≪ 12/22(水)「見たかったなあ ..  ¦ トップページ ¦ 12/24(金)「初めてのスカイ .. ≫


12/23(木)「APECで総理大臣がした贈り物」
 昨晩、
日本人として元気が出る講演を聞きました。

 講演をして下さったのは、
(株)セブン・セブンの澁木社長と、
同社SUS gallery マネージング・クリエイティブ ディレクターの鶴本さんです。

 この会社は新潟県の燕市にある主にステンレス魔法瓶をつくっているメーカーさんです。

 この会社を一躍有名にしたのが、
先日のAIPECに来日された
オバマ大統領や胡 錦濤国家主席をはじめとする各国首脳に、
管総理大臣が日本のお土産として送った贈答品に、
同社の製品が抜擢されたことでした。

 その贈答品とは、
「真空チタンカップ」です。


4cup22122




















1cup22122




















 「朝ズバッ!」や「めざましテレビ」などのTV番組や新聞でも報道されましたので、
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが
このチタン製のカップは厚さ5.3ミリで、
外面と内面の間に4ミリの真空層があるので、
ステンレスやガラスなど他の素材のカップと比べて、
抜群に保温性と保冷性にすぐれているんです。


danmen221222



















 熱が極めて伝わりにくいので、
温かい飲み物はいつまでも温かく、
冷たい飲み物はいつまでも冷たく保て、
その上、
熱い飲み物を入れても、
冷たい飲み物を入れても、
カップを持った手に熱さや冷たさが伝わってこないというすぐれものです。

 しかも、
一つ一つのカップが手作りでなので、
一つ作るに3週間もかかりますが、
同じカップは一つもないんだそうです。

 つまり、
一つ一つのカップが世界に一つしかない工芸品でもあるんですね。

 (ちなみにお値段は、カップの大きさにより、一つ8,500円〜18,000円だそうです)

 それから、
製品の品質の高さもさることながら、
澁木社長と鶴本さんのお話を伺って何より感動したのは、
この素晴らしい新商品が、
従業員わずか41名という中小企業の中で生み出されたということです。

 江戸時代以来脈々と培われたきた燕の「匠の技」と、
鶴本さんのデザイナーとしての高い感性、
そしてどんなピンチが来ても、
決してあきらめない澁木社長というトップリーダーがいて、
はじめて実現できた新製品だったのです。

 新興国との価格競争に巻き込まれることのない「匠の技」の世界で、
明治時代から昭和にかけて
洋食器製造で世界に名を馳せた燕市の繁栄を
もう一度取り戻そうとの澁木社長と鶴本さんから、
元気と夢を頂いた講演でした。

 澁木社長鶴本さん、
ありがとうございました。

09:11, Thursday, Dec 23, 2010 ¦ 固定リンク ¦ コメント(2) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

■トラックバック

この記事へのトラックバックURL:
/blog12/blog.cgi/20101223091144

■コメント

非常に良い報告し、共有ありがとうございます

名前: iphone 4 external battery ¦ 12:19, Monday, Aug 06, 2012 ×


情報は非常に便利です、ありがとうございました

名前: Ramos W17PRO ¦ 16:29, Friday, Oct 05, 2012 ×



■コメントを書く

名前:

メールアドレス(任意):
    

URL(任意):

この情報を登録する

内容:

パスワード(任意):

ヒューマンチェック(選択した計算結果を入力):

2025年8月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21
22
23
24 25 26 27 28 29 30
31