「子どものものは子どもに選ばせて…」6/27(金)
子どものものは子どもに選ばせて、「自分で考える力を」つける
「こんな服、みっともないからイヤだ」
「目立つから友だちになんか言われちゃう」
……お母さんが着せようとした服を、
そうやって子どもがイヤがる場合があります。
「そんなこと言ってないで、
せっかく買ったんだから着なさい」
「みんなと一緒でなくてもいいじゃないの」
と言ってしまいがちですが、まず考えるべき問題は、
子どもが着たがるような服を買ってあげていないのでは、
ということです。
お母さんの趣味と、
子どもが着たい服とは同じとは限りません。
お母さん好みに仕立てようとしても、
そうはいかないのです。
「イヤだ」と言いだしたら、ちょうどいい機会。
今度からは一緒に買いに行って、
子供の意見を聞いて選ぶようにしたらどうでしょうか。
何もかも子どもの言うとおりにする必要はありません。
小さい子だと、次から次へとキャラクターものを
着たがったりするし、高学年になると、
大人の服以上に高価なブランド服などを欲しがる場合もありますが、
買えないものは買えないと言えばいいのです。
「これとこれだったら、どっちがいい」
というような聞き方もいいでしょう。
こうやって、子どもは自分で自分のものを責任を持って選ぶ、
ということを身につけられます。
「今は無理だけど、クリスマスまでがまんしてくれたら
かってあげられるかなあ」と、我慢を教えることも大切です。
次の問題は、「みんなに何か言われるといやだから着たくない」
という場合です。これをひっくり返したら、
何か言われなければ着たいということになります。
だとしたら、言われないような着方はあるか、
もしも言われたらどうするかを考えればいいわけです。
たとえば、ふだんの日とは違う機会に着るのはどうでしょう。
「日曜日に出かけるときに来てみようか」と提案することもできるし、
学校でも、遠足や演劇鑑賞会など特別なときに着るということも
できるでしょう。そうやって慣れてくれば、
ふつうに着るようになるかもしれません。
いずれにしても、子どもが「イヤだ」というものを、
お母さんの価値観で無理に丸めこもうとしないことです。
「どういう状況ならイヤでないかな」
ということを考えればいいのです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

「こんな服、みっともないからイヤだ」
「目立つから友だちになんか言われちゃう」
……お母さんが着せようとした服を、
そうやって子どもがイヤがる場合があります。
「そんなこと言ってないで、
せっかく買ったんだから着なさい」
「みんなと一緒でなくてもいいじゃないの」
と言ってしまいがちですが、まず考えるべき問題は、
子どもが着たがるような服を買ってあげていないのでは、
ということです。
お母さんの趣味と、
子どもが着たい服とは同じとは限りません。
お母さん好みに仕立てようとしても、
そうはいかないのです。
「イヤだ」と言いだしたら、ちょうどいい機会。
今度からは一緒に買いに行って、
子供の意見を聞いて選ぶようにしたらどうでしょうか。
何もかも子どもの言うとおりにする必要はありません。
小さい子だと、次から次へとキャラクターものを
着たがったりするし、高学年になると、
大人の服以上に高価なブランド服などを欲しがる場合もありますが、
買えないものは買えないと言えばいいのです。
「これとこれだったら、どっちがいい」
というような聞き方もいいでしょう。
こうやって、子どもは自分で自分のものを責任を持って選ぶ、
ということを身につけられます。
「今は無理だけど、クリスマスまでがまんしてくれたら
かってあげられるかなあ」と、我慢を教えることも大切です。
次の問題は、「みんなに何か言われるといやだから着たくない」
という場合です。これをひっくり返したら、
何か言われなければ着たいということになります。
だとしたら、言われないような着方はあるか、
もしも言われたらどうするかを考えればいいわけです。
たとえば、ふだんの日とは違う機会に着るのはどうでしょう。
「日曜日に出かけるときに来てみようか」と提案することもできるし、
学校でも、遠足や演劇鑑賞会など特別なときに着るということも
できるでしょう。そうやって慣れてくれば、
ふつうに着るようになるかもしれません。
いずれにしても、子どもが「イヤだ」というものを、
お母さんの価値観で無理に丸めこもうとしないことです。
「どういう状況ならイヤでないかな」
ということを考えればいいのです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋
