「先回りしないこと」 3/8(土)
子育て熱心なお母さんほど、
「子どもが失敗しないように」と先回りしがちです。
あらかじめ危ないことはさせないようにし、
成果があげられるように方法を教え、
「こうすれば上手く行くよ」
「この通りにしないと失敗するよ」と、
子どものためにレールを敷いてあげるのです。
こうやって、いつも「転ばぬ先の杖」を
与えられて育った子どもは、
失敗を体験しないですむかもしれません。
お母さんの言うことを聞いていれば
間違いはないからです。
けれど、いつまでもそれですむのでしょうか。
小学校でいちばんをとっている優等生は、
たとえば有名中学に進学したとしても、
そこでも一番になれるとは限りません。
有名高校でも一番になれるとは限りません。
有名大学に進んだとしたら、
そこで一番になるのは並たいていのことではないでしょう。
会社に入ったら、なおさらのことです。
どこかで失敗を体験するのです。
過保護というのは、何もぜいたくなものを
たくさん買い与えることを言うのではありません。
失敗を体験させずに手厚く守って
育ててしまうことが過保護なのです。
失敗を知らずに育った子どもは、
失敗から立ち直る方法を学ばないまま
成長することになります。
思春期以降になると、友人関係も複雑になり、
子どもはたくさんの失敗に出会います。
そこで小さな失敗に直面するたびに、
立ち上がるのが非常に大変になってしまいます。
親の役目は、子どもを失敗から守ることではなく、
上手に失敗を体験させてあげることなのです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

「子どもが失敗しないように」と先回りしがちです。
あらかじめ危ないことはさせないようにし、
成果があげられるように方法を教え、
「こうすれば上手く行くよ」
「この通りにしないと失敗するよ」と、
子どものためにレールを敷いてあげるのです。
こうやって、いつも「転ばぬ先の杖」を
与えられて育った子どもは、
失敗を体験しないですむかもしれません。
お母さんの言うことを聞いていれば
間違いはないからです。
けれど、いつまでもそれですむのでしょうか。
小学校でいちばんをとっている優等生は、
たとえば有名中学に進学したとしても、
そこでも一番になれるとは限りません。
有名高校でも一番になれるとは限りません。
有名大学に進んだとしたら、
そこで一番になるのは並たいていのことではないでしょう。
会社に入ったら、なおさらのことです。
どこかで失敗を体験するのです。
過保護というのは、何もぜいたくなものを
たくさん買い与えることを言うのではありません。
失敗を体験させずに手厚く守って
育ててしまうことが過保護なのです。
失敗を知らずに育った子どもは、
失敗から立ち直る方法を学ばないまま
成長することになります。
思春期以降になると、友人関係も複雑になり、
子どもはたくさんの失敗に出会います。
そこで小さな失敗に直面するたびに、
立ち上がるのが非常に大変になってしまいます。
親の役目は、子どもを失敗から守ることではなく、
上手に失敗を体験させてあげることなのです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

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