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「『愚かな人が示す同情心……」11/13(木)
「『愚かな人が示す同情心』にうっかり載せられないよう、注意」

同情してくれる愚者よりも、
ライバルとなる賢者のほうが、大切な存在です。
愚者の同情は、人を地獄へ引きずり込みます。

人生において「よきライバル」を持つのは、
とても大切なことだと思います。よきライバルが身近にいることで、
「私も負けていられない」と、自分を向上させる意欲も高まります。
なまけたい気持ちに負けそうになった時も、
「ライバルも今、必死になって頑張っているだろう」と考えることで、
怠け心に打ち勝つことができます。

その意味では、ライバルには、自分よりも優れた才能を持つ
賢い人を設定するのがいいでしょう。それによって、
「高い目標」が生まれ、いっそうやる気が燃え上がるからです。

一方、注意しなければならないのは、「愚かな人が示す同情心」です。
なまけたい気持ちに負けそうになった時に、
「もう十分に、頑張ってきたじゃないか。もう頑張らなくてもいいよ。
少し遊んだ方がいいよ」と、同乗する言葉を投げかけてくるのが、
愚かな人です。

しかし愚かな人は、真の同情心から、そう言ってくるのではありません。
なまける仲間が欲しいだけです。そんな愚かな人の同情心に
乗せられて一緒になってなまけていたら、
自分という人間がどんどん堕落していくばかりでしょう。

優しいことを言ってくれる愚かな人を求めるよりも、
自分を鍛えてくれる賢いライバルのほうが大切なのです。

「ブッダの『強く生きる』ヒント」より抜粋
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05:00, Thursday, Nov 13, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯