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「『失敗しちゃダメ』が……」 3/12(水)
子どもが不注意でモノを壊してしまったとき、
「ダメじゃないの!気をつけなさい」
なんて言っていませんか。


あるいは、テストで最悪の点数をとってくると、
「ほら見なさい!だから勉強しなきゃダメだって言ってるのよ」
と叱りつけたり……。失敗するのは「ダメ」ではないのです。


 人は誰だって失敗します。
というのも、最初からうまくできることなんてないからです。
子どもの毎日は、新しい挑戦と、失敗の連続なのです。


 失敗して、「ダメ!」ときつく叱られた体験を持つ子供は、
すっかり自信をなくして、「どうせ僕(私)はダメな子なんだ」
とふてくされたり、失敗することを恐れて、
新しいことに踏み出せなくなってしまいます。


 いつも隅っこのほうでじっと気配をうかがっている
引っ込みじあん」の子どもたちは、失敗するのが怖いのです。
自分からは何もしないでいれば失敗しないですむのですから。
こんな子どもには、「失敗していいんだよ」
と声をかけてあげることが大切です。


 うまくできなくても、お母さんはあなたのことが大好き、
あなたを応援している、今度はうまくできるといいね……
こんな親の姿勢が、子どもの力になります。


 アドラー心理学では、失敗というものを、
むしろ大切な体験ととらえています。
人は理屈ではなく、体験から「身をもって知る」ことで、
はじめて成長します。


 失敗というのは、まさに「身をもって知る」
貴重なチャンスなのです。このチャンスを子ども時代に
どれだけ生かせるかで、その後に人生がガラッと変わってきます。


 とくに、先行きが見えない激動の社会に生きていく
いまの子どもたちには、小さいうちから上手に
「失敗を体験させてあげる」ことが子育てのポイントなのです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋


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11:32, Wednesday, Mar 12, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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