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「あるがままを受け止める」 1/23(木)
 自分の気質と子どもの気質がよく似ていれば、
子どものことを理解するのは容易です。
反対に、まったく異なる気質であれば、「なぜ?」
と思うことがたくさんあります。


 若いお母さんがよく言うことのひとつに、
子どもが朝の支度でグズグズしていて、
なんとか我慢しようとするが、
イライラしてつい急かしてしまう、というのがあります。


 私はそういうとき、決まって「そういうお子さんなんですね」
といいます。なぜなら、そういう子どもだから。


すると、「なぜなんですか?」と聞くお母さんがいます。
この質問は困ります。
そういう気質だからとしか言いようがありません。
その子はそういう気質なのです。


 子どもがのろのろと靴下をはいているとき、日によって、
子どもの心の中に起こっていることはさまざまでしょう。
靴下の模様を確認している日。
足の指の数を数えている日。
自分のつま先に見とれている日。
その日によってグズグズの原因はそれぞれでしょう。


 そして、基本的にその子は、そういう子なんです。
なぜ女に生まれたか私にはわからないように、
その子の気質は、その子に「なぜ?」と聞いてもわかりません。
私たちにできるのは、そのままを受け止めることです。

 赤ちゃんは、わけのわからないことで泣きます。
オムツを変えても、おっぱいを飲ませても、
何をしても泣き止みません。そんなとき、
お母さんも泣きたくなります。


 わが娘は生まれて病院から退院して、
2・3日後から泣き始めました。
まるで、ようやく子宮から出て来たことに気づいたかのように。
何をしても泣き続け、抱っこしたときだけ静かに寝てくれます。
私は娘を抱いてる以外何もできません。
何をしようが娘は泣き止まず、できることはただ抱くだけ。


 でも、それは子どもにとって、そして親となる私にとって、
とても大切なことだったと、今になって思います。
わけのわからないことで泣き叫ぶ子供を、
ただ抱き取ってあやしてやる。
子どもが感じている居心地の悪さをただ抱き取ってやる。
泣きたければ泣きなさい。お母さんが抱いているから。


「子どもの心のコーチング」より抜粋


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11:52, Thursday, Jan 23, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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