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2015年 1月22日

「出ずれば生、入れば死」(老子五十章)1/22(木)
満ち足りすぎると「死」に至る


世の中の人が、「いい」と言っている考えから
抜け出ることができれば、自由に生きることができる。
世の中の人が、「いい」と言っている考え方に、
のめり込んでしまうと、自由を失って、死んだようになる。


現代人の大半は、いい学歴が、いい人生に直結する、
と考えている。小学生の後半から塾に通って、知識を詰め込む。
幼少から、努力をする態度を養うのは、悪いことではないだろう。
が、詰め込み教育に深入りすると、
時に絶望的な失敗をすることになる。

その生と生とするの厚きをもってなり(老子五十章)

人間は、「もっともっと」と、あまりに満ち足りた、「いい生活」
をしようとし過ぎて、かえって、逆の結果を生むことになる。


有名中学、有名大学、有名大会社に就職をして、
部長や専務に昇格できずに、心の病を得たり、
ときに、自分で生命をそまつにしてしまう。


「老子・荘子の言葉100選」より抜粋

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11:31, Thursday, Jan 22, 2015 ¦