≪ 「負けて気落ちした子へ…」 3/ ..  ¦ トップページ ¦ 「気にするな」より「大丈夫」  .. ≫


「『共感言葉』が子どもをやる気に…」3/22(土)
「あの子、先生にひいきされている。私のほう絶対うまいのに!」
子どもが何か競争に負けたとき、負けたくやしさから、
こんなふうにへそを曲げてしまうことがあります。


 得意な分野だと自負していたことなら、なおさら悔しいもの。
なかなか納得がいかないのも無理はありません。
たとえば、学年で一番ピアノが上手だと自負していた子が、
学芸会での合唱のピアノ伴奏者に選ばれなかった……こんなとき、
お母さんはなだめようと一生懸命になります。


「自分のほうがうまいと思っても、上には上がいるものよ。
悔しがっているヒマがあったら、もっと練習して自分を磨きなさい」
子どもはさらにカチンと来てしまいます。


「じゃあ、お母さんは、あの子のほうがうまいって言うの?」
ここは、「どちらがうまいのか」という子どものこだわりを
外してあげる必要があるのではないでしょうか。
子どもの不満を、「それはおかしい」と言わずに聞いてあげてから、
こんなふうに言ってあげればいいと思います。


 「ガッカリだったね。その子がどのくらいうまいのか、
お母さんにはわからないよ。だけどお母さん、
あなたの弾くピアノが大好きだなあ。
もう聴けなくなっちゃったら、とても残念だなあ」
こうやって、お母さん自身の気持ちを言うのです。


「来年の発表会もあるし、お母さん楽しみにしているんだけどなあ」
「来年の発表会でまた素敵な演奏をしているのと、
やめちゃって後悔しているのと、どっちがいいのかな。
どうしてもやめたいんだったらしかたないけど、
お母さんは続けてほしいな」


 しばらくはムシャクシャしているかもしれませんが、
お母さんの言葉が胸に届けば、子どもなりに気持ちを整理して
「やっぱり続けるよ」というのではないでしょうか。



「子どもの『くじけない心』を育てる本」より
IMG_9207

11:22, Saturday, Mar 22, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

■トラックバック

この記事へのトラックバックURL:
/blog21/blog.cgi/20140322112204

■コメント


■コメントを書く

名前:

メールアドレス(任意):
    

URL(任意):

この情報を登録する

内容:

パスワード(任意):

ヒューマンチェック(選択した計算結果を入力):