「チャレンジを恐れる子は……」 6/9(月)
チャレンジを恐れる子は、「理屈」より「たとえ話」で勇気づける
運動会の前日になると、「明日、いきたくないなあ」と
言い出す子がいます。
去年はかけっこでビリだったし、今年もビリになる。
恥ずかしいから運動会なんて休みたい、というわけです。
「全力を尽くして頑張ればいいんだから」
「参加することに意味があるんから、
ビリだって恥ずかしくないのよ」
そんな理屈を言っても始まりません。
恥ずかしくないのよと言ったって、
子どもは恥ずかしいのです。
「もしもビリになっちゃったら、
恥ずかしいと思っているんだね」と認めてあげます。
きっとビリになるから、ではなく、
「もしも」がポイントです。
それを分かってあげた上で、
お母さんの考えを話してあげるといいでしょう。
子どもを勇気づけるのには、理屈よりも、
たとえ話が役に立ちます。
マラソンで、ずっと遅れて最後に入ってきたランナーが
トラックを走り終えたとき、大きな拍手がわいたりするものです。
そんな話をしてあげて、
「速く走る人だけが拍手されるんじゃないんだね。
最後まで一生けんめい走った、
ということに人は感動するものなんだね」
と言ってあげてもいいでしょう。
もっといいのは、お母さん自身の
体験を話してあげることです。
「お母さんも、運動会の時だけビリになるのが
心配で行きたくなかったんだよ。
だけど、がんばって走ることにしたんだ、
そうしたらね……、ビリから二番目だったよ」
やってみたら一着だった、
なんて華々しいエピソードではなく、
子どもが少しがんばれば手の届きそうな結果にするのがコツです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

運動会の前日になると、「明日、いきたくないなあ」と
言い出す子がいます。
去年はかけっこでビリだったし、今年もビリになる。
恥ずかしいから運動会なんて休みたい、というわけです。
「全力を尽くして頑張ればいいんだから」
「参加することに意味があるんから、
ビリだって恥ずかしくないのよ」
そんな理屈を言っても始まりません。
恥ずかしくないのよと言ったって、
子どもは恥ずかしいのです。
「もしもビリになっちゃったら、
恥ずかしいと思っているんだね」と認めてあげます。
きっとビリになるから、ではなく、
「もしも」がポイントです。
それを分かってあげた上で、
お母さんの考えを話してあげるといいでしょう。
子どもを勇気づけるのには、理屈よりも、
たとえ話が役に立ちます。
マラソンで、ずっと遅れて最後に入ってきたランナーが
トラックを走り終えたとき、大きな拍手がわいたりするものです。
そんな話をしてあげて、
「速く走る人だけが拍手されるんじゃないんだね。
最後まで一生けんめい走った、
ということに人は感動するものなんだね」
と言ってあげてもいいでしょう。
もっといいのは、お母さん自身の
体験を話してあげることです。
「お母さんも、運動会の時だけビリになるのが
心配で行きたくなかったんだよ。
だけど、がんばって走ることにしたんだ、
そうしたらね……、ビリから二番目だったよ」
やってみたら一着だった、
なんて華々しいエピソードではなく、
子どもが少しがんばれば手の届きそうな結果にするのがコツです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋
