「無の用」(老子十一章)1/21(水)
からっぽだからこそ役に立つ
埴をこね、もって器を為流、
その無に当たりて器の用あり(老子十一章)
粘土をこねて、茶わんや花びんを作る。
それぞれの器の内部の、からっぽの「無」の部分があるから、
役に立つのである。
粘土をこねて作った茶わんの形のあるところも、大切だ。
が、もうひとつ、茶わんの中のからっぽの部分があるから、
ご飯を入れたり、みそ汁を入れたりすることができる。
有形の茶わんを役立たせるのは、
なんにも見えない茶わんの中の「無」であるということを、
深く見つめ、その働きを考える。
戸窓を鑿ちてもって室を為る、
その無に当たりて室の用あり(老子十一章)
戸や窓をつくって、壁や天井も作って、部屋をつくる。
部屋の内部が空っぽで「無」であるから、
部屋の働きをするのである。
部屋の中に、荷物をギッシリと詰め込んでしまうと、
部屋としての用を足さない。
頭も、詰め込み過ぎると、働かない。
「老子・荘子の言葉100選」より抜粋
埴をこね、もって器を為流、
その無に当たりて器の用あり(老子十一章)
粘土をこねて、茶わんや花びんを作る。
それぞれの器の内部の、からっぽの「無」の部分があるから、
役に立つのである。
粘土をこねて作った茶わんの形のあるところも、大切だ。
が、もうひとつ、茶わんの中のからっぽの部分があるから、
ご飯を入れたり、みそ汁を入れたりすることができる。
有形の茶わんを役立たせるのは、
なんにも見えない茶わんの中の「無」であるということを、
深く見つめ、その働きを考える。
戸窓を鑿ちてもって室を為る、
その無に当たりて室の用あり(老子十一章)
戸や窓をつくって、壁や天井も作って、部屋をつくる。
部屋の内部が空っぽで「無」であるから、
部屋の働きをするのである。
部屋の中に、荷物をギッシリと詰め込んでしまうと、
部屋としての用を足さない。
頭も、詰め込み過ぎると、働かない。
「老子・荘子の言葉100選」より抜粋

12:50, Wednesday, Jan 21, 2015 ¦