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「“太っぱら”になってみると……・10/17(金)
「“太っぱら”になってみると、その恩恵のすごさがわかります!」

幸せに執着する気持ちをなくし、
幸せを人に分かち与えることのできる人は「勇者」です。
ケチという感情に打ち勝った「勇者」だと言えます。


たとえば、事業で成功して、大きな利益をだすことができたとしましょう。
「今まで努力が報われた」という満足感と、「やはり自分の考えは正しかった」
という誇らしい気持ちで、胸がいっぱいになることでしょう。
でも、その手柄や利益を、「他人に分かち与える」のは、
非常に勇気がいることではないかと思います。


もし、「事業がうまくいったのは、
営業部のみんなが協力してくれたお蔭です」などと言ってしまったら、
同僚たちに「その通りだ。自分たちが頑張ったからうまくいった」と
手柄を奪われるかもしれません。


もし、「自分一人の力で大きな利益を出したわけではありませんから、
同僚のみんなにもボーナスをはずんでください」と言ってしまったら、
それだけ自分がもらえるボーナスの額が減ってしまうかもしれないのです。


しかし、そんなケチケチした感情に打ち勝って、それでも
「みなさんのお蔭です」と、手柄や利益を分かち合うことができる人は、
とても勇気があり人であり、あとでもっと大きな成果を勝ち取る
ことができる人です。


そういう人は、「度量が大きい人だ」とほめ称えられ、
「あの人に協力さえすれば、自分も大きな得ができる」と、
みんながついてくるようになるために、
ますます成長していけるでしょう。
自分の手柄と利益をどんどん分け与えることが、
運勢はいっそう好転するのです。


「ブッダの『強く生きる』ヒント」より抜粋
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06:17, Friday, Oct 17, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯