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「整理・掃除の達人」8/8(月)
毎朝、
30分の掃除が終わると
法子さんのチェックを受けながら
「整理整頓」「掃除」の心構えや仕方について
全員がご教授を受けるのですが、
「まだまだうちの工房はジャングルみたいなのよ」と、
厳しい評価です。


まず、
片付けの基本は
「捨てる」「磨く」「循環させる」です。


「捨てる」とは、
「本当に大切なものを見極める」ということです。
そういう物差しで机の中を見渡すると、
「これはもういい」というものがたくさんあります。
そういうものは思い切って「捨てる」。
「捨てる」を意識して片付けや掃除をしていくと、
逆に「捨てない片付け」ができるようになっていきます。


次に「磨く」。
「磨く」ということは、
「すでにあるものの輝きを取り戻すこと」です。
よく法子さんが「磨かれてない!」と、機械やアイロンの
磨かれ具合を指摘します。確かに磨かれてるアイロンは
ピカピカで輝いています。


これはアイロンだけでなく、
機械にしても、床にしても、窓にしても、照明器具
にしてもみんなそうです。


磨くことを続けていくと、
「ないモノを求める」志向が減っていき、
「すでにあるモノ」を大切にできるようになっていきます。


床を磨く、モノを磨く習慣は、
外に向って注意散漫になっている気持ちを
自分の内側へとしっかり引き戻してくれます。


そして次は「循環させる」。
「循環させる」ということは、
「命の蘇らす」ことです。自然界も人間の体も
流れが゜止まってしまうと命が続かなくなるように、
家も誰も済まずに流れが止まってしまうとすぐに
老朽化して、崩壊していきます。


だからこそ、「循環させる。動きをつける」ことか゛
とっても大切なのです。


部屋がなんとなくドヨンとして滞って
いると、心もどんどんネガティブな方向に降下します。
朝、窓を開けて換気すると新鮮な空気に入れ替わるし、
空気の流れを変えることによって、気の流れが
まったくプラスに変わっていきます、


とにかく、モノを大切に扱うことが
私たちの仕事に対する絶対条件です。


逆にモノを大切に扱えないということは、
自分自身を大切に扱えないということです。


人間の根本に
「自分自身を大切にする」心がないと、
身の回りのモノを雑に扱うし、人の情報に流されやすく、
判断が他人任せで依存的で、様々な欲求や誘惑に
流されやすく、「こう生きたい」「こうなりたい」という明確な
イメージが湧き上がってきません。


日々の継続した
整理整頓や片付け、そして掃除が
そういったネガティブな心を昇華させ、
「美意識」や「感性」を高めてくれます。


法子さんは
こんなことはまったく言いませんが、
本質的に知っているわけです。
片付けや掃除ができないと、
その人の未来はどう創られていくのか?


ましてや、
仕事のスキルも
他を思いやる心なんて
根本の部分は育っていくはずがない。

fhj

だからこそ、
評価も指導も厳しいです。
が、これからみんな鍛えら
美意識を少して゛ねーも高めていって、
よりレベルの高い仕事や人生が過ごせればと考えます。
頑張ります。

※天皇陛下のお気持ちを聞いて、
深い部分でどこまでも国民のことを思いやって
生きてらっしゃる慈悲心と責任感の塊のような御方だと感じました。

09:47, Monday, Aug 08, 2016 ¦ 固定リンク ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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