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「いじめには『お母さんは……」7/25(金)
「いじめには『お母さんはあなたの味方』と態度で伝える」

いじめにあっている子どもは、
そのことをなかなか言わないものです。
何か変だなと思ったら、
「お母さん、心配だから、
何かできることがあったら言ってね」
と声をかけて数日は見守りましょう。


無理に聞き出そうとするのではなく、
「心配している」「助けになりたい」
と言ってあげることで、
子どもは話す気持ちになります。


実はいじめられていた、とわかったときは、
まず、子どもの気持ちを受け止めてあげてください。
「よく話してくれたね」
「それは本当につらかったね」
こんなふうに言ってあげてください。


くれぐれも、「なんで早く話さなかったの」
「あなたにもどこか悪いことがあるんじゃないの」
「いじめなんかに負けるな」のように、
責める言葉を口にしないこと。


いじめを受けた子どもは、
「自分はいてはいけないんだ」
という思いに追い詰められています。


ですから、「お母さんはあなたの味方だよ」
ということを言葉と態度で伝えて、
十分に話を聞いてあげることが必要なのです。
その上で、子どもに確認してください。
「お母さん、先生に相談に行きたいと思うんだけど、どうかな?」


子どもは「自分でなんとかする」というかもしれません。
それならしばらく見守ってもいいし、
そこでもう一度、こんなふうに話してもいいでしょう。


「じゃあ、あなたも自分で也てみるんだね。
それなら、あなたから頼まれたんじゃなくて、
このことはクラス全体の問題だから、他の子のためにも、
お母さんが先生と話しておきたいけど、いいかな?」


先生には、こんなお願いのしかたをする一番いいと思います。
「うちの子どもがいじめられていて、
とてもつらい思いをしています。
このクラスから、そういうことがなくなるために、
私に何かできることがあったら協力させてください」


子どもの代わりに全部やってしまうのではなく、
「どうしたらいいか、あなたも考えて。
お母さんも考えるし、先生にも考えてもらうから」
ということです。


いじめている側の子どもの親と連絡をとる、
というのも有効な方法です。
いじめている側の子どもの親も、
たいていは困っているのです。


決して「うちの子に何したんですか!」
と責めるのではなく、
子どもたちのことで相談したい、
という形で話をして、
お茶でも飲みながら情報を交換し、
気軽に連絡をとりあえる関係をつくることが大切です。


小学校ぐらいの間は、
親同士が仲良くなると、
子どものいじめもやむことが多いのです。

「子どもの『くじけない心』育てる本」より抜粋

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06:12, Friday, Jul 25, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯