「やせた猿」4/25(木)
昔、インドに猿の好きな王様がおりました。
好きといっても、この王様は猿を可愛がる
のではなく、猿の料理を食べるのが好き
なのです。
それで家来に山で猿をつかまえさせては、
大きなおりに入れて飼わせていました。
そして毎日毎日おいしいリンゴやバナナ
を食べ放題に与えました。
コロコロ太った猿たちは、やおい肉がたくさん
ついて、お料理すると大変おいしいのです。
毎朝家来がやって来ては、一番太った猿から
一匹ずつ、そっと連れ出してゆきます。
王様の好きなご馳走をつくるために殺されて
いたのです。
何も知らない棚の中の猿たちは、美味しい餌を
おなか一杯食べてはキャキャと楽しく遊んでい
ました。
この中に一匹だけ、痩せた猿がいました。
この猿だけは、目の前においしそうなリンゴや
バナナがあっても見向きもしません。
仲間が喜んで食べていても、じっと我慢して、
手をつけませんでした。
何日かたった、とうとう骨と皮ばかりになって
しまった猿は、ある日のこと、今まで出られなかった
細い柵の隙間から、スルりと抜け出すことが出来
たのです。
そして一目散に山奥へ逃げていきました。
私たちも、遣り甲斐があることなら、苦労してもやって
みよう、値打ちのあることなら損をしてもかまわない、
という気持ちをもっています。
ただ目の前の欲望を満足させることに追われては、
身を亡ぼすこともあるのです。
「ほとけの子」より転載
なんまんだぶつ。
生かしていただいて ありか゛とうございます。

好きといっても、この王様は猿を可愛がる
のではなく、猿の料理を食べるのが好き
なのです。
それで家来に山で猿をつかまえさせては、
大きなおりに入れて飼わせていました。
そして毎日毎日おいしいリンゴやバナナ
を食べ放題に与えました。
コロコロ太った猿たちは、やおい肉がたくさん
ついて、お料理すると大変おいしいのです。
毎朝家来がやって来ては、一番太った猿から
一匹ずつ、そっと連れ出してゆきます。
王様の好きなご馳走をつくるために殺されて
いたのです。
何も知らない棚の中の猿たちは、美味しい餌を
おなか一杯食べてはキャキャと楽しく遊んでい
ました。
この中に一匹だけ、痩せた猿がいました。
この猿だけは、目の前においしそうなリンゴや
バナナがあっても見向きもしません。
仲間が喜んで食べていても、じっと我慢して、
手をつけませんでした。
何日かたった、とうとう骨と皮ばかりになって
しまった猿は、ある日のこと、今まで出られなかった
細い柵の隙間から、スルりと抜け出すことが出来
たのです。
そして一目散に山奥へ逃げていきました。
私たちも、遣り甲斐があることなら、苦労してもやって
みよう、値打ちのあることなら損をしてもかまわない、
という気持ちをもっています。
ただ目の前の欲望を満足させることに追われては、
身を亡ぼすこともあるのです。
「ほとけの子」より転載
なんまんだぶつ。
生かしていただいて ありか゛とうございます。

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がやって来ては、一番太った猿から
一匹ずつ、そっと連れ
一匹ずつ、そっと連れ