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「結果がすべて」5/14(水)
午前中、午後とブランド物を洗った後、地元リーガルの
クリーニング品を現在まで洗っていました。


特に、スラックスをどれだけ洗って2台のパンツトッパー
にかけて乾燥させたのでしょうか?


洗い上がった100本ぐらいのスラックスを屈伸して取って
はパンツトッパーにかけて乾燥させる。


これは実に単純な作業ですが、隣にはドイツの人体成
型乾燥機が3台、そしてアメリカの人体成型乾燥機3台
とあって、その前のスリックには洗い上がった地元のジ
ャケットが約20着ぐらいズラッと並んでいます。


一人が人体成型乾燥機とパンツトッパーを往復しながら
適度に乾燥されたジャケットやパンツを静止乾燥ボックス
に並べていきます。


まあ、まるで運動会みたいです。


だから一連の流れが終わったら、もうフラフラ。
足腰の鍛錬にはもってこいだけど、やっぱり全体にキキ
ますね。


そう言えば業者さんが今年のクリーニングの流れは、
「ドカンときて終わりみたいですよ~~~」と言われてましたが、
なにがなにが、全然終りじゃあありません。


逆にどんどん入ってきています。


それと、レザー工房のチーフとある事で話したんですが、
まあ結論は、「この業界は結果がすべてですから、いくら
理想論をぶってもお客さんを喜ばせる結果を出さないと」。


その通り。理屈はいらない。


お客さんを喜ばせる結果を出すため、「そこまでやら
なくても・・・」と手間をかけるわけで、地元のスーツだって
シリコーンドライに入れて油分を補給した後は、さっぱり
と水洗いです。


シリコーンに入れているので水洗い特有のサッパリするけ
どパサついたウールの感じはありません。油分がしっかり
残っているので潤い感があっていい。


つまりシリコーンだけでもダメ。水洗いだけでもダメ。やはり
一度油分でコーティングして水洗いしないと、どうしてもシー
ムは縮んでしまうし、パリッとするけど潤いがなくなってしまう。


だから手間がかかるんです。乾燥時には、モノによっては光
沢剤や糊剤や消臭抗菌材を噴霧しますので、ジャケットでも
実はモノによって全然手間のかけ方が変わってきて、その結果
が変わってくるわけです。


いちいちそんなことをお客さんには説明してませんが、
とにかく結果がすべて、です。なんとなく、わかってくるものです。
気持よさってものは。


そのためには手を抜けません。


ただ、今日はこのぐらいにしておきます。
メチャクチャ腹減ったので。


生かしていただいて ありがとうございます。




20:29, Wednesday, May 14, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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