「愛すること」を教えるのは母性の仕事 1/27(月)
愛することを教えるのは母性の仕事で、
私たちの中の母なるものが子どもを包み込み、
痛みや不快から子どもを守り、いつくしみます。
まめに面倒を見て、それによってその子が
大切な存在であることを子ども自身に伝えます。
母性に包まれているとき、子どもはすべてを肯定され、
自分の存在に自信を持ちます。
この基礎があるからこそ、子どもはそれからの人生で
起こるさまざまな痛みに耐えて、生きていけるのです。
自分はまわりにとってなくてはならない存在であると知ることで、
自分の価値を認識します。
もっとも母性を必要とするときが乳幼児期です。
この時期は、できないことの多い子どもに対して、
親は母性を発揮して子どもを保護し、面倒を見ます。
そして、次に子どもが母性を必要とするのが、
思春期ではないでしょうか。
親から離れかけているとはいえ、
自分自身の人格を確立させているわけではない
この空白のときを置いて、母性はもう一度、
その存在を全肯定することが大切です。
ただし思春期における母性は、幼児期とは異なり、
面倒を見ることはしません。
子どもにかわってその仕事を引き受けるのではなく、
「あなたはできる存在だから、安心してやってごらんなさい」と、
その能力や一人の人としてのその子を全面的に肯定します。
確立した人格を持つ親が、子どもに対して精神的な
保障を与えるようなものです。
赤ちゃんの頃に自信を得たのと同じように、
このときも子どもは自信を持つことができます。
ところが問題は、この頃の子どもは、母性からのケアを
素直に受け入れようとしないことがある点です。
幼少期の子どもは自分から求めてきますが、
思春期においてそれはありません。
反対にうるさがるのが普通です。
すると親のほうがその態度に腹を立てて、
せっかく母性が活躍できるときを台無しに
してしまう恐れがあります。
母性に求められているのは、
そのすべてをひっくるめて受け止める大きさです。
そのときこそ、ほどほどの対応を心がけます。
ムキにならずに受けとめ、子どもの言葉に耳を傾け、
不安や痛みに共感を示し、子どもを認めます。
思春期の子供にとって、
彼らを大人へといざなう要素は、
親に認められることです。
受け止められ、肯定されることです。
ただ寄り添い、親が子どもを愛する気持ちに
ブレがないことを示していけば、
子どもの心は安定し、大人へと成長できるのです。
「子どもの心のコーチング」より抜粋

私たちの中の母なるものが子どもを包み込み、
痛みや不快から子どもを守り、いつくしみます。
まめに面倒を見て、それによってその子が
大切な存在であることを子ども自身に伝えます。
母性に包まれているとき、子どもはすべてを肯定され、
自分の存在に自信を持ちます。
この基礎があるからこそ、子どもはそれからの人生で
起こるさまざまな痛みに耐えて、生きていけるのです。
自分はまわりにとってなくてはならない存在であると知ることで、
自分の価値を認識します。
もっとも母性を必要とするときが乳幼児期です。
この時期は、できないことの多い子どもに対して、
親は母性を発揮して子どもを保護し、面倒を見ます。
そして、次に子どもが母性を必要とするのが、
思春期ではないでしょうか。
親から離れかけているとはいえ、
自分自身の人格を確立させているわけではない
この空白のときを置いて、母性はもう一度、
その存在を全肯定することが大切です。
ただし思春期における母性は、幼児期とは異なり、
面倒を見ることはしません。
子どもにかわってその仕事を引き受けるのではなく、
「あなたはできる存在だから、安心してやってごらんなさい」と、
その能力や一人の人としてのその子を全面的に肯定します。
確立した人格を持つ親が、子どもに対して精神的な
保障を与えるようなものです。
赤ちゃんの頃に自信を得たのと同じように、
このときも子どもは自信を持つことができます。
ところが問題は、この頃の子どもは、母性からのケアを
素直に受け入れようとしないことがある点です。
幼少期の子どもは自分から求めてきますが、
思春期においてそれはありません。
反対にうるさがるのが普通です。
すると親のほうがその態度に腹を立てて、
せっかく母性が活躍できるときを台無しに
してしまう恐れがあります。
母性に求められているのは、
そのすべてをひっくるめて受け止める大きさです。
そのときこそ、ほどほどの対応を心がけます。
ムキにならずに受けとめ、子どもの言葉に耳を傾け、
不安や痛みに共感を示し、子どもを認めます。
思春期の子供にとって、
彼らを大人へといざなう要素は、
親に認められることです。
受け止められ、肯定されることです。
ただ寄り添い、親が子どもを愛する気持ちに
ブレがないことを示していけば、
子どもの心は安定し、大人へと成長できるのです。
「子どもの心のコーチング」より抜粋

■トラックバック
この記事へのトラックバックURL:/blog21/blog.cgi/20140127174852