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2018年 2月25日

「すべては御縁の在る無し」2/25(日)
長松寺門信徒だより「龍城ネット」より 


 「真言宗から浄土真宗へ」~感謝に勝る能力なし~

先代が亡くなったあと、
四国香川県のお寺の住職からお寺の中や裏山の中に
廣瀬家代々のお墓が21体もあることを知らされて、
お寺の住職から「はよ何とかせい」と言われておりましたので
何とかしなければと思っておりました


しかし身内は
「墓なんぞ障ったら祟られる」と訳の分からない事を
言いますし、ぼく自身もなにも知らないのでそのままの状態が
10年続きました。


そして20年前、
公認会計士の先生に連れられて長松寺のお花見会に
参させて頂いた時、ここぞとばかりに住職にお墓のことを相談させて
もらったところ


「そりゃあ困っとるんじゃろう。お墓をみんな長松寺へ持ってきんさい。
そして新しい廣瀬家のお墓と、お世話になった亡社員さんたちへ感謝
するために、会社の感謝塔も建てたらいい。」と言って下さいました。


まず、
真言宗のお寺に「浄土真宗に改宗いたします。」と挨拶に行った時、
法事の時は温厚そうに見える住職に、「出ていけ!」と塩を撒かれたの
にはびっくりしましたが、反面、これで良かったと
さらに思えた出来事でした。


そして2か月後には、
長松寺の境内に「倶会一処」と刻まれた立派なお墓に、
会社の亡社員さんたちに感謝を捧げる感謝塔を建立し、そして江戸時代から
護ってきた先祖代々のお墓も同じ場所に集いました。


建立の法要中
「ご先祖さんたちもさぞかし喜んでおられるだろうなぁ。」と
思うと、ただただ嬉しかったです。


それから住職から仏法を聴聞するために、
住職のお説教があれば家族と共に、広島まで片道300キロ高速で走り
長松寺へ通い始めました。住職は経営者で実践者ですから、
他に対する愛情心、思いやり、気配りを大切にする
仏教経営を目指すぼくにとっては
手本そのものでした。


お説教の後の、
会社運営や人材育成の相談では
、時には叱られて落ち込み、時には自分の弱さや未熟さを思い
知らされながら仏法は温かい光としてぼくの枯れた心の中に
泉の如く沁みこんできました。


この喜びを会社の従業員たちにも感じてもらいたい一心で、
会社でのご-法話会にも着て頂くようになり、仏法中心の会社経営がスタート
しました。整理整頓や掃除を徹底し、仏さんの真似事をさせて
もらうことによって、仕事の成績も順調に伸び続けております。
ただ、これはあくまで副産物であって、
一番は自分たちがいかに成長して
社会貢献していけるかだと思っています。


依頼があった「子ども食堂」の方にも
野菜をボランティアで配達させてもらっており、
自分たち念仏者が少しでも社会のためにお役に
立てればと思えば、日々の仕事を尚更頑張れます。


毎年八月の
「長松寺原爆忌盂蘭盆会法要」の時には
社員全員で長松寺へ参拝し、住職から色々とアドバイスを
頂いています。


今後も長松寺の裏方として
出来る事をさせてもらいます宜しくお願い致します

                 関西地区門信徒総代 廣瀬伸一


※廣瀬くんは真面目で一本気な男です。
先代から受け継いだ衰退した会社を、人に言えないほどの苦労を
乗り越えて、今では兵庫県一の青果業の会社へと発展させていき
ました。

その心の柱となったのが、いつでも、どこでも、どんなときでも、
一緒にいて下さる仏様の存在でした。

また、
私も経営者の端くれですが、いろんな経営者や人を観ていて思い
ますのは、どんなに今状況が悪くて苦しくても、愛情の深い人(思い
やり)は大丈夫。必ず良くなるということです。
まったく彼もそうでした。


自他共に仕合せになれる
感謝の道である仏教経営を目指して、
感謝の実践を頑張ってもらえたらと思っています。


本当の真理とはまったくの「自由」であり、
難しくなくて「簡単なもの」であり、何にでも共通して言える
「単純な」ことなのです。

この世の最高の思いは「感謝する思い」なのです。
この思いを持つことで、自分の環境の創造が始まります。
これに知らずに気付いている人が、幸運な状態を自分で
実現すると言えます。しかし、真理の仕組みに気付いていない
ために、安定性に欠けます。


自分の先祖(遺伝子DNA)に日々感謝することなどは、
どの視点から観ても最善であることは間違いありません。


大きく深呼吸して、
いつも微笑んでいきましょう。

12:16, Sunday, Feb 25, 2018 ¦ ¦ コメント(0)