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「やってはダメ」ではなく「次は…4/9(水)
 私などが子供の頃には、ボール投げをして窓ガラスを割る
というのはよくあることでしたが、
近頃はあまり聞かなくなりました。


ボールを投げられる広い場所が減ったり、親も、
「ここでは投げたらガラスが割れるからダメよ」
と事前に止められているからでしょうか。


 「これはダメ」「あれはダメ」と禁止事項が増えると、
子供はやる気を失います。自然と外で遊ばなくなります。
夢中で遊んでいるうちに失敗した……という典型例が、
まさにこれなのです。


 こういう失敗をしたときは、まず最初に必要なのは、
「原状回復」です。つまり、それ以上ひどいことにならない
よう緊急対処をします。現状が回復したところで、
「ガラス割れちゃったね。失敗だったね」と子供に確認します。


怖い顔をする必要はありません。子供はガラスが割れてびっくりし、
親に言われなくても、「しまった」と感じているはずです。
「どうしたら、これからはガラスを割らない
ようにできるかな?」と聞きます。


多くのお母さんは、「今度からはこうしなさい」と
一つの答えを子供に与えてしまいがちですが、
複数の選択肢を考えて、子供自身が選ぶことが大切なのです。
「どれがいいと思う?」と聞いて、
「これにする」と子供が決めたら、
「自分で決められたね」と認めてあげます。


 さて、最後に、失敗した責任を取らなければなりません。
この場合、どんな責任の取り方があるでしょう。
たとえば、お父さんが帰ってきたら報告するということです。
子供が自分で言えれば、それが一番です。
もしも、よその家のガラスなら、親がすっ飛んで弁償に
行きたくなるでしょうが、その前に子供が責任を取ることが必要です。


「その家の人に迷惑をかけっちゃったね。
ごめんなさいと言いに行けるかな?」と聞いて、
一人で行けると答えたなら、まずは子供に行ってもらいましょう。
ひとりでは行けないなら、
じゃあ、お母さんも一緒に行ってあげようか?」と
助け舟を出してあげましょう。
「でも、ごめんなさいと言うのはあなたよ」と、
はっきりさせておくことです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋


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22:48, Tuesday, Apr 08, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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