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「寄り添い、そして強く生き抜く」12/16(金)
子どもに寄り添う・・・なんてしてきたことないなあ・・・。
親がいつもあわただしく駆け回り、たまに思い出したときだけ
「なにかおかしいんじゃない?」と、ぶしつけに子供に聞いても
子どもは心を開かないだろうね。


悩みがあっても、ゆっきくり聞いてもらえそうにないと思って、
自分の胸にしまいこんでしまうんでしょう。


これは友だち関係でも言える。
本当にいい友だちは、こちらが大きな悩みを抱えていのを薄々知っていても、
何も聞かずにただ一緒にご飯を食べたり、お茶を飲んだり、寄り添う
時間を過ごしてくれるからね。


そしてたわいもない会話の中で、自然とぽろっと出てきたこちらの悩みを、
静かに受け止めてくれるものです。
人の心というものは、「寄り添う」時間の中でしか、開かないしね。


そして寄り添うことでお互いを認め合って「絆」が生まれてくる。
そして「絆」をバネに、そこから「生き抜く力」が芽生えてくる。
そもそも人間には、生き抜くための力が備わっているし、誰もが本来強いのです。


自分を認めてくれる人がいる。自分を理解してくれる人がいる。それが家族なわけで、
それが分かれば、弱者のふりをせずに、力強く覚悟を決めて足を一歩前に出すことが
できる。人間って本来強いとか弱いとかではなく、強いものなんです。覚悟を決めれば。


今回の震災で亡くなった大勢の人たち。それはかわいそうにというような
安易な言葉はつかえません。今まさに頑張らなくてはならない生々しい状況に
追いやられている現状の中で、子供たちは必死に自分たちの夢に向かっている。
そんな子どもたちの強い姿のテレビを見た時、人間はつくづく弱いものじゃないと思った。
たとえ野良犬のようになったとしても、生き抜いていくものだとも。


僕たちも今の子供たちも、恵まれた時代を生きてきたのです。戦争の苦しみ
を知らない。経済成長のまっただ中で、物質的な幸福感にどっぷりと浸かって
生きてきたのです。人生はなんとかなるという甘い幻想の中で生きてきた。


ただこの災害によって社会は劇的に変わりました。もうかつてのような甘い
幻想は存在しない。これからの時代は自らの力で生き抜いていかなければ
にらない。安易に政治や第三者に頼ったところで、何も解決はしない。


希望を見出そうとする子供たちのためにも、お年寄りたちの達観を絶望に変え
ないためにも、自身の強さを身に付け、仏と共に強く前に向かって生きる覚悟
をもつこと。そういう時期がはっきり来ています。
その為にも家族と「寄り添い」「本音を語り」「絆によって強く生きる」、必要だね。
人間は本来仏の子、そこに目覚めればメチャ強いからね。


生かして頂いて ありがとう御座位ます。

18:51, Friday, Dec 16, 2011 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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