ボスの日々是笑日: 「自分が死ぬ日の事を想像する」 ..

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「自分が死ぬ日の事を想像する」2/17(月）

コンビニに入って目についたのが「自分を変える89の方法」
著:スティーヴ・チャンドラー。

ページをめくりながら「はじめに」の内容にこう書いてありました。

『最高の未来を実現したいなら、過去の経験をもとに未来を描い
てはいけないのだ。
作家コリン・ウィルソンの作品に「必要な疑い」という小説がある。
あまりに知られておらず、すでに絶版だが、素晴らしい作品だ。
その小説に、ダスタフ・ノイマンという魅力的な人物が登場する。
彼は人間について多くを発見し、次のように語る。

人間は、家を建てるように、自分の性格を作り上げる。
性格という外壁で、自分の身を世界から守るのだ。
そして、自分で作った性格の囚人になる。
しかも、たいていの人は、あまりにも性急に家を建ててしまう。

慣れ親しんだわが家は居心地のいいねのだ。多少、立てつけが
悪くても、そこにいれば安心できる。しかしそのままでは危険はな
いかもしれないが、成長もできない。
続いて彼は、

ほとんどの人は、自分の音楽を内に秘めたまま死を迎える
ことになる。

その通りだ。私も自分の中の音楽に気づかないまま、50年過
ごしてしまった。しかし、自分の家は出ることができる。新し
い家の設計図を描き、本当に住みたい家を建てることはできる。
私たちは、理想の人生を自分で創造することができる。もっと
高い次元で生きることができる。

ここで思い出そう。火をおこすことができるのは、火だけだ。
自分は実行していないという自覚があるのなら、答えはすでに
出ている。やる気になれない理由は一つ。行動していないからだ。
人間はやる気になったから行動するのではない。行動するから
やる気が出てくるのだ。

この事実に気づくことができれば、人は自由になれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪転載終了≫

そして「自分を変える方法」レッスン1が、「自分が死ぬ日のこと
を想像する」です。

一、「自分がもうすぎ死ぬ」という場面を想像する。
　　そのとき自分の感情を具体的に思い描く。

二、あなたの大切な人が、一人ずつあなたを訪ねてくる場面を
　　想像する。彼らに、死ぬ前に伝えたいことを考える。

三、それを声に出してはっきり言う。

どう?あなたはどんな感情や言葉が出てきます?

僕はねえ・・・「今世、ご縁をもってくれてありがとう。面白かっ
た・・」でした。

著者は、「自分はもうすぐ死ぬ」と覚悟し、妻や子供たち、良心、
大切な友人、彼らに語り始めると、感情が高まって平常心を保
つことができず、目には涙があふれ、恐ろしいほどの喪失感が
襲ってきました。

失いたくなかったのは、自分の命ではなく、愛だったからです。
子どもたちにこれ以上ない愛情を抱いているのに、それをほと
んど表現していなかったから、愛情のやり取りの機会が永遠に
失われるのが怖くなったのです。

そして、その日以来、彼は誓いを立てました。

何事も絶対に運や偶然に任せない。
伝えたいことは、その時、その場で、必ず伝える。
次の瞬間、死ぬかもしれないという覚悟で日々を生きる。

彼はこの経験をきっかけにして、人とのかかわり方が一変し
ました。このエクセサイズで一番大切な教えは、実際に
死ぬ直前まで待たなくても、もうすぐ死ぬつもりでいつも行動
できるということです。

意識すれば「もうすぐ死ぬという気持は、自分の好きな時に作
り出すことができる。」この気持ちを持ち続けることによって、
あきらかに自分の言動は変わっていきます。後悔したくないか
ら。

つまり、いつか死ぬという自覚がなければ、人生という素晴らし
い贈り物に心から感謝することはできないのです。

その死の自覚のない多くの人たちは、ずっと自分をだまして、人
生というゲームには、終わりがないようにふるまっています。何
かやりたくても、その気になったら始めようと、ずっと先延ばしに
しているのです。

人生には終りがあることを自覚していないと、いつまても死
なないつもりで日々を生きていると、人生の素晴らしさも、チャレ
ンジも、情熱も、感謝も、許しも、すべてが失われしまう、あらた
めてそんなことを感じながら・・・。

さあ、57歳、生涯現役!今から新たなチャレンジ人生を始めるぞ!
そんな気持ちになれる本ですよ。読む前から、もはやなってるん
ですけど。