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「常に最悪の状態を想定する」10/21(月)

「まるぞう備忘録」より転載

 今回の台風20号21号は再び大雨をもたらす予想です。
 21号はまだ流動的ですが、20号は前回大雨を降らせた
地域の更に大雨を上書きで降らせる予想。


 通常であれば48時間で100mm程度は大雨でありますが、
大きな被害の可能性は高くないです。
 しかし今回は

1.前回氾濫したまま堤防の修理が完了していない地域。

2.前回崩れはしなかったが大量に水分を含んだ崖。

3.前回大丈夫だったから今回も大丈夫と地域の人が油断
 している地域

この3つで大きな被害が出ることを想定したいと思います。


 1の前回氾濫した地域。残念ながら前回と同じ箇所で同じ
高さまで水が浸水してくる覚悟が必要です。

 1週間かけて掃き出した泥でありますが、再びイチから
やり直しというのは、本当にやりきれない話であります。
が、逃げる限りは追いかけてくる。


 自然のなさることですから仕方ない。とその時は腹を括
る。それよりは今回も早めに避難して自分と家族の生命を
守ることが第一です。



人は「自分は危険な地域に住んでいる」とは思いたくない
からこそ。


 2と3については本当に日本中の人が自分の住まわせて
頂いている地域のハザードマップをもう一度確認して頂き
たいと思います。


 地方自治体は防災予算の一部を使って「ハザード地域
シール」を、危険地域の全戸数に貼り付ける施策をして頂
きたいです。


 NHKが各戸にシールを貼っていますが、同様にハザード
マップで危険な地域の家屋の表札には「ハザード地域」と
いうシールを貼って欲しい。

20191021a

20191021b

20191021c

fukoさんによるイラストACからのイラスト より

 自分が住んでいる地域が、そんな危険な地域だなんて
考えたくない。


こんな縁起が悪いシール自分のうちの表札の隣になんか
貼りたくない。


それは人情としてわかりますが、それでは逆であります。
本当に自分の家族や家屋を守りたいのであれば。


 そこに住んでいる人たちみんなが「自分たちが住んで
いる地域は危険なんだ。大雨が降ったら裏の崖は崩れ
るかもしれない。そばの河が氾濫して浸水するかもしれ
ない。」と意識することで、その災害は逆に起きにくくなる。
という仮説です。



多くの人が、自分の「正常化バイアス」命を落とすということ。


 人が災害で生命を落とすとき、その一番の原因は「正
常化バイアスによる思い込み」であろうと思います。


 「自分は大丈夫だよ」「今回も大丈夫だよ」と思いたい
癖が誰しもあるのです。それが正常化バイアス。


 危険な地域に住んでいるのに「ここは大丈夫だよ。だっ
て今まで水なんて来たことないよ。」と思いたい。それが
正常化バイアス。


 しかし地方自治体が条例でハザード地域の家屋には
「ハザード地域」というシールを住民に貼ってもらうことに
よって、その地域の人たち全員の注意がそこに向きます。


 これが自然災害を小難にする一番の作用であると思い
ます。(転載終了)



いやはやまた台風ですか・・・・・。


19号の被害に遭われた皆さんに対してはとても心苦しい
です。


ただ、まるぞうさんの言われている通り「正常化バイアス」
はとても危険です。


つい最近の保育園の園内研修では「常に最悪の事態を
想定し準備しておく。後は腹を括って天に任せる」話を、
具体的にして、みんな目がバッチリ覚めていました。


次から次へと来る台風。、そして地震。常に最悪の状態を
想定して覚悟をもって生きていきましょう。

18:24, Monday, Oct 21, 2019 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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