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「謝ること」ではなく…… 7/5(土)
「謝ること」ではなく、「あやまる気持ち」を育てる

子どもが友だちを泣かせてしまい、相手のお母さんから、
「うちの子が泣いて帰ってきたんですよ」
なんて言われて、あわてて謝りに行くお母さんがいます。


その前に、まず子どもに話を聞いてみましょう。
泣かせようとして思ってわざと泣かせた、
なんていう場合は少ないものです。


たとえば、チームに分かれて遊んでいて、
なんとか勝ちたいあまりに、「お前ぐずぐずするなよ!」
「バカ!あっちへ行ってろ」なんてことに
なってしまったのかもしれません。


親が最初から「正直に言いなさい!」
なんて怖い顔をしていると、
子どもは自分の都合の悪いことは隠すものですが、
お母さんは最初から叱ろうと思っているわけじゃない、
失敗してもいいんだよと言ってくれる、
と言う信頼関係があると、
「実はこういうことで失敗しちゃったんだ」
と話してくれるものなのです。


「勝とうと思って一生けんめいになっちゃたんだね。
だけど、リーダーとしてみんなにがんばってもらうためには、
そうやって怒鳴るんじゃなくて、もうちょっと
別の方法のほうがよかったんじゃないかな」
と言いてあげるといいでしょう。


では、泣いてしまった子供に対しては、
どうしたらいいでしょうか。
「僕、あやまる」と答えた場合には、
「そうだね。じゃあ、そのときに、今度からはこうするよ、
って言ってあげるといいね」と教えてあげましょう。


子どもを飛び越して親があやまってしまったり、
無理やり連れて行ってあやまらせるのではなく、
子ども自身が「あやまろう」と決められることが
大切なのです。「僕、悪くないよ。がんばっただけだもん」
と言い張るかもしれません。


「じゃあ、あなたが逆の立場だったらどうかなあ。
そんなふうに言われたら、どんな気持ちになるかなあ」
「お母さんとしては、そういうときがあったときに、
友だちにちゃんとごめんと言えたらうれしいなあ」
……そうやった、しばらく時間をとったらどうでしょうか。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋



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07:56, Saturday, Jul 05, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯