≪ 「“太っぱら”になってみると… ..  ¦ トップページ ¦ 「『きれいな心』をつくる方法の .. ≫


「100歳になっても、「心」は……」10/20(月)
「100歳になっても、「心」は赤ちゃんのままって、どういうこと?」

人の「心」は赤ん坊のようなものです。
しっかり見張っていないと、勝手にどこかへ歩いて行って、危険なことをします。


賢者は、いつも「自分の心」を注意深く見守っています。
自分の心へ、「おまえは今、何を考えているのか。
何をほっしているのか。どこへ行こうとしているのか」
と問いかけ、心から帰ってくる答えにきちんと耳を澄ましています。
ちょうど親が、ヨチヨチ歩きの子どもを世話するように。


赤ん坊はいつも目を離さず声をかけていてやらないと、
一人でどこかへ行ってしまいます。そして、どこかに頭をぶつけたり、
高いところから落ちたりと、危険な目にあうかもしれません。


人の「心」も、同じなのです。「心」から意識をそらしていると、「心」は、
欲望に誘われて悪いことをしようとしたり、なまけたりしてしまいます。
ですから、みずから自分の心を監視する必要があるのです。


注意しなければならないのは、赤ん坊はやがて成長し、
親が監視していなくてもよくなりますが、
人の「心」は20歳になろうが、老人になろうが、
会社で出世しようが、金持ちになろうが、
「赤ん坊のまま」でいるということです。


「大人になったから、もう安心できる」ということはありません。
危ない場所へ行きそうになったら、すぐに「こっちへ戻っておいで」
と諭さなければなりません。
いつも心の監視を怠らない人が、賢者なのです。


「ブッダの「強く生きる」ヒント」より抜粋
IMG_1369

06:30, Monday, Oct 20, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯