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「朝起こさないことから始めよう」 2/13(木)
子どもに責任を教える方法の一つとして、
朝起こさないことから始めようと提案しています。
学校に遅刻しないために、
何時に起きる必要があるのか、
そのためには何時に寝なければならないのかを考え、
自分で起きる。どうということのない一日の始まりが、
すでに責任を学ぶ一歩なのです。


 起きるのが遅くて遅刻をし、
嫌な思いをすれば人間は考えます。
遅刻して先生に注意され、友達にからかわれたら
「いやだなぁ」と考えます。
そして、不快なものから解放されるために、
不快の原因となるものを取り除こう、
あるいは変えようとします。
遅刻しないため早く起きるようになるのです。
ところがこの話をすると必ずと言っていいほど出てくるのが、
「うちの子は不快を感じない」という意見です。
不快を感じないから責任を学べないというのです。


 でも、それは単に、人によって何を不快と感じるか、
どの程度で不快と感じるかが違うだけです。
先生や友人と仲の良い子どもは、
彼らに軽く注意されたり、
からかわれたりするだけであれば、
確かに不快を感じるまではいかないでしょう。
自分の作った結果が不快な場合は子どもが自ら考え、
原因を変えようとできるように、
子どもの気質に合わせて親も考えることが大切です。


 あるお母さんの息子は明るく、クラスでも人気者です。
先生ともいい関係であることを利用して、
お母さんは作戦を練りました。
朝起こさないことを宣言し、
先生にそれを伝えて連携を依頼したのです。
「遅刻するようなことがあれば叱って下さい」と。
付け加えるなら、この場合、ただ叱るだけではなく、
あとで一言、「君が遅刻しないために、
先生にできることはあるかい?」
と言っていただくようにするといいでしょう。
好きな先生からそういわれれば、
彼は「大丈夫。明日からちゃんと起きる」というはずです。


 先生の一言には、君にはできるとわかっているけど、
もし手伝えることがあれば手伝うよ、
と言う態度が現れています。
子どもを信頼している態度です。


「子どもの心のコーチング」より抜粋





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17:22, Thursday, Feb 13, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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