夜7時から9時30分ですがほとんど10時までやっていました。
彼には家で突き、蹴り、200、ランニング5Kをやってきなさい。
道場では基本練習、乱取りは私が相手をしていました。

弱々しい身体つきのその子は真面目に続けました。
高2の時普段えばっている人にからかわれ少林寺をやってるんだって〜て、
馬鹿にされたのが我慢できなく喧嘩になったらしいです!

どうなったと思いますか?

勝負で言えば圧勝、相手のパンチは一発も当らなかったようです。

半年も乱取りをしていれば素人の拳では見切れますから、
本人も自信を持ったようですとお母さんから電話がありました。

これは高校生だから許されますが社会では許されません。
武道をやっている人は絶対に手を出して戦ってはいけません、

「絶対です!」

「争わないこと、争いを避けること」です。

それが真の武道です。

もちろん例外もあります。

18:12, Tuesday, Oct 06, 2015 ¦ ¦ コメント(0)