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「みんなに嫌われていると…」 6/19(木)
「みんなに嫌われていると悩む子には、
不安解消のヒントを与える」


最近、「みんなからきらわれているのかな?」
と気にすることは多いようです。


そんなとき、「そんなはずないよ」と答えがちですが、
ぜひこどもの話を聞いてみましょう。
「嫌われているって?どんなことがあったから、そう思ったの?」
「わからない。何となく」というのだったら、
「なんとなく思うんだ……。それじゃあ、
本当に嫌われているかどうかわからないね。
また何かあったら教えてね」
と言って様子を見ればいいでしょう。


「おはようって言っても、みんな答えてくれないんだ」
というのだったら、こんな手があります。
「おはようだけじゃ、もしかしたら、
自分に言われたと思ってなのかもしれないね。
今度は、『ヤマダさん、おはよう』って、
名前をつけて呼んでみたらどうかな」


名前をつけて呼んでも、「うるさいな、関係ないよ」って
顔をされたら、それは確かに嫌われているかもしれませんが、
そんなこと、めったにありません。


答えなかったからと言って、相手は自分をきらっているとは限らない、
ということを子供に教える必要があるのです。
もしも「ヤマダさんは何回呼んでも答えてくれなかったよ」
ということなら、「そうだったの。じゃあ、ヤマダさんはあなたのこと
きらっているのかもしれないね」ということになります。


どうしたらいいのでしょう?
「ヤマダさんと仲よくなりたいの?」と
気持ちを確かめてみたらどうでしょうか。
別にみんなに好かれなければいけない、
ということはないのです。


自分のことをきらう人だっているかもしれないし、
その人とわざわざ仲よくする必要もありません。
別のこと仲よくすればいいのです。


でも、その子のことが好きで仲よくしたいと思っているのなら、
「どうすれば仲良くなれるのかな」と考えてみる必要があります。


ところで、こういうとき、すっかり自信をなくして、
「私はみんなから嫌われているんだ」と言い出す子供がいます。
実際には、クラス中からきらわれている、
なんていうことはありえないし、
いつまでもずっときらわれているということもないのです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋
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08:38, Thursday, Jun 19, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯