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「外見のコンプレックスも…」7/18(金)
「外見のコンプレックスも、親の無条件の愛さえあれば大丈夫」

友だちの中には、いろんなことを言う子がいます。
「デブ」「ブス」なんて悪口は、昔からの常套句です。
状況によっては、言われた子供はかなり傷つきます。
傷つくまで行かなくても、イヤな思いをするのは確かです。


子どもが「ブスと言われた。私、こんな鼻、イヤだなあ」
と悩んでいたら、「あなたの目はきれいよ。お母さん、大好きだなあ」
と言ってあげましょう。目でなくても何でもいいのです。
お母さんがその子を大好きだと言ってあげれば。


子どもが自分のことを好きになるためには、
親から無条件に認めてもらうことが必要です。
自分のことが好きな子供は、
外見について何か言われてもイヤな思いをしても、
それで自分をきらいになったりしないもの。
「ノダ君が、すぐ人のことをブスっていうのはイヤだなあ」
とは感じても、「私はブスだからダメなんだ……」
とは思わないものなのです。


お母さんとしては、こんなふうに言ってあげるのもいいでしょう。
「そんなふうに言われるのはイヤなもんだよね。
もしもあなたが他のこのことをデブとかブスとか言ったとしたら、
お母さんは悲しくなっちゃうけど、
あなたが言ったんじゃなくてよかった。
お母さんはあなたのこと、大好きだよ」
デブだと言われて、「やせたい」と言いだす子どももいます。


カロリーの高いオヤツばかり詰め込みすぎて肥満になって
いる子どもの場合だったら、「じゃあ、お母さんも協力しようか」
と、栄養のバランスをもっと考えてあげるとよいでしょう。


けれど、なにしろ、不健康なほどやせているのが流行る時代です。
テレビや雑誌を観ても、小学生が憧れる十代の歌手やタレントは、
みんなガリガリと言っていいほどの体型。
それをいつも目にして、「私だってやせたい」と言いだす
子どもの気持ちはわからないわけではありませんが、
「やせていないからダメ」なのでは決してないことを
子どもに理解させてあげることは何より大切です。


今では、小学生のうちから無理なダイエットをして
摂食障害になる子どもだっているのですから。
成長期の子どもにとって、体がバランスよく伸びていくには、
十分な栄養が必要です。脳にだって栄養がいるのです。


「やせるために一番いいのは運動だよ」
と言ってあげたらどうでしょうか。
たとえば万歩計でも買ってきてあげて、
一日何歩歩けたか調べてみるのもいいかもしれません。
「がんばってこのぐらい歩くと、少しやせるかなあ。
あの女優さんもウォーキングしてるんだって」
と勇気づけてあげるのも一つのアイデアです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

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05:02, Friday, Jul 18, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯