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「気にするな」より「大丈夫」 3/24(月)
 自分のミスでうまくいかずショックを受けている子どもには、
つい、「気にしなくていいよ」と励ましたくなります。


 たとえば、学校を代表して、
子どもの学年が町の演奏会に出ました。
ところが大事なところで間違えてしまったのです。
会場で聞いていたお母さんにとってはさほどのこととは
思えなくても、子どもにとってはショックだったのでしょう。


「きっと、私が間違えたせいで、入賞できなかったんだ」と
落ち込んでいます。それを励ますつもりで
こんなふうに声をかけてしまうのです。


「そんなの失敗のうちに入らないよ」
「誰だってやることよ。気にすることないわ」
けれども、失敗は失敗です。
誰でもやるからといって、
失敗が取り消しになるわけではありません。


 気にしないの、と言ったって、
実際に気になっているのですから、まずは失敗を認めて、
がっかりするのも認めてあげることが大切なのです。
「そうなんだ。あなたのせいだと思っているのね」
「間違えたのがショックだったんだ」
その上で、お母さんの気持ちを話したあげたらどうでしょうか。


「途中で舞台から逃げたりしないで、
最後までやったのは立派だったと思うよ」
「お母さん、いい演奏だったとおもうけどなぁ
最後のところなんて、感動したよ」
「あなたのせいで入賞できなかったとは思わないよ。
どの学校も一生懸命だったし、
賞を決める人もずいぶん悩んだと思うなぁ」
タイミングを見て、「今度演奏するときは、
どうしたら間違わないと思う?」と聞いてあげましょう。


 楽譜を見ないでも弾けるように暗譜しておくとか、
他の人の音をよく聴くとか、前の日に家でおさらいをするとか、
舞台に上がるときに緊張していたら、深呼吸するとか、
親子で考えると、いろいろな方法が浮かぶのではないでしょうか。
「失敗から学べたね」といえばいいわけです。


 「子どもの『くじけない心』を育てる本」より


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11:36, Monday, Mar 24, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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