「暗い未来を書き込む親」 2/1(土)
「暗い未来を書き込む親」
私たちは、「私」という小説を生きているようなものです。
小説ですから、次の章で何が起こるかは、
読み進まないとわかりません。
だから人生は面白いのです。
人生の最期の日まですべてがわかってしまったら、
生きる面白さは半減どころか、
まったくなくなってしまうことでしょう。
ところが私たち親は、子どもの小説に関しては、
その次の章に不吉な予測をするのです。
「これ以上成績が落ちたらどうするの」
「そんなことをしていると、ろくな高校に入れないよ」
「あんたなんか引き受けてくれる大学があると思うの?」
これらの不吉な予測は、「畏れ多きもの」
からの目に見えない抑圧とは異なり、
現実味があるだけに、
根拠のある恐れとなって子どもを襲います。
「ウソをつくと閻魔様に舌を抜かれる」と言われても、
閻魔様には会ったこともなく、
抜かれた人の話も聞かないので
嘘をつかないように気をつけようと思うにとどまります。
ところが、親の不吉な予測は、
成績、高校、大学と大変現実的です。
現実的なだけに、子どもの不安はいやがうえにも高まります。
子どもの小説に、勝手に暗い未来を書き込まないでください。
それでなくても、子どもは充分に未来に不安を感じています。
「子どもの心のコーチング」より抜粋

私たちは、「私」という小説を生きているようなものです。
小説ですから、次の章で何が起こるかは、
読み進まないとわかりません。
だから人生は面白いのです。
人生の最期の日まですべてがわかってしまったら、
生きる面白さは半減どころか、
まったくなくなってしまうことでしょう。
ところが私たち親は、子どもの小説に関しては、
その次の章に不吉な予測をするのです。
「これ以上成績が落ちたらどうするの」
「そんなことをしていると、ろくな高校に入れないよ」
「あんたなんか引き受けてくれる大学があると思うの?」
これらの不吉な予測は、「畏れ多きもの」
からの目に見えない抑圧とは異なり、
現実味があるだけに、
根拠のある恐れとなって子どもを襲います。
「ウソをつくと閻魔様に舌を抜かれる」と言われても、
閻魔様には会ったこともなく、
抜かれた人の話も聞かないので
嘘をつかないように気をつけようと思うにとどまります。
ところが、親の不吉な予測は、
成績、高校、大学と大変現実的です。
現実的なだけに、子どもの不安はいやがうえにも高まります。
子どもの小説に、勝手に暗い未来を書き込まないでください。
それでなくても、子どもは充分に未来に不安を感じています。
「子どもの心のコーチング」より抜粋

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