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「上から目線」は愚かに、……」9/16(火)
「上から目線」は愚かに、「下から目線」は賢くなっていく仕組み」


愚かな者は、一生賢者につかえても、何も学びません。
だから、いつまでたっても「良い智慧」を
自分に蓄えていくことができないのです。


「本当に賢い人」とは、
「自分よりも優れた知恵を持った人から、
多くの知恵を学ぶことができる人」
だといえます。


では、自分よりも優れた知恵を持つ人は、
何処にいるのか?
それは、あなたのまわりにいくらでもいます。


どんな相手であっても、何かしら、
あなたにはない才能や知識を持っています。
「本当に賢い人」は、それらを、会う人会う人から、
貪欲に吸収していくから、
どんどん「賢い人」になっていくのでしょう。


そんな人が、豊富な知識を備えた賢者を上司や先生に持てば、
その知識をぐんぐん吸収していって、
すごい勢いで成長することができます。


一方、愚かな人は、他者から何も吸収しようとしません。
その理由は、「自分は愚かだから、他人から学ぶことはできない」
とあきらめているからではなく、
むしろ、自信過剰が災いしていることがほとんどです。


「自分はすぐれているから、他人から学ぶことなどない」とか、
「そんな方法で成功できるわけではない」
と実績のある人の教えを見下してしまうのです。


「この部分は納得できるけど、ここは違うと思う」と、
自分の気に入った部分だけ参考にする人にも、
自分のほうが正しいと思う傲慢な心理が潜んでいます。


かえって「自分は愚かだ」と謙虚に考えている人のほうが、
相手のいいところにいち早く気づいて、
それを素早く吸収できるように思います。


誰に対しても、「愚かな私に教えてください」
という謙虚な態度で接する人が、
すぐれた存在になれます。


「ブッダの『強く生きる』ヒント」より抜粋
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05:32, Tuesday, Sep 16, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯