12/15(水)「みんな“世界に一つだけの花”になればいいのに」
昨日東京で、
経団連の副会長をなさっておられる
コマツの坂根会長の講演を聞く機会がありました。
コマツを経営される中で感じておられる
世界全体の経済や環境問題について
幅広くお話下さったんですが、
その中で特に私の印象に残ったお話を
今日は紹介させていただきます。
コマツは世界中に工場を持っていますが、
日本国内での産業の空洞化を防ぐために、
なんとか国内生産比率50%を
維持してきているんだそうです。
その日本国内で生産した
建設重機などの製品のうち、
輸出が70%で、
国内販売は僅か30%しかないとのことでした。
問題なのは、
コマツの利益構造を見てみると、
利益が上がっているのは輸出だけで、
国内販売は利益がほぼ0なのです。
なんで国内販売では利益が出ないかというと、
国内に競合他社が7社もあって、
価格競争を繰り広げているからなんだそうです。
悲惨なことだと思いませんか。
一年間、
額に汗して働いて、
利益が0とは。
どこの業界にも言えることですが、
特に経営者の皆さんには、
あのスマップのヒット曲、
「世界に一つだけに花」
を思い出して欲しいと思うんですよね。
「No.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one」
ってフレーズをね。
価格競争ほど安直で愚かなことはありません。
そんなことではなく、
それぞれの会社が、
みんな独自の技術やサービスを売りをする
「Only one」になればいいのにな、
そう強く感じた昨日の講演でした。
経団連の副会長をなさっておられる
コマツの坂根会長の講演を聞く機会がありました。
コマツを経営される中で感じておられる
世界全体の経済や環境問題について
幅広くお話下さったんですが、
その中で特に私の印象に残ったお話を
今日は紹介させていただきます。
コマツは世界中に工場を持っていますが、
日本国内での産業の空洞化を防ぐために、
なんとか国内生産比率50%を
維持してきているんだそうです。
その日本国内で生産した
建設重機などの製品のうち、
輸出が70%で、
国内販売は僅か30%しかないとのことでした。
問題なのは、
コマツの利益構造を見てみると、
利益が上がっているのは輸出だけで、
国内販売は利益がほぼ0なのです。
なんで国内販売では利益が出ないかというと、
国内に競合他社が7社もあって、
価格競争を繰り広げているからなんだそうです。
悲惨なことだと思いませんか。
一年間、
額に汗して働いて、
利益が0とは。
どこの業界にも言えることですが、
特に経営者の皆さんには、
あのスマップのヒット曲、
「世界に一つだけに花」
を思い出して欲しいと思うんですよね。
「No.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one」
ってフレーズをね。
価格競争ほど安直で愚かなことはありません。
そんなことではなく、
それぞれの会社が、
みんな独自の技術やサービスを売りをする
「Only one」になればいいのにな、
そう強く感じた昨日の講演でした。
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