≪ 「これに随えども後を見ず(老子 ..  ¦ トップページ ¦ 「唯と阿と相去ることいくばくぞ .. ≫


「功成り事遂げて百姓、皆我自然と謂えり」
知識を捨てる。すると悩みはなくなる

たとえば、成功して、自分の願いが達成しても、
それは、皆、自然の力である。
だれしも。ちょっと成功したり、自分の願望が達成すると、
すぐに胸を張って自分の力を誇示したがる。
威張れば、嫌われるということを、まったく、知らない。


「あなたはとんでもない。私の努力など、たかが知れてますよ。
すべては、大自然の『常』の力のお蔭様なんです」
と言えるようになりたいものだ。これは、謙遜でも、
なんでもない。事実なのだ。

学を絶てば憂なし(老子20章)

知識を万能視する考えさえ断ち切れば、
世の人の悩みはなくなる。


知識のある人は、実際には、
そんなことはあり得ないことでも、
さまざまな知識を動員して、
実際にあるように仕組んでしまう。
たとえ不正なことでも、なんとか理屈をつけて
正しいことのように、いい張ってしまう。
知識は、時に、人を殺しもする。


「老子・荘子の言葉100選」より抜粋
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22:35, Friday, Feb 13, 2015 ¦ 固定リンク ¦ 携帯