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「つまずいたって、失敗したって……」 3/17(月)
皆さんは、おそらく「失敗や挫折はいけないこと」と
教え込まれて育った世代の方が多いのではないでしょうか。
核家族化が進行して、子育ては「母親一人の責任」、
つまり、子どもに失敗は「母親の子育ての失敗」と
されてしまう時代だったわけです。


 子どもの数も少なくなって、
母親たちは一人一人を熱心に教育し、
少しでもいい会社へ、あるいは少しでもいい結婚を……
とレールを敷いて一生懸命になったわけです。


 これは「転ばぬ先の杖」の典型です。
そして今や皆さんには、「少しでもいい母親になって、
いい子どもを育てなさい」という親からの
プレッシャーもかかっているかもしれません。


 それに加えて、今のお母さんは、その母親世代より
さらに孤立しやすい環境にいます。
地域のつながりも少なく、頼りになるおじさんや
おばさんといったつながりも薄れているからです。


 子どもは本来、地域の中、
社会の中で育っていくものなのに、
お母さん一人の責任にされてしまう。


 だから失敗してはいけないと必死になったり、
失敗を隠さなくてはと追い詰められることが、
いわゆる虐待にもつながっています。


 実際は、子育てなんて小さな失敗の連続です。
最初から子育て上手な親などいないし、
親だって失敗から学べばいいのです。
「お母さん、失敗しちゃったよ」と言って、
そんなときの対処を子どもに見せてあげてください。


 そしてもう一つ、子どもが失敗したとき、
「私の子育てがいけないのだ」と思う必要はありません。
繰り返しになりますが、子どもは失敗から学ぶのですから。


 小さな失敗に何度も直面しながら、
自分で行動できるようになり、自立していくのです。


 お母さん自身が、失敗について間違った
思い込みから「脱皮」してください。


 子どもを信じて見守り、
失敗して助けが必要な時は支えてあげる、
そんな親でいてほしいと思います。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋
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11:10, Monday, Mar 17, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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