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「物をなくすたびに……」 4/12(土)
「内は忘れ物が多くて……」と共によく聞くのが、
「なくし物が多い」という声です。


そんなとき、
「どうしてなくしたの。この間も買ったばかりじゃないの!」
なんて叱りながら買ってあげていませんか。


 いくら怒られたって、なくしたら買ってもらえるのであれば、
子どもは困りません。
子どもとしては、お母さんが起っている間、
じっと首をすくめて我慢していればいいのですから。


 買ってあげるのをやめなさいと言っているわけではないのです。
なくせば自動的に買ってもらえる、
というしくみはよくないということです。


「ああ、なくしちゃったんだ。それは残念だったね」
これだけ言って、様子を見ていたらどうでしょう。
定規がないと困るのは子どものはずですから、
何もお母さん怒る必要はありません。


「定規がないと先生に叱られちゃうよ」
「それは困ったね。どうする?」
答えはあくまで、子どもに考えさせるのです。


「買ってよ。明日使うんだもん」
「でもねえ。なくすたびに買っていると、お金が
もったいないなあ。他にできることはないのかな」
「……もう一回、探す」
「じゃあ、一緒に探してあげようか」
こうやって探しても、出てこないかもしれません。
「お願いだから、買って」と子どもは頼んでくるでしょう。


 きちんと探した上で買ってほしいと自分から頼んできたのですから、
そこで買ってあげることもできるでしょうし、学校で
もう一度探したらどうかな、ということもできます。
一日や二日、定規なしで我慢してもらうのもいいでしょう。


 「定規がありません」と言ってぼんやりしているのではなく、
自分から誰かに「貸して」と交渉すればいいのです。


 買ってあげるなら、「もうなくさない」と
ただ約束させるのではなく、
どうやったらなくさずに使えるか、
自分なりの方法をかんがえてもらうことです。


 約束してもなくすものはなくしますが、
机の中をもう少し整理するとか、クラスと名前を書いておく、
定規や分度器・コンパスはいつも決まった袋に入れる、
などの工夫をすれば、少しは効果があるはずです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より





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12:03, Saturday, Apr 12, 2014 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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