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「一年後、三十年後の……」10/30(木)
「一年後、三十年後の未来を明るくするために、今できること」


よいことをすれば、自分自身が幸せな満足感を得られます。
遠い昔にしたことであっても、幸せな満足感はまだ残っています。
遠くにいる人のためにしたことであっても、うれしく感じられます。
人に知られずにしたことであっても、
自分自身がうれしい気持ちになれます。


「よいことをする」というのは、
一見、恵まれない人、困っている人、
悲しんでいる人といった他人のためにしているように見えます。
しかし、この世からすれば、他人のためばかりではありません。
「よいことをする」のは、「自分自身のため」にもなっているのです。


なぜなら、「よいことをする」と、自分自身の心にも
大きな喜びが生まれます。
こころが安らぎ、未来が明るく思えてきます。


自分が言ったこともない国の、見たこともない
子どもたちのために募金をすることでも、
私たちの心は幸福になれるのです。


しかも、その幸福感は、
すぐにきえてなくなるものではありません。
五年後、十年後になってもずっと、
その人の心を幸せな気持ちで包むこともあります。


実際、「小学生の時に、学校の活動で近所の
老人ホームへ行って慈善活動をした。
入所していたお年寄りに喜ばれた」という思い出を、
三十年たった今でも忘れられないでいる、という人がいます。


「あの時、良いことをした」という記憶が、
今の自分の心をも明るくさせるのです。
「よいこと」をたくさんするということは、
自分自身を好きになることでもあります。
よいことをしただけ、あなたが幸福になれるのです。


「ブッダの『強く生きる』ヒント」より抜粋

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00:30, Thursday, Oct 30, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯