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「『いい親』『いい上司』は……」12/1(月)
「『いい親』『いい上司』は、どんな時に怒る?」

何も悪い行いしていない人に対して、怒ってはいけません。
怒っていない人に対して、怒ってはいけません。
そのようなことをすれば、自分自身が苦しみを受けます。

躾や教育のために、子どもや職場の部下を叱ることはあると思います。
悪いことをした相手には、「二度とそのようなことをしてはいけない」と
教えるために、叱ることも必要になってくるでしょう。
しかし相手は何も悪いことをしていないのに、
ただ「自分の思う通りにしない」「こちらの期待を裏切った」
「相手の態度が気に入らない」「自分の欲求不満を解消するために」
などという理由で、怒ってはいけません。

そのような理不尽な怒り方は、
「相手のため」になりません。むしろ相手のやる気をそぎ、
また、あなたに対して反感を抱かせるでしょう。結果として、
人間関係がギクシャクしてしまいます。そのために相手は、
ますますこちらの思い通りにならない存在になり、
また期待も裏切っていくでしょう。

いい親、いい上司は、相手が「悪いことをした時だけ」
怒るものです。また、「怒りたい気持ちはあるけれど、
感情を抑え、じっと我慢している相手」に対して、
こちらが一方的に怒るのもダメです。相手と同じように、
自分もじっと我慢して感情を抑えるようにしましょう。
それができれば、お互いの信頼感が壊れることも、
いい協力関係を保っていくのが難しくなるようなことも、
まずありません。何事も、穏やかな気持ちで
冷静に話し合ってこそ、いい解決策が見つかります。

「ブッダの『強く生きる』ヒント」より抜粋

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09:23, Monday, Dec 01, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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