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「無理な計画は止めずに、修正……」 5/12(月)
 子どもは、しばしば無理な計画を立てます。
一日の間に、とてもやれそうにないことを詰め込んだり、
夏休みに無謀なスケジュールを立てたりするのです。


「こんなに挑戦するの?
お母さんは、ちょっと減らしてもいいと思うけどなあ」
というぐらいの意見は言ってもいいでしょうが、
それでも子どもがやろうというのなら、
「無理に決まってるじゃないの」
と止めずに、
「じゃあ、がんばってみるといいよ」
とやらせてみるのがいいのではないでしょうか。


 たとえば「一日にドリルを10ページやって、
七月中に全部終わらせる」なんて言い出したら、
一週間ぐらい様子を見ればいいのです。
半分も終わらなかった、
ということになるかもしれません。


「無理だったみたいだね。計画を立てるときは、
もう少し余裕を持たせたほうがいいんじゃないかなあ。
もういっぺん計画を立て直してみようか」
「まだちょっときびしくないかな?大丈夫?」
そうやって一緒に考えて、もう一度やればいいのです。


「どうだった、今度の計画は?」と聞いてみて、
かなりやれたけどもうちょっと、ということなら、
再び計画を練り直せばいいでしょう。


  学校ではよく、「目標を立てないさい」
「計画表をつくりなさい」と指導しますが、
目標や計画を立てるだけではダメなのです。


 立てた計画を何度か修正しながら、
現実的な予定が組めるところまで持っていって、
「計画通りできたね」という
体験をさせることが大切なのです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

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15:52, Monday, May 12, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯